紅茶のおかわりはいかがですか?(GJ部二次創作に移行しました) 作:橘田 露草
くーさんこと露草です。
少しずつあったかくなってきたかなという気がしないでもないですね~。
そろそろコートがきつくなってきたかもですが、僕はコートを手放すことはありません!
なぜならば……コートを着た主人公かっけーな人だからです私は(笑)
え、中二病ですよ?もう7年前なのにいまだ脳内中二病ですよ私?
というわけで、恋ができない中二病な僕をこれからもお願いします<(_ _)>
なんの挨拶でしょうね、これ(^^;
では、「紅茶」64話スタートです!(*^^*)
あ、下にお知らせがあります。
ある日の学園。
仔犬は用事のため初等部のグラウンドに向かって歩いていた。
中等部は初等部よりも終わるのが遅くすでに待たせてしまっている。
ちょっとだけ早歩きする。
「あっ、ワンちゃん!こっちですよ~。」
グラウンドに近づくと風羽が仔犬に手を振っていた。
彼女が待ち合わせの人だ。
「ごめん、遅くなっちゃったね。」
「いえいえ~。みんな向こうにいますから~。」
風羽に手を引かれ、グラウンドを歩く。
すると、たくさんの小学生がいた。
男の子も女の子もいる。
「あっ、お兄ちゃん来たよ!」
仔犬に気づいた女の子が指を指す。
すると、他の子たちも気づいたようで仔犬に手を振る。
「兄ちゃん遅せーぞ!」
「うわっ!?ごめんごめん。」
1人の男の子がそう言いながら仔犬に飛びかかる。
それについで他の子たちも仔犬の周りに集まってきた。
彼らは風羽と同じクラスの子たちだ。
前に風羽に誘われて一緒に遊んだのだが、懐かれたのか風羽にまた遊んで欲しいとお願いしたらしい。
「あっ、ちょ、ちょっと痛い!」
男の子がポカポカ殴ってくる。
子供たちにしてみればじゃれているだけだろうが、手加減なしなので結構痛い。
それに気付いた風羽が止めようとする。
「あの……」
「もうっ、けいたくん!仔犬お兄ちゃんが痛がってるよ!」
だが、それより先に女の子が止めてくれた。
「あっ、ごめん兄ちゃん……。」
「ん、大丈夫だよけいたくん。ゆかちゃんもありがとね。」
謝るけいたの頭を撫で、女の子にお礼を言う。
ゆかと呼ばれた少女はぱあっと目を輝かせる。
「仔犬お兄ちゃんわたしの名前覚えてくれたんだ!」
「え?うん。そりゃもちろんだけど。」
「うれしい~!」
けいたを止めたはずのゆかまで飛びついてくる。
「痛たた!?ちょ、ゆかちゃん!?」
「仔犬お兄ちゃ~ん♪」
そんな風にもみくちゃになっている仔犬を見ながら風羽は嬉しそうに笑った。
けれど、ちょっとだけ寂しい気がした。
「じゃあ、鬼ごっこやるぞ!じゃんけんして分かれろ!」
ようやく落ち着いた頃、けいたの一声でみんなじゃんけんをする。
じゃんけんしようと風羽が仔犬に近づく。
「あの、ワンちゃん」
「おい、兄ちゃん!俺とじゃんけんしようぜ!」
だが、それより先に他の男子が仔犬とじゃんけんしてしまう。
「風羽ちゃん、まだじゃんけんしてないならわたしとしよう?」
「あ、えっと……はい。」
結局、風羽は他の女の子とじゃんけんをした。
「1、2、3……。」
鬼となった子たちが数える中、逃げる方になった仔犬は逃げていた。
だが、相手は小学生。
さすがに本気で逃げるわけにはいかず適当に逃げて捕まろうかなと思っていた。
「あっ、ワンちゃん~!」
隠れ場所を探していると、風羽に会った。
「風羽ちゃんも逃げる方だったんだ。」
「はい!」
にこにこと笑顔で近づいてくる風羽。
だが、仔犬はちょっとだけ違和感を感じた。
「風羽ちゃんどうかした?」
「え?」
仔犬の言葉に不思議そうな顔をする風羽。
「いや、何というかちょっとだけいつもとちがうなって。」
「……」
「風羽ちゃん?やっぱり具合でも悪い?」
心配そうな仔犬の声にはっとなる風羽。
「い、いえ、大丈夫ですよ~。それよりどっか隠れましょうか。」
いつもの笑顔でそう返され、仔犬も勘違いだったかと思う。
「ん、そうだね。どっかいい場所ある?」
「えっと……あっ、いい場所がありますよ~。」
そう言う風羽に付いて行くと彼女はグラウンドの隅にある建物に入った。
ここはハードルやボールの置いてある体育用具室だ。
「ここなら隠れられますよ~。」
そう言いながら電気をつけドアを閉める風羽。
窓もない密室なので、電気をつけないと全く見えない。
「でもここはさすがにルール違反じゃないかな。」
用具室に隠れてしまったら子供たちでは見つけるのは困難だろう。
せっかくの風羽の提案だが、これでは他の子供に申し訳ない。
「風羽ちゃん外に出ようか……」
そう仔犬が言おうとした瞬間。
「!?ふ、風羽ちゃんどうしたの……?」
後ろを振り向くと、背中からギュッと風羽に抱きしめられていた。
仔犬の背中にくっつけているため、顔は見えない。
「……ワンちゃん。」
「ん?」
小さく風羽が仔犬を呼んだ。
「わたし、さっき嘘ついちゃいました……。」
「え?」
「寂しかったんです……。ワンちゃんが全然構ってくれなくて……。」
「あ……。」
そう言えば、今日は他の子にかまけて、ほとんど風羽と話していなかった。
いつも話しているからと思っていたが、それでも風羽は寂しかったのだろう。
「ワンちゃん、みんなから『お兄ちゃん』って呼ばれて嬉しそうで……。」
「あ、うん……。」
それは、ホントだ。
お兄ちゃんと呼ばれたことで、実家の妹たちを思い出したからだ。
それに純粋に慕ってくれるのが嬉しかった。
「それにデレデレしてたです……。」
「で、デレデレはしてないよ!?」
さすがにデレデレはしてない。
してないはずだ。
してないと思いたい。
「ワンちゃんはわたしのお兄ちゃんなんです……。わたしのものなんです……。」
「風羽ちゃん……。」
そこで顔を上げる風羽。
ほおを膨らませ、目には涙がにじんでいた。
いつも優しく笑顔の風羽にしては珍しいわがまま。
子供らしい素直な嫉妬だ。
「じゃあさ……。」
「はい……?」
優しく抱擁を解き、しゃがんで風羽の頭をなでる。
そしてもう片方の手を風羽の手とつなぎ、ぎゅっと握る。
「今日はこうやって手をつないでよっか。」
「あ……。」
握られた手を見てみるみるうちに嬉しそうな顔をする風羽。
とその時。
「あっ、兄ちゃんと風羽いた!」
ドアが開き、けいたや他の子が入ってきた。
「あはは、見つかっちゃったね。」
さすがは子供。
絶対見つけられないと思ったのに見つかってしまった。
「兄ちゃんずりーぞ!」
「ごめんごめん。風羽ちゃん行こう?」
仔犬はつながった手の先、風羽にそう言う。
すると、風羽はニコッと笑った。
「ワンちゃんはわたしのお兄ちゃんじゃないですね~。」
「え?」
突然の言葉に驚く仔犬。
だが、風羽は言葉を続ける。
「ワンちゃんはお兄ちゃんじゃなくて……。」
顔を近づける風羽。
そして、仔犬の頬に柔らかい感触が当たった。
「えへへ~♪」
「……へ?」
少し赤くなった顔でにっこり笑う風羽。
そんな風羽に思わずドキッとしてしまう仔犬。
結局、仔犬はさっきの言葉の続きを聞くことはできなかった。
風羽の言葉の続きは皆さんのご想像にお任せということで(笑)
ちなみにうちの方では、けいどろという鬼ごっこがあるのですがどうやらこれは地域ごとで名前が違うみたいですね~。
僕は、鬼ごっこでは正面からの前転で逃げるという技を持っていましたが、終ぞ成功することはありませんでした(笑)
では、お知らせです(*^^*)
5月より更新を止めている「ゆるっと」ですが、どうにか復活させようと今動いています。
ですが、「紅茶」と同系統の日常系ということもあり、どういう方向性で書くべきか迷っていたりします。
そこで、アイデアを募集したいと思います。
ぜひ皆々様のお力をお貸しいただければと思います(^◇^)
もちろん、紅茶のシチュ募集も続いてますので両方ともお願いします。
感想、活動報告、メッセージどれでもいいのでよろしくお願いします<(_ _)>