紅茶のおかわりはいかがですか?(GJ部二次創作に移行しました) 作:橘田 露草
くーさんこと露草です。
UAもうすぐ200ということでちょっとテンションが上がっています~!
毎日投稿できないのにこれだけの方に読んでいただけていることに感謝感激雨嵐という感じですよ。
これからもよろしくお願いします<(_ _)>
後報告です。
この小説では、報告せずに過去編をやろうと思っています。
実験とみなさんにちょっとしたいたずらってことで(笑)
では、本編をどうぞ!
長くなりそうなので分けました(笑)
仔犬が入寮した次の日。
仔犬は、夕食を作る風羽の手伝いをしていた。
明日からは、仔犬も食事作りのローテーションに入るため、今日の担当の風羽の手伝いをしていた。
「えっと、スプーンってどこです…かな?」
「そこの引き出しですよ~。」
まだ食器や鍋などの配置は覚えていないため聞きながら作業する。
風羽からは名前で呼んでいいと言われたが、年下とはいえ照れくさい。
敬語にしようかどうかも迷うくらいだ。
もうすぐ春休みも終わり、中学に入学するため少しは慣れておきたいが。
「あれ、雛森さん違いますよ~。」
「え、何が?」
教えてもらった引き出しから出したのに、咎められる。
「4つじゃなくて、5つですよ~。」
「え、でも。」
仔犬と風鈴と御籤と風羽。
全員で4人で合っている。
「希さんの分も用意しないと怒られちゃいますよ~。」
「の、希さん?」
初めて聞いた名前に仔犬は戸惑う。
「あれ?雛森さんに教えませんでしたっけ?ここにはもう1人いるんですよ~。」
「あ、もしかして…。」
部屋の1つが鍵付きだったのを仔犬は思い出した。
他の部屋には鍵はついていない。
「開かずの扉は開かない。」
「へ?」
急に風羽が格言みたいなことを言う。
「姉さまが言ってたんですよ~。だから希さんの部屋は開かずの扉って呼ばれてます。」
「開かずの扉ねぇ…。」
スプーンをもう1つ出しながら仔犬は言う。
まるで宝の部屋みたいだなと思う。
風羽は作ったカレーを手早く皿に入れお盆に乗せる。
「じゃあ、希さんにおいてきますね~。」
「あ、うん。こっちは後はやっておくよ。」
「はい、お願いします~。」
風羽が台所を出ていく。
仔犬は他のみんなのカレーをよそいながら、希のことが頭から離れなかった。
次の日の夕食。
風羽が持って行くと言ってくれたが、それを断り自分で持って行く。
扉の前で深呼吸し、風羽ちゃんから言われた通り、2回ノックする。
「希さん、夕食ですよー。」
返事はない。
これも風羽から言われていたこと。
「置いておきますねー。」
持ってきたスパゲティーを乗せたお盆を床に置く。
1時間後取りに来たら仔犬の仕事は終わり。
でも、最後に一言だけ足しておく。
「あったかいうちに食べてくださいねー。」
それだけ言って階段を降りる。
そして、みんなと一緒に夕食を食べた。
みんなおいしいおいしいと言ってくれたのが仔犬はすごく嬉しかった。
1時間後、お皿を回収しに行くとスパゲティーも付け合わせのサラダとスープも完食していた。
ちょっと嬉しくなり、台所に行くと皿を洗っていた風羽が驚いた顔をする。
「希さん、全部食べたんですか~!」
「?いつもは違うの?」
「いつもは半分ぐらいしか食べてくれないんですよ~。」
眉毛を下げ、少し困った顔をして笑う風羽。
しかし、聞いた話は仔犬には意外だった。
「もしかしたら、雛森さんのご飯が好きなのかもですね~。すごくおいしかったですし。」
「そう…なのかな?」
そうなら少し嬉しい。
もしかしたら開かずの扉を開けるかもしれない。
☆その時食堂では…
風鈴「アイツ飯作るのウマかったんだな。」
御籤「今朝見たけど、家事も完璧だね。」
風羽「色々手伝ってもらっちゃいました~。」
風鈴「よし、アイツこの寮の家事担当決定な。」