Magical Girl Lyrical NANOHA The SPIRIT of E's   作:兼真

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プロローグの序章

 

 

ここは死神課書類監査部の一室。

その部屋の中央に魔方陣が展開されそこから突如一人の女性が現れる。

 

『すまない大至急確認したい事がある! この青年の死に関する書類を担当しているのは誰だ?』

 

その女性が空中に小型のスクリーンを展開するとある青年のプロフィールが表示される

 

『えっ! 創造神様っ!! あっあのどうしてこの様な所へ!? 何かございましたか!?』

 

予想外の人物の突然の登場に全身を黒で統一したスーツを着た女性が慌てて駆け寄る。

バッチ等を見るに部長の様である。

 

『ああ、君か。悪いけど大至急、この青年の死の書類を担当している者に会い確認したい事がある』

 

とスクリーンを黒い女性に見せる。

 

『えーとこの青年ですか…あの、この青年は確か創造神様が死後一度お会いになりたいと仰っていた人ですよね?』

 

『ああ、そうだね。良く覚えていたね』

 

『はい、創造神様が会いたいと言う人物だったので私の担当に回して貰ったんです』

 

『君の?』

 

『はい。間違いなく私の担当範囲の人です。…あの何かあったのでしょうか?』

 

『彼の寿命はまだ先だったはずだね?』

 

そう云われて黒い女性は考え込む。

 

『えーと…はい、私の記憶している限りではそうなっていますね』

 

『いつもの様に世界を見守っていたわけだが……実は、彼が死んだ…交通事故に巻き込まれてね』

 

『えっ? …本当ですか…いえ、でもっ!』

 

黒い女性はそんなはずは無いと言う反応を見せる。

しかし創造神程の者が嘘を言うはずもなく…

 

『だから書類を確認させて欲しいんだどうなっているのかをね』

 

『そうですね…少々お待ちください』

 

黒い女性が手を開くとそこに一冊のファイルが現れる、そしてその中から件の書類を見つける。

 

『あの、こちらです』

 

『確認しよう……これは…何てことだ』

 

その反応に黒い女性も書類を覗き込むと…

 

『そんな、こんな事って…嘘』

 

黒い女性にとって本来ありえてはいけない事なので、あまりの事に言葉を失ってしまう。

 

『……前代未聞と云う事態だね』

 

人の死と言うのは人が生まれた時、死を管理統括する神、死神が決める。

それに従い個人の死に関する書類が作成される。

とはいえその枚数は膨大な数に及ぶため、書類ミスがそれなりに存在する。

そして平均的な寿命を決められた者は数年単位で書類にチェックが入り修正が行われる。

 

そのチェック、修正をするのがこの死神課書類監査部の役割である。

書類には優先度があり当然寿命の短い者からチェックされていくその為今まで

書類ミスは有れど、ミスのまま死んでしまうと言う事態は起きていなかった。

 

しかし今回そのミスが発生してしまい。一人の青年が死亡してしまったのである。

 

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