紅茶のおかわりはいかがですか?(GJ部二次創作に移行しました) 作:橘田 露草
くーさんこと露草です。
急に寒くなってきましたね~。
皆様お風邪を引いてはございませんでしょうか?と、丁寧に言ってみました(笑)
僕は毎年インフルやってるんですよね。
でも注射はしない!怖いから!
ともあれ、体調にはお気を付けくださいです♪(^^)
では、紅茶52話どうぞ!(^ω^)
夏の暑さが残るある日の休日。
仔犬たちがリビングでのんびりと過ごしていると、突然、風鈴が口を開いた。
「おまえって希に懐かれているよな。」
「……へ?」
誰に言っているのだろうと、思わず仔犬が顔を上げる。
風鈴は仔犬をじっと見ていた。
「えっと、僕ですか?」
「お前以外に誰がいるんだよ。」
「えっと、風羽ちゃんとか?」
最年少で元気な風羽と物静かで控えめな希は意外と仲がいい。
そう思って言ってみたのだが。
「風羽もだけどよ、おまえがダントツだろ。」
「そうなんですかねー?」
「おまえ気づいてないかもしれないけどな、アイツいつもおまえの右側に座るんだよ。」
「そうなんですか?」
それは気づかなかった。
そういえば、ご飯の時も、希の部屋にいる時も、このリビングでのんびりしている時も希の定位置は右側の席だ。
偶然だと思って気にも留めてなかった。
「ほら、おまえに懐いてるだろ。」
「というか、その懐いてるってやめてくださいよー。何かペットみたいです。」
「なーミク!おまえは何か無いのか?アイツが懐いてるって情報。」
仔犬の言葉を無視して、御籤に話しかける。
御籤は読んでいた英語で書かれたタイトルすらわからない本を閉じた。
「ふむ、主観的な観測になるけど、希くんが名前を呼ぶのは、ワンコくんが8割、風羽くんが1割9分、残りの1分を風鈴と私が分け合うというように思えるね。」
「あんましゃべんないしなー。別に仲悪いわけじゃないから安心しろよ、ワンコ。」
「あ、はい。」
最後のは仔犬に気を使ったのか、風鈴が付け加える。
それにしてもこれも意外な情報だった。
同じ中学の先輩後輩という以外にも漫画家と手伝いという関係でもあるからだろうか。
「後は、咄嗟の時にワンコくんに頼るような印象を受けるね。それが彼に解決できるかを度外視にして。」
「あー、よく見るなそれ。さすがに中二の問題を後輩に聞いてもわかるわけないのにな。」
確かに授業でわからないことがあるとすぐに仔犬の部屋を訪ねてくる気がする。
希のは特別に難易度を下げてあるようなので仔犬も何とか解けるが、たまにわからなくて御籤に聞いてしまう。
「ほら、やっぱりあいつお前に懐いてんじゃん。」
「そう……なんですかね?」
だんだんそんな気がしてきた。
と、リビングのドアが開いた。
そしておぼんを持った風羽が入ってきた。
「お茶淹れてきましたよ~。」
「あっ、ありがとう風羽ちゃん。おぼん貰うよ。」
「ありがとうございます~。」
風羽からお茶の載ったおぼんを受け取り、お茶を配る。
一口飲むと、甘い香りと仄かな苦みがした。
相変わらず風羽の淹れるお茶はおいしい。
「なあ、風羽。おまえは希がワンコに懐いてるって話何かないか?」
「ちょ、風羽ちゃんにも聞くんですか?」
「当たり前だろ。で、どうなんだ風羽。」
風羽は少しの間きょとんとした後、またいつもの笑顔になった。
「希さんとワンちゃん仲良しですよね~。」
天使はいつでも天使だった。
「そーゆーんじゃなくて、コイツらがいちゃいちゃしてた情報だよ。」
「いちゃいちゃはしてませんよー。」
「う~ん、そうですね~。」
風羽はちょっと考えた後、ぽんっと手を打った。
「あっ、昨日わたしが帰った時、ワンちゃんが希さんにお菓子をあーんしていました。」
「ぶっ!?」
風羽の言葉に思わず、吹き出す仔犬。
にやにやと風鈴がこっちを見てくる。
「おまえ何寮でいちゃいちゃしてんだよ。」
「いちゃいちゃはしてませんって!あの時は希さんが体育で手を痛めたって言ってたので、あーんしてあげただけですよ!」
慌てて弁解する。
というか見られていたのか。
「そうだったんですか~。」
「ま、そんなことだろーな。」
「ふむ……、そういったやり方もあるんだね。」
反応は三者三様。
だが、とりあえず信じてもらえたようだ。
そういえば、あの後夕食では普通に箸を使っていたが治ったのだろうか。
「やっぱりアイツはおまえに懐いてるだろ。アレだな、ご主人様とペットの主従関係ってやつだな。」
「何か変な関係みたいなのでやめてくださいー。」
そういう言い方をされると、別の意味に聞こえてしまう。
「は?何で変な関係なんだよ。」
意味が分かっていないのか、風鈴は首を傾げる。
御籤はわかったのか仄かに顔を赤らめ、風羽はいつも通りにこにこしてる。
「というわけでだ!」
風鈴が突然大声を出す。
「今日から私たちにもあーんするように!」
「へ?」
突然の宣言に理解が追い付かない。
「ふむ、これはまたローテーションを決めないといけないね。」
「じゃあ、後でお菓子作っておきますね~。」
あっちはあっちで勝手に決められていた。
「ただいま……ってどうかしたんですか……?」
学校の保健室に行っていた希が帰ってきた。
「あ、希さんおかえりなさい。手大丈夫でしたか?」
「あ、うん。異常なかったよ。あ、でも。」
希が仔犬に近づいてくる。
仄かに顔が赤い気がするのは気のせいだろうか。
「まだちょっとだけ手が痛いからまたあーんして欲しいな……?」
結局、今日は初回ということで全員にあーんすることになった。
夕飯がいつもの2倍近く掛かったのは言うまでもなかった。
あーんしたいよぉぉぉぉぉぉ~!!
なんで仔犬くんはできて僕はできないんですか~!
募集しますか!?感想欄で疑似あーんでもやりますか!?(暴走中
……失礼心の声が出てしまいました(^^;
次回は生徒会のお二人ですかね~。
今回があーんだけに、類斗くんとのアッー!も面白そうですが(笑)
どちらになるか予想してみてください♪(^^)
目標は明日ですが、さてどうなるでしょう?(不敵な笑み
次回もよろしくお願いします(^ω^)