紅茶のおかわりはいかがですか?(GJ部二次創作に移行しました) 作:橘田 露草
くーさんこと露草です。
今回は62話にして初のリクエストです!(*^^*)
正確にはリクエストじゃないかもですが、細かいことはいいのです(笑)
もしも今回のが面白いと思っていただけたらぜひアイデアをお願いします!
ヒロイン指定があればかまいませんし、なかったら僕が書きやすい子を選びます。
感想でも活動報告でもメッセージでもいいので募集してま~す(≧ω≦)
では、「紅茶」62話どうぞ! (*ゝω・*)
ある日の夜。
いつものくちなし寮。
「王様だーれだ!」
風鈴の声でみんな自分の割り箸を見る。
希はおずおずと手を挙げる。
「わ、私です……。えっと、じゃあ4番の人が王様にお茶を淹れてくるでお願いします。」
「あ、わたしです~。行ってきますね~。」
4番だった風羽が希のマグカップを持って台所に行く。
すぐに温かい紅茶を持ってくる。
「はい、希さんどうぞ~。」
「ごめんね。風羽ちゃん。」
王様なのに申し訳なさそうな顔をする希。
「おい風羽、今の希は王様だぞ。ちゃんと敬えよ。」
「あっ、そうでした~。王様お茶をどうぞ~。」
「や、やめて。恥ずかしいよ……。」
にこにこと笑う風羽と顔を少し赤くする希。
性格は全然違っても仲良しな2人に仔犬もクスッとなる。
なぜ王様ゲームをやっているのか、それは15分前に遡る。
「王様ゲームやるぞ!」
夕食の後のまったりタイム。
仔犬が風羽とともにお皿を洗っていると、突如風鈴が大声でそう言った。
「姉さま、王様ゲームってですか~?」
王様ゲームを知らないらしい風羽が風鈴に聞く。
風鈴はなぜか胸を張る。
「王様ゲームっていうのはな、王様になったヤツが臣下をいじめるんだ。」
「え~、いじめはよくないですよ~。」
「寮長!純粋な風羽ちゃんに嘘を教えないでください!」
風鈴から風羽を守るため、前に立ち手を広げる。
風鈴はすでに飽きたらしく標的を変える。
「おいミク、希。おまえらはやるだろ?」
「私は構わないけど。」
「私も今日はやることありませんし。」
「よし、ミク割り箸を用意しろ!」
ゲーム好きの御籤と用事のない希は乗り気なようだ。
慌てて仔犬が止める。
「ダメですよ!子供もいるのにいくないです!」
「おまえも子供だろーが。というか、別に年齢関係ないだろこのゲーム。」
「でも……。」
「だったら、おまえが王様になって終了宣言すりゃいーだろ。」
そう言われ、仕方なく頷いてしまった。
それから7周したが、まだ仔犬は王様になれてなかった。
今のところ軽いのばかりだが、早めに止めた方がいいだろう。
「よし、王様だーれだ!」
一斉に割り箸を引く。
仔犬が引いたのは2番。
また王様になれなかった。
「私だね。」
御籤が手を挙げる。
そして、暫し悩んだ後。
「じゃあ、1番と2番はゲーム終了まで手をつなぐ、でどうだろう?」
「ええ!?」
4周目にして初めて当たってしまった。
そして1番は。
「その反応はワンコみてーだな。で、1番は?」
「わ、私です……。」
希が手を挙げる。
ゲーム終了までということは、仔犬が王様になるか風羽が寝る時間になるまで。
下手をすると、後1時間以上繋いだままだ。
「よし、風羽!おまえ席動け!こっち来い!」
「わかりました~!」
仔犬の隣にいた風羽が動き、希がやってくる。
そして、恐る恐る手を伸ばす。
「じゃ、じゃあお願いします。」
「あっ、はい。」
ギュッと手を握る。
「ふわっ!?」
変な声を上げる希に仔犬もどきまぎする。
「ご、ごめんなさい強かったですか?」
「う、ううん……。男の子の手だなぁって思って。」
顔を赤くしながらも嬉しそうな希。
仔犬は赤い顔を見られるのが恥ずかしくて顔を背けてしまう。
結局は反対の隣の風鈴にからかわれるのだが。
「よし、王様だーれだ!」
右手がふさがっているため、左手で引く。
引いた数字はまた2番だった。
「おっ、私だな。」
王様は風鈴のようだ。
にやにやと仔犬の方を向いてくる。
「おいワンコ。おまえ1番か?それとも2番か?」
「ちょ!?それルール違反じゃないですか!?」
審判役でもある御籤に文句を言う。
「心理戦の一種だからルール違反とは言いにくいかな?とはいえ、風鈴。女の子としてやめなさい。」
「わーったよ。」
御籤に注意され、頬を膨らませる風鈴。
「じゃあ、2番が4番が膝だっこな。」
また仔犬が当たった。
さすがにインチキじゃないかと物言いする。
「寮長見ましたよね!」
「見てねーよ。おまえがわかりやす過ぎるんだ。」
「さすがに証拠不十分だね。」
今度は御籤も守ってくれなかった。
仔犬も仕方なく矛を収める。
「で、4番誰だよ?」
「あ、わたしです~!」
風羽が嬉しそうに手を挙げる。
仔犬はちょっとだけ安心する。
風羽なら子供だし、軽いから大丈夫だろう。
トトトっと仔犬の元によって来る。
「あっ、ワンちゃんあぐらになってくれますか~?」
「あ、うん。」
「じゃあ、失礼しますね。」
風羽が仔犬の膝に乗る。
想像通りめちゃくちゃ軽い。
「おいワンコ。手を風羽に回せよ。」
「はい。」
右手は希と手を繋いだままなので、左手で抱きしめる。
風羽のお腹は子供らしく柔らかく、体温が高かった。
「おーおー、なかなかカオスになっているなぁ。」
「そう思うなら手加減してくださいよー。」
右手は希、左手と膝は風羽でふさがっている。
一見したら相当の遊び人のようだ。
「よし、王様だーれだ!」
ちょっとだけ左手を離して割り箸をとる。
風羽の番号を見ないように番号を確認する。
番号はまたまた2番だった。
「また私だな。」
風鈴が手を挙げる。
仔犬が0回なのに対し、風鈴はすでに3回目だ。
「じゃあ、2番と3番がフレンチキスでどーだ!」
また、仔犬が当たった。
「な、な、な……!?」
驚愕の顔をしている御籤。
どうやら3番は彼女らしい。
だがキスとはいえ、フレンチキスならそこまでではないだろう。
「えっと、寮長。ほっぺでいいですよね?」
「フレンチなんだから口でいいだろー。それにあいつファーストキスじゃないし。」
「ええ!?そうなんですか御籤さん!?」
「違う!最初にしたのが風鈴というだけで、男の子とするのは初めてだ!……じゃなくてさすがにダメだろう!?」
真っ赤になりそう言う御籤。
「ダメだ!王様の言うことは絶対なんだぞ!」
「くっ……。」
「別におまえがいやならやめてもいいぞ。ただし、おまえの負けになるけどな。」
風鈴がそう煽る。
幼なじみのため、ゲーム好きの御籤がそう言われたら引き下がれないのを知っている。
そして、風鈴の予想通り。
「し、仕方ない。いいかなワンコくん!」
「別に負けてもいいんじゃ……。」
「それはできない!」
「で、でも……」
「いいから!男なら覚悟を決めたまえ!」
もはや御籤自身自分が何を言っているのかわかっていない。
自棄になったように、仔犬の顔に手を添える。
徐々に2人の顔が近づく。
うるさいほど響く心臓の鼓動はどちらのものか。
そして。
「んっ!」
唇に触れ、一瞬だけ咥内をなめられた。
そして、すぐに御籤は離れた。
「はあはあ……。こ、これで許してくれ。」
「お、おまえなにやってんだよ!?フレンチキスだからちょっとつけるだけだろ!?」
爆発するのではないかと言うほど真っ赤になった御籤。
予想外の大人なキスを見て、自分の命令なのに風鈴も狼狽する。
仔犬もまた状況が呑み込めず、ぼぉーとなめられた口を押えていた。
ようやく落ち着いた御籤が恨めしそうに2人を見る。
「……ちなみにフレンチキスは、ディ、ディープキスのことだ。ちょっとつけるのはバードキスだろう。」
また少し赤くなりながら知識を披露する。
仔犬も風鈴も勘違いしていた。
「じゃ、じゃあ解散するか。」
結局これ以上はやめようとなり、風鈴が終了宣言した。
次の日の朝、顔を合わせた仔犬と御籤は目が合わせられなかったという。
意外とフレンチキスの意味を勘違いしている人が多いようで(^^)
初めて知った時は、自分が人生で「フレンチキスをしよう」という機会に恵まれなかったことに本気で感謝しました(^^;
下手したら青い制服のお兄ちゃんにお世話になるところでした(笑)
前書きにも書きましたが、いかがでしたでしょうか?
Rの壁を超えそうなものはダメですが、もし考えていただけたら頑張って書きますよ~。
ではまた次回もよろ!です(*^^*)