紅茶のおかわりはいかがですか?(GJ部二次創作に移行しました)   作:橘田 露草

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こんにちは!
くーさんこと露草です。

話すことマジでないなぁ…(^^;)
えっと、ぼくの中学の時の黒歴史でも話しましょうか?
え、いらない?でしょうね!

はじまりまーす(^^



開かずの扉の開き方②

「希さんってどういう方なんですか?」

 

朝ごはんの時間。

仔犬は風鈴のおかわりをよそいながら質問する。

あの後、風鈴から家事担当を命じられ、今日の朝ごはんも仔犬が作った。

 

「何だよ惚れたか?」

「まだ顔も知らない方ですよー。」

 

風鈴はにやにやとしながら仔犬をからかう。

 

「風鈴、からかうのはよくないよ。」

「何だよ、ミクは相変わらずまじめだな。」

 

御籤がたしなめるが、風鈴はにやにや顔をやめない。

風鈴は御籤をミクとあだ名で呼ぶ。

御籤は風鈴を風鈴と名前で呼ぶ。

その関係がどこかうらやましく、自分も早く名前で呼べるようにならなくてはと思ってしまう。

 

「希くんは、キミの1学年上だね。確か去年入ってきたのだったかな。」

「あ、中等部の先輩だったんですか。」

 

仔犬の1学年上ということは中等部2年生だ。

 

「ただ、学校には行ってないみたいだけどね。」

「え?それってまさか。」

「ヒッキーだよ。ヒッキー。」

 

身もふたもないことを言う風鈴。

だが、それで仔犬は納得した。

 

「その…なんで引きこもっているんですか?」

「さあね。プライベートに関わることだし、さすがにそこまでは知らないよ。」

 

仔犬が聞くも、御籤も事情は知らないようだ。

もしかしたら、あえて教えないのかもしれないが。

 

「知りたいなら自分で聞けよ。」

 

食後のお茶を飲みながら風鈴が言う。

突き放すような言い方だったが、仔犬は諦めるつもりはなかった。

 

 

 

決心したもののなかなか話す機会は訪れず、学校も始まり今日は日曜日。

いつの間にか入寮から一週間以上が経ってしまっていた。

 

「はあ…、どうすればいいかな…。」

 

夕方。

畳んだ洗濯物を運びながら仔犬はため息をつく。

洗濯物は部屋の前に置いておき、仔犬が洗って畳んだらまた部屋の前に戻すというのが前に聞いたこの寮のルールらしい。

各部屋に服を置きに行くため、仔犬は階段を上っていた。

 

「ない…ないよぉ…。」

「ん?」

 

ふと小さな声が聞こえた。

風鈴と御籤はまだ帰ってきてない。

風羽は下で、さっき使ったティーセットやケーキを作るのに使った道具を洗っているはずだ。

もしや泥棒かと思い、警戒する。

 

「どこにいっちゃったんだろう…。」

 

そこにいたのは泥棒ではなく、白い髪をツインテールにした小柄な女の子だった。

何かを探しているのかしゃがみこんで床を見ている。

しかし、仔犬には見覚えがない。

 

「っ!?だれ!?」

 

仔犬の姿に気が付いたのか少女が見てくる。

 

「え、男の子!?ここ女子寮なのに…。」

 

驚く少女。

やっぱり仔犬には見覚えがない女の子だ。

だが、もしかしてという人はいる。

 

「の、希さん…?」

 

仔犬の言葉に驚く少女。

 

「なんで私の名前…!ひ、ひいっ!?」

「あ、ちょっと!?」

 

おびえた様子で慌てて少女は部屋に戻ってしまう。

はじめましては最悪の形で終わってしまった。

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