紅茶のおかわりはいかがですか?(GJ部二次創作に移行しました) 作:橘田 露草
くーさんこと露草です。
久々の2夜連続投稿です。
さて今回は風羽の未来編……のつもりでしたが、話数がなぜか69話で一個足りてないのでその補填回とします。
というわけで今回は葵の特別回です!
さてろりきょぬー好き用意はいいですか!!
では、「紅茶」真の69話にして特別回スタートです♪(^x^)
朝の道灯寺本堂。
畳の真ん中で葵は寝っ転がりぼぉーっとしていた。
今日は休日で学校はない。
だからといって何か予定があるわけでもない。
端的に言えば退屈だった。
「……そうだ」
のそのそと、だが葵にしては速い動作で起き上がる。
そして縁側から庭に出る。
「ぽち、会う」
そのまま門の方へ歩いていく。
どうやら今日の予定は決まったらしい。
門を出てとりあえず商店街の方まで歩いたところではっと立ち止まる。
「いえ、しらない」
葵は彼の家を知らなかった。
電話番号やアドレスも知らない、というか葵自身がケータイを持ってないので知ってても意味がない。
「むう」
当然だが会う約束もしてない。
いつも偶然に会えるのだが今日はなかなか会えない。
「ぽち、わるいこ。かいぬし、ぴんち、たすけない」
彼が聞いたら『無茶ですよー』と苦笑しそうなことを呟く。
仕方なく商店街を過ぎ、彼と初めて会ったスーパーまで行く。
しかし。
「いない」
30分以上探したがどこにもいなかった。
スーパーで買ったアイスバーを手に公園のベンチに座る。
もう10月になるというのに結構暑い。
「おいし」
イチゴミルクの甘さに疲れた体が癒される。
しばらくして食べ終わった葵はゴミ箱に棒を捨て立ち上がる。
また歩き続けること1時間。
流石に歩き疲れた葵は壁に寄りかかって休む。
すると、目の前のものに気付いた。
「あれ」
そこにいたのは、葵と同い年ぐらいの男子たちだった。
どこかに遊びに行くのか楽しそうに話している。
だが、葵が気になったのは男子たちではなく、その服。
つまり制服だった。
「ぽち、おなじ、きてた」
前に学校帰りの彼もまた同じ制服を着ていたのだ。
ということは彼の通う学校がすぐそばにあるということだ。
「……がんばる」
ようやく見えてきた希望にやる気が出てくる。
残念ながら葵にはどこの学校かまではわからなかったが、それでもそう遠くないはずと頑張れることができた。
そしてさらに歩くこと20分。
偶然は突然やってきた。
「あれ、あおさん?」
彼だった。
買い物袋片手に葵の姿を見て驚いた顔をしている。
「どうしてここに……」
言いかけた彼の言葉は遮られた。
彼に向かって飛び込んできた葵を慌てて受け止める。
「わわっ!?あ、あおさんどうしたんですか?」
慌てつつ、思わず落とした買い物袋に卵を買わなくてよかったとどうでもいい安心をする仔犬。
そんな彼に葵は一言。
「……きちゃった」
それだけ呟いた。
こうして葵の冒険は無事終了したのだった。
ちなみに葵の足がちっちゃくて遅かっただけで道灯寺と仔犬たちの学園(くちなし寮)はそんなに離れてないです。
隣町で、仔犬がたまに使うスーパーだと考えると精々、徒歩20分程度です。
それに1時間半かけている葵ちゃんというね。
こういうあたりにちっちゃい子可愛い感ありません?(笑)
さて次回は風羽のあるかもしれない未来編です。
仔犬とのラブラブ夫婦物語か、あるいは風鈴にNTRれた物語か、もしくは風羽の病ん病んっ!物語か……。
とりあえず後者の2つを書き出したら僕を思いっきりぶん殴ってください(笑)
では、また次回!
感想、評価、お気に入りお待ちしています(≧ω≦)