紅茶のおかわりはいかがですか?(GJ部二次創作に移行しました)   作:橘田 露草

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コンバトラー!(^◇^)
くーさんこと露草です。

さて20引く19年ぶりにこの挨拶をしたわけですが、みなさんいかがお過ごしですか!?
夏ですね!暑いですね!!5月ですけど!!!

というハイテンションでお送りする久し振りの『紅茶』なわけですが、1年更新していないにも関わらずUAは1万を超え、お気に入りは91という……。
ハーメルンぱねーっすね……。

というわけでぜひともお気に入りを消さないでくれたらありがたいなぁーと思いつつ、行きましょうか!
では、『紅茶』68話スタートです!


風羽ちゃんとの体育祭

『落とし物のお知らせをします。グラウンド西側に青いケースに入ったデジカメを――――』

 

そんな放送を背に高等部のグラウンドを出て数分。

着いたのは目的地の中等部と初等部間の中庭だった。

 

「あっ、ワンちゃんここです~!」

 

ベンチの横でブンブンと手を振るのは約束の相手、風羽ちゃん。

仔犬も振り返しつつ、彼女に近づく。

 

「風羽ちゃん、お疲れ様」

「おつかれさまです~、ワンちゃん」

 

ほにゃぁと笑う風羽に仔犬も思わず笑顔になる。

そして、2人で少し錆びたベンチに座る。

 

1日目の体育祭で一緒に昼食を食べようと提案……というより控えめなお願いされたのは昨日の夜。

勿論断る理由なんてない仔犬は快く承諾し、さて何を作ろうかと考える。

そんな仔犬にもう1つ風羽がお願いをした。

それが。

 

「はいっ、これがワンちゃんの分のお弁当です~!」

 

寮のどこにあったのか水色のハンカチに包まれたお弁当を差し出す風羽。

ありがとうと受け取りながら、風鈴なら『ワンコの餌』とでもいいそうだなと思い苦笑する。

水筒と2つのコップを取り出し、お茶を注いでくれる。

 

「改めておつかれさまです~!午後も頑張りましょう」

「ん、頑張ろうね」

 

コツンとプラスチックのコップを当て乾杯する。

 

「ワンちゃんお弁当食べてみてくださいです!」

「わかった、ちょっと待っててね」

 

ハンカチをほどきながらチラリと横を向くと、風羽が不安と期待の入り混じった変な顔をしていた。

そんな風羽にかわいいなと思いつつ蓋を開ける。

 

「おおっ!」

 

思わず声が出てしまった。

ふりかけのかかったごはんに卵焼き、唐揚げ、肉団子、そして仔犬の好きな豆腐の白和えなどシンプルながらもすごくおいしそうなお弁当だった。

 

「じゃあ、いただくね」

 

手を合わせてまずは卵焼きに箸を伸ばす。

そして1口。

 

「ん、おいしいよ」

 

仔犬のよく作る出汁の卵焼きとは違い、砂糖の入った甘い卵焼きだった。

これはこれですごくおいしい。

 

「よかったです~」

 

途端にいつもの笑顔に戻る風羽。

安心したのかようやく自分のお弁当を取り出した。

仔犬と色違いのピンクのハンカチのお弁当だった。

 

お弁当を楽しみつつ、午前の部の話に花を咲かせる。

 

「ワンちゃんと会長さんの二人三脚すごかったですねぇ~」

「ああ、あれね……」

 

午前の部最後の競技が例の『男女混合二人三脚』だった。

出たのは、仔犬と会長である桜花……ではなく、姉のサボりの分の借りを返してもらった副会長の向日葵だった。

練習の時やたらと転んでは仔犬の上に倒れ込むという向日葵だったが、本番ではそんな様子は一切無しでぶっちぎりの1位だった。

練習の時、桜花の視線が毎日とても痛かったことを仔犬は覚えている。

 

「いいなぁって思いました~」

「え、そう?」

 

風羽も二人三脚に出たかったのかと思う仔犬。

苦笑しながら風羽が仔犬の勘違いを否定する。

 

「二人三脚じゃなくて、ワンちゃんと一緒に競技に出ることがですよ~」

 

いつもの笑顔ながら少し寂しそうな顔をする風羽。

中等部と初等部が関わる競技は少ないし、そもそも仔犬たち中等部1年生と風羽たち初等部2年生が交わる競技は1つもない。

そんな空気を察し、仔犬は話題を変える。

 

「そういえば、風羽ちゃんも徒競走頑張ったね」

「……えへへ、負けちゃいましたけど」

 

風羽に笑顔が戻り、一安心する。

風鈴に教えてもらったが、風羽と一緒に走った子のうち2人は陸上クラブに所属している結構速い子らしい。

そんな子たちがいる中で2位を取ったのだから流石風鈴の妹ということだ。

 

そんな話をしつつ、お弁当を平らげお茶を片手にまったりする。

 

「あっそうです!」

 

急に風羽が声を上げた。

 

「ん、どうしたの?」

「午後のプログラムに自由参加のペア障害物競走がありましたよね!それ一緒に出ましょう~!」

「ああ、そういえば」

 

言われて仔犬も思い出す。

2人で手をつないでハードルや網くぐりで順位を競うという正確には父兄参加の競技だが、生徒が出てもいいらしい。

運動があんまり好きではない仔犬だが、さっきの風羽の顔を見ておきながら断ることはできなかった。

 

「じゃあ、出ようか」

「はいっ、楽しみにしてますね~!」

 

ニコッと笑う風羽とは対象的に、午後の疲労を考えつつ少しぬるくなったお茶をすする仔犬だった。




久々ですがめちゃくちゃ楽しかったです(笑)
不定期にゆっくり更新していきますので、是非ともこれからも読んでいただければと思います。

にしてもしばらく離れていたからか文のセンス落ちた気がします(^^;

で、ではっ!
そんな感じで次回もよろしくです。

感想・高低両評価・お気に入りお待ちしています(^_-)-☆
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