私たちはEショッカー   作:なす水島

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なんかいろいろと行き詰っているので気分転換に頭空っぽにして書けるものが欲しかった。
今は反省している。


はじめまして、研究員だ

皆さんこんにちは。

私はEショッカーに所属している研究員だ。

 

名前は・・・まぁいいだろう?

現在私はとある薬品というかガスを作っている。

効果は「とりあえず2~3日の間何があっても楽しいと感じる」というものだ。

 

・・・効能が変だって?悪の組織ならもっとエグイもの作れって?

いや、確かに普通の悪の組織ならそれでいいかもしれないけどウチはEショッカーだしなぁ。

 

あ、そうかEショッカーについていってなかったか。

まずウチらの組織は本家ショッカーのやり方についていけなくて分離した連中の集まりなんだ。もちろんそれだけじゃ粛清されるのは目に見えてたからウチの大首領とか私たちが頑張って時空移動装置を完成させたんだ。

まぁそれだけでも大分すごい事した気がするけどまぁ本家ショッカーに手を貸す気が無かったので迷わず私たちは時空を超え今いる世界に来た訳だ。

 

Eショッカーのスローガンは「楽しく悪事して楽しく退治されよう」でな。

うん、大体わかると思うけど私たちはヤッターマン系悪役を目指してるんだ。これが私たちが本家ショッカーについてなかった理由だ。だってあいつらガチで悪事働くんだもん。

んで、ここの世界のライダー達も結構変わっていてな、まず私たちを爆散させないんだ。

次にオフの日なら私たちとばったり会っても特に気にすることなく日常をエンジョイする。コレには私たちもかなり助かってる。悪の組織の人間が普通に買い物できるんだからな。

最後にこの世界に来たとき一番びっくりしたのが・・・

 

「お邪魔するわよ~」

 

どうやら客が来たのでこの話は後にしよう。

 

私の研究室に来たのは目の部分に虫の様な複眼を持つ女だ。

青い服を身に纏い紫の髪をなびかせるそいつは・・・そう、蜂女だ。

蜂女といっても催眠眼鏡を販売していた初代蜂女とは別人だけどね。

 

「なにかしら?私は今ガス開発に忙しいんだけど?」

「さっきまで状況説明してたんだからどうせ暇してたんでしょ?」

「ぐうの音もでないわね」

 

まぁ研究自体はすぐに終わるしなぁ。

そんでコイツはなんで私の研究室に来たんだ?

いや、これが初めてであろう諸君にはわからないかも知れないが私にはわかる。盛大にいやな予感しかしないぞ!

 

「ねぇ、そろそろいいでしょう・・・」

「何がだ?」

「わかってるくせに・・・・」

「残念だが私ははっきりモノを言われないとわからん人間でなぁ」

 

そう言いつつ私は近くにあるバールのようなものを手に取る。

なんでだって?コイツの顔が赤くなってるしなんか息も荒くなってるからだよ!

 

「今日こそ私の想いを受け取ってえええええ!!!」

「いい加減にしろこの万年発情百合女がぁあああ!!!!」

 

私はそう言って手に持った鈍器で迫り来る蜂女に向けて振るう。

 

「アバチャッッ!!」

 

私のスィングは見事蜂女のあごを捕らえなおかつ研究室の外に追いやることに成功。すっごい下品な単語が聞こえたがこの際無視だ無視。

 

たく、こいつに限らず私はよく同姓に告白されたりハァハァされたりする。

いやいやそこで「キマシタワー」を建設している君、冗談ではないぞ!あいつら純粋な戦闘力は私より断然上だからこうやって撃退するのマジ疲れるんだってば。

 

「はぁ・・・とりあえずさっさとガス作るか・・・」

 

流石にサボると大首領に怒られるしなぁ。

 

ビービービー!

 

「は?」

 

いきなりサイレンが鳴り、赤いランプが点灯し始め「オレ襲撃されちゃったよ」みたいな雰囲気になる基地。

 

待て待て待て!私はまだガスを作ってないぞ!こういうのは完成品が出来てばら撒くぞという緊迫感を出した後に来るのが筋だろ?そうしないと読者だって納得しないぞ!?

 

「なんていってる場合じゃない!」

 

そう言いつつ私はさっさと脱出ルートに向かう。こういうとき戦闘員は戦わないといけないが私のような研究員は逃げても問題ないのだ。なぜなら研究員が怪我でもしたらその間何も開発できなくて悪の組織として何も出来なくなってしまうからだ。

まぁそんな事情があるので私は脱出ルートに向かって走る訳だが目の前に突然人影が現れた。

 

「あぶな!」

 

ぶつかる訳にもいかないのですぐさま足を止めて急ブレーキ!

研究員といえどもそこは改造人間なので普通にタックルかましたら相手も大ダメージを負ってしまうのだ。

まったくそんな走るトラックの前に立ちふさがったのは誰だっつーの、危ないから少し叱ってもいい・・・か・・・

 

うわ・・・

 

 

「待ってましたよ・・・貴女を・・・」

 

そこに現れたのは、紅いマフラーをなびかせ、なかなか整った顔立ちで、そして何より仮面ライダーのマスクを模した帽子をかぶっている女の子がいたのだ。

 

「お、お前は・・・!」

「そう、私は仮面ライダー・・・・1号!!」

 

そう、さっきの話で一番この世界に来てびっくりしたのは仮面ライダーが女の子だという話だ。しかも顔を出すためかマスクではなく帽子にライダーの面影を残している・・・もうソレ仮面ライダーちゃうやん。

 

「お、お前なんでこの基地のリーダーとか倒さずにこっちに来てるんだよ!ここ本来モブとかそれ専用脱出ルートだぞ!」

「大丈夫です!そっちは2号さんが何とかしてくれます・・・私の目的は・・・」

 

あ、コレアカンやつだ。

 

「貴女をEショッカーから奪取して私の・・・・お嫁さんにすることです!!」

「お前には2号がいるだろこのアホンダラ!!!」

「あ、私がお嫁さんでもいいですよ?」

「人の話し聞けや!!!」

 

そうなんだよ、コイツもなんだよ、コイツも私に言い寄ってくるんだよ・・・

 

「ふふ、逃げ道は私の後ろです・・・逃げられませんよ?」

「くっ!」

 

あ、これマジでやばいかも。

 

「ちょっとまったあああああ!!!」

 

突然天井を突き破りナニカが降り立った。

 

「1号ちゃん!私にここの指令官任せたのはおねーさんに会うためだったんだね!」

「げ、もう制圧しちゃったの2号ちゃん!」

「ずるいよ!私だっておねーさんと添い遂げたいのにさ!!」

「そこは1号に譲るのが筋ってもんでしょ2号ちゃん!!」

 

二人の言い争いはどんどんヒートアップしていく。

・・・なんか助かったっぽいなぁ。私は帰るか。

 

「あーもう2号ちゃんのKY!!」

「1号ちゃんの腹黒!!!」

 

「「なにおー!!」」

 

あ、やばい。さっさと逃げないと!

 

「「ライダァアアアアア!!!」」

 

「キィイイイイイック!!!」

「パァアアアアアンチ!!!」

 

お互いの技がぶつかり合いそのエネルギーは大爆発を起こす!!

アワレEショッカーの基地は爆発四散するのであった。

 

 

 

 

 

 

「研究所がなくなちゃったわ・・・」

 

脱出に成功した私はそうつぶやくと

 

「まぁー新しい基地はあるから気落ちしなさんなー」

 

振り向くとそこには。

 

「大首領・・・」

「まぁー君のモテモテっぷりはすごいよねぇ~ライダー達が『ガス開発されるまで待てない!』ってことで襲撃を前倒ししたぐらいだし~」

「やっぱりそうですか・・・」

 

愛が重いぜ・・・

 

「まぁこれからもいろいろあると思うけど頑張って行こうね~」

「はぁ・・・まぁコレでも楽しいからいいですけどね・・・」

 

そういう私たちは満足そうに笑うのであった。

 

 

 

 

 

 

 

あ、蜂女回収してないけど・・・まぁいいか。そのうち自分で帰ってくるさ。

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