紅茶のおかわりはいかがですか?(GJ部二次創作に移行しました) 作:橘田 露草
くーさんこと露草です。
書くことがない…。
あ、ちなみにぼくのあだ名はちゃん付けが多かったりします。
男でちゃん付けって個人的には微妙ですが 笑
じゃあ、始まりまーす(^^)
それは、仔犬が入寮して間もないまだ春休みのこと。
「やっぱ、あだ名が必要だよな。」
不意に風鈴がそう言った。
「うん、そうかもしれない。いや必要だね。」
御籤も風鈴に続ける。
「いいですね~」
食器を並べながら風羽も同意する。
「えっと、誰のですか?」
夕食の煮物を作っていた仔犬も話に加わろうとするも、今一つ3人の言っていることがわからず、話に付いていけない。
「おまえだよっ!」
そう言って仔犬の背にしがみつき頭をぐりぐりする。
「痛い!めちゃくちゃ痛いですって、寮長!!」
先輩で女の子だから振り落とすわけにもいかず、仔犬はただ耐える。
「風鈴、火の近くで暴れたら危ないよ。」
御籤が風鈴を止めてくれるが、どこかずれている。
風鈴は気が済んだのか背中から飛び降りた。
「あーもう。痛いですよー。」
「おまえが人の話を聞いてないからだ。」
「寮長ちっちゃいのに力強いですよね。」
まだ少し痛む頭を押さえながら仔犬が言うと、
「るさい!またぐりぐりするぞ!」
「いや、なんでですかー!」
痛いのは嫌だし、また怒られるのも嫌なので火を止め椅子に座る。
もう料理はほぼ終わってる。
「大体あだ名ってなんですかー。名前ならありますよ仔犬ですよ。」
「却下。つまらん。」
名前をつまらないって言われさすがにムッとなる。
まあ、悪気はないのだろうから何も言わないが。
「愛称って大事ですよ~。」
楽しそうに風羽が言う。
「こういうのってやっぱり印象ですかね~。お姉さまと御籤さんはどう思いますか~?」
その言葉に風鈴も御籤も本気で考える。
仔犬は何とか止めたいが、3人ともすごく楽しそうにしているため諦める。
無理ならすぐ白旗を上げるのが仔犬のモットーだ。
と、御籤が手を上げ、
「キュイジーヌ。」
とボソッと呟いた。
「給仕犬ってなんですか?」
意味が分からず、御籤に尋ねる。
「給仕犬じゃなくてキュイジーヌ。フランス語で台所とか料理って意味だね。料理が得意な君にはぴったりだと思うよ。それに君も言ったけど、犬って聞こえるからね。」
「うむむ……。」
真剣に考える風鈴。
そして、カッと目を開け、
「却下!きれいすぎる!」
そう言った。
仔犬としては悪くないと思ったが、風鈴には駄目だったようだ。
「ん、わかった。」
御籤も食い下がらず、引き下がる。
「犬っころはどうだ?」
自分で提案したくせに面倒になったのか風鈴が適当な意見を言う。
「やですよー。何かいじめられてるみたいですー。」
「じゃあ、キュイジーヌっころで決定。」
もっとひどいあだ名になった!
「決定しないでくださいー。後、合体させないでくださいよー。」
「ワンコさんってどうですか?」
と、ずっと考えていた風羽がこのタイミングで意見を出す。
「仔犬を言い換えてワンコさんで。」
ここにきてある意味定番なあだ名が来た。
この辺で止めておかないともっと変なあだ名になってしまうかもしれない。
「いいですね!ワンコすごくいいと思います!」
仔犬は慌ててそう言った。
そう言うと風鈴は、
「じゃあ、おまえのあだ名はワンコな!」
そう宣言した。
なんだかんだあだ名が決まってしまったが、仔犬には別に不満はなかった。
普通にあだ名っぽいし、風羽が付けてくれたんだし。
仔犬のあだ名はこうして決まった。
風鈴のぐりぐり
小柄な風鈴が背中に飛び乗り、頭をぐりぐりする必殺技。
的確にツボを刺激するため超痛い。
被害の9割9分が仔犬。