霊魂・ア・ライブ 有頂天道   作:曙光

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折紙編
第一訓 女子数分会わざれば刮目せよ


 

 

ウウゥゥゥゥゥゥゥゥ────!

 

───耳障りなサイレンの音で目を覚ますと同時に、鼻につくような異臭を感じた。

 

「…………あれ?」

 

ふと、寝ていた場所が路地裏のゴミ置き場であると気付く。

肩に付いたゴミクズを払い、立ち上がって眠気を払うように大きく欠伸を掻いた。

 

「………あれって夢だったのか?」

 

依頼で呼び出されていきなり火災現場に連れられて、折紙とかいうガキを助けて、それから───

 

「───」

 

目の前で親が死んだ。

その後、親の仇を討つって息巻いてた折紙を諫めて、それから体が光だして………あれは全部夢だったのか?

いや、それにしちゃリアルだし、なんだろ?

 

「まぁ、いいか」

 

夢なら夢でいいし早く帰るか。

そういやあの後影宮さんはどうなったんだろ?

それを確かめる事もあるし、さっさと行くか。

 

「……行くかと息巻いたけど、どこだここ?」

 

路地裏から通りに出た矢先、そんな言葉が出た。

路装された地面。

目の前には道路があり、ターミナル付近かと思ったが──肝心のターミナルが無い。

 

──いやそもそも、人が一人もいない。

これだけデカい通りならいなければおかしい。

まるで、世界が自分だけを取り残したように感じた。

そういやさっきサイレンらしき音が聞こえたけど何か関係あるのか?

……まぁ、取りあえず歩いてみるかと踏み出した瞬間──

 

「え──」

 

耳を覆うほどの爆音と共に突風が襲って来た。

 

「ごあ!?」

 

間近に台風が出現したような衝撃。

それは、極地的な災害だった。

車が飛ぶ。

路装が剥がれる。

建物の瓦礫が乱れ飛ぶ。

息が出来ない、目が開けれない、紙くずのように飛ばされる!

 

「チィ!」

 

瞬間、地面を蹴り横の建物の中に跳び込む。

緊急時だ、悪く思うな……!

 

───思いの外頑丈だったからか、建物自体はそんなに崩れない。

適当な机の影に隠れ、飛んで来る破片から身を隠すように潜んだ。

永遠に続くんじゃないかと錯覚するほどの衝撃は、一分かそこらで収まった。

 

「……………んだよこりゃ」

 

建物から出てみれば、町は壊滅的な有り様だった。

見る影もない。

地震や爆撃に遭ったのかと錯覚するくらいに現実味の無い光景。

あの一瞬でここまでの被害が出やがったのか────

 

「………もしかして人がいないのって」

 

コレが来るから避難したってのか?

あのサイレンは警告音ってことかよ…。

また変な所に飛ばされたなぁ。

──まぁ、収まったんなら人も出て来るだろう。

しばらく適当に時間を潰して───

 

「………なんだ?」

 

静まり返った町に似つかわしくない音が聞こえる。

これは、戦いの音か?

金属がぶつかり合うような金切り音が、おそらくさっきの光が落ちた場所から聞こえる。

 

「行ってみるか……」

 

取りあえずこんな状況でドンパチやる輩の顔を拝んでみますかね。

そう決めるやいなや、音の発信源に向けて駆け出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──街並みは見る影がなかった。

先ほどまでに人の営みがあったであろうその姿は、今や完全な廃墟と化していた。

建物は辛うじて原型を留め、路面は皮を剥がすように捲れ上がり、自動車は子供が玩具を散らかしたかのように散り散りに散乱していた。

地震と台風が同時に直撃したかのような災害の現場に、二つの影があった。

 

街の中央。

オフィス街と思わしき区画に出来た穴。

見る人は隕石が落下したと錯覚するかもしれない。

 

だが。

中央に座すのは隕石ではなかった。

 

一人は、紫の甲冑を身に纏った黒い髪の少女。

その手には大柄な西洋剣があり、一見小柄な体格の少女には不釣り合いに思えたが、それすらも気に留めないほどに様になっていた。

 

もう一人は白い衣服を纏った銀の髪の少女。

紫の少女を見つめるように相対していた。

花嫁衣装を彷彿とさせるその佇まいは、見る者に女神を思い起こさせる。

だが、その顔には正体を隠すように仮面を身に付けていた。

女神の神々しさなどでは無く、死神のように不気味な雰囲気を醸し出している。

 

「……………」

 

白い影が跳ぶ。

相対していた相手を一足のもとに駆け寄ると、その体に薙ぐような蹴りが叩き込まれた。

 

「クッ───」

 

黒い影がそれを防ぐ。

身の丈ある大剣を盾にして、白の一撃をいなした。

 

それは小手調べ。

相手の技量を測るような応酬だった。

先ほどから数合、この繰り返し。

なぶるように、あえて手を抜いているような攻撃をただ繰り返していた。

 

「……ッ、……」

 

それでも、黒い少女は獅子に翻弄される草食動物のように。

息を切らしながらそれに耐えていた。

 

「………………」

 

やがて──白い少女は動きを止めた。

数合の内に相手の技量を把握したのか、興味が削がれたように嘆息を吐くと、黒い少女を見据える。

次の一撃で仕留めに掛かると言わんばかりに、全身に力を込める。

獲物を仕留める構えをとる肉食獣のようだ。

次で来ると直感したのか、黒い少女は大剣を前に構えそれに備えた。

 

──静寂。

観戦する者は無く、廃墟と化した街並みで繰り広げられる闘争(ワルツ)

一撃のもとに決着を付けんとばかりに猛る両者の闘いを──

 

「おいお前ら、こんな所でなにやってんだ?」

 

本来ならば聞こえるはずが無い声によって中断された。

 

 

 

 

 

 

 

 

数分走ってそれが見えた。

 

隕石が墜ちたかのようなクレーターの上に、この場に似つかわしく無い女が二人。

 

まるでファンタジーゲームのキャラがそのまま現れたような姿で闘っていた。

いや、闘っていたというより、白いやつが黒いやつを一方的に攻撃していたような印象だった。

何が原因で争ってるのか知らねぇが、街がこんなになってるのに呑気な奴らだ。

 

「………誰だ貴様?」

 

黒い女が口を開く。

向こうからすれば俺も十分怪しいよな。

それに闘いの邪魔をされたらそりゃ不機嫌になるわ。

 

「ただの通りすがりだよ。あんたら、こんな所で何やってんだよ?聖杯戦争でもやってんのか?ならお前さんはセイバーか。そっちのやつは………キャスターか?」

「………………」

 

特に道具を持ってる訳では無い白い女は何も言わなかった。

冗談なのに通じないのかねぇ。

──気のせいか、仮面越しだが俺を見て驚いているように見えた。

はて。

どこかであったか?

 

「あなたは………」

 

白い女が動いた。

銀色の長髪を揺らしながら、一歩俺に近付く。

 

「……ええと、どこかで会ったか?」

「…………………」

 

ピタリと、白い女が止まる。

落胆してるようだが、こっちには覚えが無い。

でもどっかで会った気がするんだけど思い出せない。

最近、ほんのつい最近会ったような感じがするんだよ。

 

「私ですよ──銀時さん」

 

女が仮面に手を掛ける。

顔を覆い尽くすように被った仮面が外されて露わになった素顔は──

 

「お久しぶりです。折紙です」

 

あの地獄で俺が助けたガキだった。

 

「………………………………え?」

 

状況を整理しよう。

世紀末並みに荒廃した街並みで聖杯戦争ごっこをしていた二人の女。

その内の一人、白いウェディングドレスのような服を着た女は、ついさっき別れた子供──

折紙と名乗った。

見た目は十代の後半。

まだ幼さは残るものの、女性らしい体格のその姿は、小学生くらいのあの折紙とは全然違っていた。

 

「エエエエェェェェェェェェェェェェ!?折紙!?あの折紙か!?」

「ですからそう言ってますって」

「嘘だァァッ!別れてから1日も経ってねぇぞ!U-511から呂500になったくらい変わってんじゃねぇか!!」

「どちらかと言えば響からヴェールヌイになった程度ですよ」

「知らねぇよ!!」

「それに、私からしたら五年の時間は経ちましたし」

「は?」

 

ちょっと待て、今なんて言った?

五年?五分じゃなくて?

 

「あの後、あなたが消えてから私は五年間を過ごしました。……あなたは…一瞬と言った所ですかね」

「………………」

 

うん整理しよう。

あの後別れた俺からすれば数分程度だけど、こいつからすれば五年経ってるってことか?

おいおい意味解んねぇぞ。

俺だけタイムスリップしたってのか?

だが、目の前に立つ折紙の姿を見れば一目瞭然。

疑い無い事実を物語っていた。

 

「まぁ、積もる話はありますが」

 

ゆらりと、折紙の左腕が上がる。

ただ無造作に動かしたであろう指先から──一筋の光が撃ち出された。

 

「は……?」

「先にこっちから片付けます」

 

撃ち出された光線は、先ほど折紙と闘っていた黒い女の足元に着弾し、地面を軽く抉る。

女は焦ったように折紙を見た。

 

「この隙に逃げ出そうと考えたろうけど、逃がさないわよ。疾く死になさい」

「……………」

 

冷ややかに、折紙は女を見た。

あの女がこれから死ぬ事は確定事項であるように。

 

「おいおい待てよ、まだ状況が判んねぇんだけど」

「…あぁ、話してませんね。今この街で起きた状況は、そこの女が起こした事ですよ」

「………なに?」

 

今現在、この状況を作ったのがそこのやつのせいだと折紙は言った。

横目で女を見る。

肯定する訳でも否定する訳でも無く、女は折紙を睨み据えた。

 

「精霊──ただそこに存在するだけで悲劇を呼ぶ存在。あの日の火災、両親の死は、精霊が起こした事だったんですよ」

「…………」

 

あの女、人間じゃなかったのか。

なるほど、確かにこの状況は人間が起こせるものじゃない。

 

「……まぁ事情は解った。──解ったけどさ」

 

さっき指先からビームを出した。

精霊という明らかな人外と渡り合える折紙は。

 

「なら、お前は一体何に成ったんだ?」

「……………」

「まさか、訳判らん生物と契約したとかじゃないよな?」

「…………魂を宝石に変えたりしてませんよ」

「やっぱりか………」

 

こりゃ、あの時是が非でも留まってりゃ良かったかね。

 

「別れ際に言ったよな?幸せに生きろって、復讐なんてするなって。お前の親が草葉の陰で泣いてるぞ」

「お説教はいいです」

 

体ごと折紙は黒い女に視線を向ける。

 

「結局、私にはこれしか無いんですよ」

「──そうかい」

 

なら、俺が出来るのは一つだけだ。

一歩一歩、瓦礫を鳴らしながら折紙と女の間に立つように歩く。

二人は訝しげに俺を見たが関係無い。

 

「じゃあ俺、この女の味方するわ」

「「はぁ?」」

 

意味が解らないと、二人は声をあげた。

 

「おい貴様、どういうつもりだ。何故私に味方するのだっ」

「どうってお前、俺がそうしたいからだよ」

「馬鹿な……」

 

そりゃ、いきなり味方するって言われたらそう思うのも無理無いわな。

事情は判んねぇが、街を破壊したのは事実。

そんなヤツの味方をするとは、俺も物好きだな。

 

「まぁあいつ俺の知り合いでさ、お痛してる奴を止めるみたいなもんさ。それに、困ってるやつ見過ごせないのが、人間ってやつの面倒くさいところなんだよ」

「私がいつ困ってると」

「あれ?違ったか?抵抗してないから闘う気が無いと思ってたわ」

「………………」

 

図星を突かれたように女が目を開く。

一通り見てたけど、こいつは闘う気がさらさら無い。

自分を殺しに来た相手に逃げる真似したからそうだと思った。

なら助けるならこっちだと思った。

 

「………邪魔する気ですか銀時さん」

 

静かに、怒りを含みながら折紙が口を開く。

 

「折紙よぉ。俺がいない間に何があったかは知らねぇが、これ以上やるなら容赦しないぞ。力ずくで止めてやんよ」

 

幸せに生きろと俺は言った。

その思いは届かず、訳判らん存在になった折紙。

俺にも一端の責任がある。

なら止める理由には十分だ。

 

「………たとえあなたでも、邪魔するなら容赦はしませんよ?」

「舐めんなよガキ。てめぇがどんな力持ったか知んねぇが、経験の差を教えてやんよ」

 

睨み合う。

些細な事で始まりそうな緊張感が背筋を駆け巡る。

折紙が手に入れた力ってのが気になるが、これはやり合ってる内に知るしかない。

初見でどこまで行けるかどうか……。

 

「ただの人間が無謀な事を……」

 

ふと、隣に立つ黒い女。

逃げる素振りを見せずに、果敢そのもので折紙を見ていた。

 

「逃げないのか?ここは俺が引き受けるぞ」

「馬鹿を言え。見ず知らずの人間に助けられておめおめと逃げ帰れるか。それに」

 

そこで女は横目で俺を見た。

 

「貴様のような物好きな人間に興味が湧いた。付き合う理由はそんな所だな」

「……勝手にしろよ。そう言えば、あんた名前は?」

 

いつまでも女だとかじゃ味気ないし。

だが黒い女は首を横に振って口を開く。

 

「あいにくと名前は無い」

「ふーん。じゃあ嬢ちゃんでいいか?」

「……勝手にしろ」

 

そっぽ向いてからデカい剣を構えた。

俺も、腰に佩かせた愛刀を抜き放ち、折紙に向けて構える。

折紙は、残念そうに目を伏せて、右腕を上げた。

 

「──〈絶滅天使(メタトロン)〉」

 

口を開きそう呟く折紙に呼応するように、光が空から降り注いだ。

光が全て収束するかのように、徐々に形を作り、掲げられた手のひらに収まり、グッと握り締めた。

やがて、頭上に現れたのは、黄金の王冠。

それに連なるように、羽衣のように透明なヴェールが折紙を包む。

──まるで、お姫様みたいだなと思った。

 

「なんだあれ?」

「あれは天使。私達が持つ武装だ」

「じゃあお前の天使はその剣か?」

「そうだ。私の天使、〈鏖殺天使(サンダルフォン)〉だ」

 

どこか自慢気に嬢ちゃんは答えた。

天使云々はよく解らんが、ようは宝具みたいなもんか。

豪華だな。

俺なんて木刀なのによ。

 

「────」

 

ふてくされていたら向こうから無言の催促を感じた。

あぁ悪かったよ、お前の相手をせにゃならんわな。

 

──風が吹く。

砂埃が混じったつむじ風が頬を掠めたその刹那、

 

「────ウオオオオオオォォォォォォ!!」

 

爆るように踏み込んだ。

瓦礫の上に立つ折紙の頭に渾身の一撃を振るう。

 

「──フッ!」

 

だがヤツは紙一重に躱すと、返すとばかりに顔面に拳を叩き込む。

 

「ッ……!」

 

咄嗟に左手で逸らしたが、完全にとはいかず、頬一筋にかすった。

 

間髪を入れずに腕を掴み力任せに放り投げる。

折紙は少し驚いた顔をしながら空中で受け身を取った。

 

「シィッ!」

 

着地と同時に、白い影は疾る。

突風のような速度で蹴りを放った。

 

「ふんっ!」

 

真っ向から迎え撃つ。

多分、常人なら骨が折れるかもしれなかった一撃。

折紙は少し痺れた程度と言った感じで態勢を立て直し、

 

「ハ────!」

 

貫き手による刺突を繰り出した。

 

ガン、と派手な音がなる。

迎撃で振り払った木刀による一撃。

まるで鋼だ。

さっきの蹴りを払った時、ああこいつは人間辞めてるわと、どこか達観した感情が頭をよぎる。

 

素手対木刀。

端からみれば珍妙な剣戟。

折紙は頭の王冠(てんし)とやらを使う素振りは無い。

手加減しているのか?

いや、こいつにとってこれは様子見だ。

強い力を手に入れたと言っても、未知の相手に迂闊に出ずに情報を集めようとしている。

優等生だねぇ。

だったらこっちもテンポ上げるか──!

 

「ハ────アアッ!」

 

拳と蹴りの応酬を、木刀の連撃で迎え撃つ。

あらかじめ打ち合わせたような、演舞の如き闘戟。

仕留められないと、折紙は焦りを見せ始めた。

 

「でりゃぁッ!」

 

数十合かそこらで状況が動き出した。

態勢を崩した所に吹き飛ばすとばかりの前蹴りを叩き込む。

飛ばされた折紙はむせびながら立ち上がり俺を睨んだ。

 

「………ふ」

 

一瞬笑ったかと思ったら、折紙は空中に飛ぶ。

武空術まで持ってたのかよ。

本気で羨ましいぜ。

 

「〈絶滅天使(メタトロン)〉、【日輪(シュメッシュ)】」

 

宙を飛ぶ折紙が何か呟くと、呼応するように王冠が光りだした。

ようやっと使わないと勝てないと思ったか。

少し遅かったな。

 

王冠が回る。

円形状の天使は高速で回転したソレから、光の粒が降り注いだ。

 

「ッ────!」

 

そんなことも出来るのかよ……!

スコールのような勢いで、瓦礫を飛ばしながら降り続く。

まるで機関銃。

残弾を気にせず撃ち続ける、違反染みたものを感じた。

 

「チィッ……」

 

俺のみに向かってくる光弾だけを弾く。

いけるかと不安もあったが問題はなかった。

 

斬撃の速度を上げる。

俺の半径一メートル以内は完全に防いだ。

時折、瓦礫の破片が体に当たるが、こんなものは想定内。

構わず木刀を振るう。

 

「ッ…………!」

 

仕留めきれないと苦々しく表情を歪める折紙は、さらに雨量を増す。

構わず迎撃するが、流石にこの量では捌ききれない。

徐々に、光の雨が体を掠め始める。

 

──このままでは、徐々に体力を削られ、致命傷を負ってたかもしれない。

なんの打開策も思いつかず、物量で押し切られる。

 

折紙が手に入れた力──天使とやらも、なるほど凄まじいものだ。

たった一人で生きてきた折紙が掴んだ力。

俺一人では太刀打ちが難しい。

 

──だが折紙よ。

強くなってもお前はひとりだ。

一人で戦うヤツは、

 

「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

力を合わせたヤツらに倒されるのがお約束ってもんだろ。

 

「なに……!?」

 

攻撃の手を止め、後ろから迫ってきた"何か"の一撃を防いだ。

 

──いつの間にか折紙の背後を取った嬢ちゃんだ。

馬鹿め、俺に気を取られて完全にあいつの事を忘れてたな。

打ち合わせしてた訳ではないが、俺が引きつけると考えて静観していたのか、おいしいとこ持って行ったぜ。

 

繰り出された鏖殺天使(サンダルフォン)とやらの一撃を、折紙の絶滅天使(メタトロン)がバリアみたいなものに変化して防いだ。

 

鍔迫り合いのような拮抗。

折紙は動揺もあってか、表情を歪めながら押され始めた。

 

「……絶滅天使(メタトロン)、【光翼(マルアク)】」

 

その時、折紙の絶滅天使(メタトロン)がまた変化する。

再びバラバラになった黄金の冠は、新たな姿に再構築された。

 

新たな形状は──翼だ。

どこか機械的な、パラグライダーのような形状。

完全に姿を変えた後、一瞬だけ目で追えない速さで離脱した。

 

「チィッ!」

 

追走する黒い影。

袈裟懸けに繰り出される一撃。

当たる刹那、折紙の姿が掻き消えた。

 

「なに────ぐあっ!?」

 

違う。

あれは高速で移動したんだ。

目に追えないスピードで背後に周り、がら空きになった背中を蹴り飛ばした。

 

「グ………、ッ……」

 

重力そのままに落ちる寸前、姿勢を立て直した嬢ちゃんは、たたら踏むように着地すると上空に浮かぶ折紙を睨み付ける。

 

「無事か?」

「……なんとかな」

 

まだ行けると意気込む。

しかし、空中を飛んでいるとは厄介極まりない。

俺は空を飛ぶことは出来ないし、決定打に欠ける。

 

周りを見る。

崩壊しながらも形を保っているビル群。

……ならいけるかもと、嬢ちゃんに耳打ちをした。

 

「少し時間を稼いでくれ。なんとか出来るかもしねぇぞ」

「……やってみよう」

 

相手の了承を得るのと同時に、廃ビル目掛けて駆け出した。

 

「チッ」

 

後ろから逃がさないとばかりと迫るレーザー。

折紙だ。

俺が何かしようとするのを阻止しようとするためだろうが、残念ながら黒い嬢ちゃんに阻まれた。

 

廃ビルの中も荒涼としていた。

ガラスが散乱し、何かの書類と思わしき紙切れが散漫する。

無論電気系統などは機能せず、エレベーターも使えない有り様。

 

階段を上がり、六階のフロアに辿り着いた。

もっと上もあったが、高すぎては駄目だ。

落ちたらまず助からないだろうな。

 

割れた窓から外を見ると、折紙と嬢ちゃんの戦闘が見えた。

折紙は高速移動で嬢ちゃんを翻弄し、嬢ちゃんはやや防戦気味だ。

 

光が走る。

不規則な軌道を描き、廃墟を巡る流れ星だ。

 

折紙なら建物ごと俺を潰すことすら余裕で出来る。

それをしないのは……俺を気遣ってるのか。

 

甘ちゃんめ…。

 

誰に聴かれる訳なく呟く。

 

まだ遠い。

動き回る折紙はなかなか嬢ちゃんを挟んで直線上に並ばない。

黒い嬢ちゃんは意図していないだろうが、ビルを守るように背を向けていた。

後は条件さえ揃えば………。

 

「───ハアァァァァァァ!!」

 

遂に痺れをきらしたのか、空中高く飛翔した折紙が仕掛ける。

隕石を想わせる速度を持って、嬢ちゃん目掛けて疾走する────!

 

「今だ……!」

 

窓枠に足を掛け、地上六階から飛び出す。

直線上には黒い嬢ちゃん。

このままではぶつかるが、そこは……先人の知恵を使わせて貰おう。

 

「頭貸せ!」

「は───ゴッ!?」

 

嬢ちゃんの頭を踏み台に、一気に折紙の元に跳躍する。

折紙は信じられないと言った表情で、慌てて回避しようとしたがもう遅い。

その速度で何かにぶつかれば、木の枝だって立派な処刑用具だ。

 

「ヅェェアアアアアァァァ────!!」

 

乾坤一擲さながらに、振りかぶった一撃が折紙を捉えた。

 

「ガァッ!?」

 

墜落するように地面に向かう。

派手な土煙を上げ、遂に折紙は落ちた。

……ここまではいいんだけど、着地をどうすればいいか考えてなかったわ。

 

「おおおおおおおおおおおおおおお!?」

 

重力そのまま落ちる落ちる。

下は瓦礫の山。

受け身は取れない。

運が良くて骨折くらいか?

最低限の傷で留めようと頭を巡らすと、

 

「あれ……?」

 

突然の浮遊感が中断した。

 

「お前……」

 

顔を上げると、襟首を掴むように持ち上げたのは嬢ちゃんだ。

そのままゆっくり着地するとようやく離してくれた。

 

「いやぁ助かった助かった。あのまま落下してたらどうなっていたか────ぶべしっ!?」

 

助けてくれた礼をしよう近づいたら、なんかはっ倒されたぞ!?

 

「テメ何しやがんだコノヤロー!?」

「こっちのセリフだ!私の頭を踏み台にするとは聞いてなかったぞ!」

「うん。言ってなかったから」

「よしじっとしていろ。そのままスライスしてやるからな」

 

デカい剣を構えてにじり寄ってくる黒い女。

やめろやめろと手で制していたら、ガラガラと音がなった。

 

「────、……」

 

瓦礫から立ち上がったのは折紙だ。

衣装は少し汚れていたが、大きな傷を負った訳でもなく、平然と土を払う。

 

「………最初に会った時もそうでしたけど」

 

ポツリと、折紙の口が開いた。

 

「あなたって結構無茶しますよね」

「それしか出来ねぇからな。つかお前、傷一つ負ってないじゃねぇか。チートだよチート」

「これは"霊装"、服のおかげですよ。衝撃はありましたよ」

 

霊装ねぇ。

嬢ちゃんの鎧と同じか。

あんなうっすい服で大した防御力だよ。

 

「俺じゃダメージは無いって分かったよ。けどこっちにはなんとか出来るヤツがいるぞ。このまま続けるか?」

「………」

 

嬢ちゃんの天使だったら傷を負わせられる。

俺もそれなりに戦えるなら、協力すればどうとでも出来るかもしれない。

だから。

 

「一旦手を引けよ折紙。積もる話もあるし、ここらで打ち止めにしようや」

 

これ以上、コイツと争いたくない。

あの地獄から生還した子どもが、親の仇討ちの為に人生棒に振る姿を見たくなかった。

 

「────は、はは──ははははは!」

 

……突如、おかしそうに笑い出す折紙。

心から笑ってるのではない。

自虐と嘲弄の感情が籠もった歪な笑いだった。

 

「……ねぇ銀時さん。私はこの五年間、時折夢に見るんですよ」

 

やがて、表情を無くした折紙が言う。

 

「あの炎の世界の記憶。肉塊になった両親の姿。忘れた事なんてない。忘れようとは思わない。私からこの記憶を取り除く為には、復讐(コレ)に身を置くしかなかった」

 

大きく手をあげる。

コレが今の己の姿だと誇示するように。

 

「それを邪魔するなら──私は、あなたごと消してあげます」

 

──やばい。

何か知らんが、今から折紙がしようとしている事は──自分達の負けを確定させようとしている。

横目で黒い女を見る。

同じように感じ取ったのか、小刻みに震え冷や汗を流していた。

……止めねぇとやばい。

駆け出し阻止しようとしたその刹那──

 

「形成──此処に天津神の御姿を顕現し奉る」

 

無情にも、その姿を現してしまった。

 

神鏡・八咫鏡(アマテラススメオオカミ)

 

折紙の手に握られた何か。

それは剣だった。

日本刀とは違う形状。

あれは古代日本の両刃剣だ。

……いや、形状よりも目を引くのが、その刀身。

 

「鏡の……剣」

 

磨き抜かれた曇り無い鏡の刀身。

鏡をそのまま剣の形状にしたかのようだ。

 

「…………」

 

……勝てない。

あれは、力技でどうにかなるものじゃない。

人間が自然に生身で立ち向かうもの。

そう言った現実を見せ付けられた気分だった。

 

大柄ながら細身の剣を抱えた折紙は、切っ先を俺達に向け口を開く。

 

「これが、私が得たもう一つの力。もうあなた達に勝ち目は……一切無い」

 

それは勝利宣言。

勝ちは確定した。負けを認めて疾く消えろ。

日の光を反射するように勝ち誇る。

 

「───舐めるなぁぁぁぁッ!」

「おい!?」

 

振り絞るような怒号を発しながら、女は疾走し、

 

「おおおおおおおッ!!」

 

鉄を断つ一撃を繰り出した。

 

鳴り響く鋼の共鳴。

相対した折紙は細身の剣で防いだ。

ギリッと葉を食いしばった黒の女は続けざまに剣を振るう。

 

一拍で三撃。

津波のような怒涛の連撃。

折紙は事も無げに防ぐ。

 

「…………」

 

だが、折紙から攻撃する様子は無い。

淡々と、作業のように斬撃を流しては防ぐの繰り返し。

 

あいつの技量なら返し技の一つでも放ってもいいはずだ。

何か、裏があるのかもしれないと、加速する戦況をただ眺めている。

 

「ハ──────!!」

 

繰り出される一撃。

切断ではなく粉砕するといった唐竹割り。

折紙は、片手だけの力で防いだ。

 

「……………ふ」

 

一瞬口角を釣り上げたかと思ったら、滑るように嬢ちゃんの懐に入り込む。

そして、あろうことか刃ではなく側面を腹に押し当てた。

 

「返すわ」

 

刹那──木っ端と弾け飛ぶ。

 

「ゴッ──────!?」

 

力技で飛ばした訳じゃない。

ただ"当てた"。

それだけだ。それだけで大砲の弾のような推進力で、直線上にいた俺目掛けて疾走する。

 

「ヅゥッ!?」

 

受け止めようにも強すぎる。

為す術もなく、近くにあった建物の中まで、轟音を立てながら吹き飛ばされた。

 

「……いってぇ……」

 

起き上がる。

吹き飛ばされた先はレストランだ。

机やら椅子やらを巻き込みながら壁まで飛ばされたみたいだな。

嬢ちゃんの方は無事……とはいなかない。

胴当てが消し飛び、肌を露わにしながらも、俺から離れ立ち上がろうと必死に足掻く。

 

「大丈夫とはいかないか」

「……この程度、まだいける……!」

「無理だろもう。お前一旦帰れ。俺がなんとかするから」

「しかし」

「しかし、じゃねぇよ。大破進撃とか許さねぇから。ここまで付き合わせた礼だ。早く行けよ」

 

木刀を拾い上げ外を窺う。

折紙は入ってこない。

律儀なやつだ。

出て来るまで待つってのか。

 

「……………。おい」

「あ?」

「お前は、何故私に味方をする?」

「またその話?」

「伊達や酔狂で味方をする人間など、今までいなかったからな」

「…………………」

 

苦労してんだねこいつ。

 

「そうさな、こいつは俺の武士道だよ」

「武士道?」

「言わばルールだ。俺は自分の武士道(わがまま)を貫く為なら、世界を敵に回してやっても良いと思ってるよ。困ってるヤツがいたら、魔王でも助けるのが俺の生き方だ。まぁあれだ、理由としてはそんなもんだ。他意はねぇよ」

「……………………………。難儀な生き方だな」

「よく言われるよ」

「そうか」

 

ガシャリと鳴る。

立ち上がった嬢ちゃんは店の裏口に向かって歩き出した。

ふと立ち止まり、顔だけをこっちに向けてきた。

 

「聞きそびれたが、貴様の名は?」

 

───そういや名乗ってなかったな。

去り際に名乗るなんて二度目だなこりゃ。

 

「坂田銀時だよ」

「ギントキか。覚えたぞギントキ。これは貸しだ。………死ぬなよ」

 

今度こそ気配が消えた。

木刀を肩に担ぐ。

後は、あのじゃじゃ馬を何とかせにゃな。

 

「────俺はやすやすと死なねえよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よう」

 

店から出て来た銀時を出迎えたのは、律儀に外で待っていた折紙だ。

その姿を確認するや、銀時は気軽に声を掛ける。

 

折紙は少し周りを見渡すと、銀時に向けて口を開いた。

 

「あの精霊は?」

「帰ったよ。潜水艦達とオリョクルに行ってくるとかなんとか」

「逃げたか……」

 

苦々しく吐き捨てると、鏡の剣を地面に突き刺す。

銀時は、女の子がそんな口汚いことをと思った。

 

「……………………」

「……………………」

 

沈黙。

死の街に立つ二人は黙ったままだった。

いざ二人になると、気まずさからか言葉が出てこない。

取り分け、折紙は銀時に眼を合わせようとしなかった。

銀時からすれば数分の別れだが、折紙からすれば、五年の再会だ。

さて何から話せばよいかと思案に明け暮れる。

 

臨戦態勢から打って変わり、しおらしくなった折紙に若干拍子抜ける。

 

(復讐が絡まなきゃ普通なんだろうな)

 

ふと思った。

ならばこのまま終わらせることも出来るかもしれないと、折紙が切り出すまで待つことにする。

 

「………銀時さんは───」

 

口を開く。

意を決したように、折紙が何かを話そうとしたその瞬間──

 

ドォォォォォォォン!!

 

「「!?」」

 

予期せぬ爆発に中断された。

 

二人の中央に爆るように立ち上る粉塵。

ガス爆発かと思ったが、直前に花火のような推進音が聞こえて来たのでそれは無いと除外する。

 

「今度は何だ?」

「あれは……」

 

折紙は空を見る。

銀時も何事かと同じ方角を見た。

 

「──誰だあいつら?」

 

人だ。

人が空を飛んでいる。

正しく言えば、ロケットのような機械を身に付けて飛んでいる。

その数はおおよそ15人。

不思議な事に、その全てが女性だった。

 

「AST……」

「AST?荒ぶる・島風の・タービン周りか?」

「違います。アンチ・スピリット・チーム。精霊の殲滅を目的とした特殊部隊です」

「ふーん」

 

再び仮面を付け直す折紙から教えられた謎の集団達の情報に、銀時はまるでSF映画みたいだなと感想を抱いた。

 

「日向師匠の言った通り、航空戦艦の時代が来たのかねぇ」

「瑞雲や晴嵐は飛ばして来ませんよ。それに、時代が来たのはむしろ扶桑姉妹です。いや、そもそも戦艦は空を飛びません」

 

茶々するように軽口を叩く銀時に、呆れるように折紙は言う。

突き刺した鏡の剣を抜き、ふっと、霞のように消した。

 

「もうここに用はありません。さっさと帰るに限ります」

「帰るってどうやってよ?」

「適当に相手してから全速力で逃げる」

「そんなおおざっぱな……」

 

瞬間、ASTが動いた。

背中や腰に装着した箱状の装置から飛び出したのはミサイル。 

一糸乱れぬ規則性を持って、両者目掛けて肉薄する。

 

「ちょ!?」

「銀時さん!?」

 

反応が遅れ、回避し損ねた銀時のもとにも着弾し爆発する。

折紙には効果は毛ほどにもなかったが生身の銀時があれを食らったらひとたまりもない。

 

「私が足止めします。銀時さんはその間に逃げて────銀時さん?」

 

煙が晴れ、天使を顕現した折紙がその方を向くと、隣にいた坂田銀時の姿はどこにもなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「回収完了しました」

「ご苦労さん」

 

煌めくモニターが幾つも映るとある一室。

オペレーターの報告に、赤い髪の少女は頷いた。

年の頃は十代の中頃。

部屋の中央に配置された椅子に座り、部下に指示を出す様は、彼女が長であると分かる。

 

「あの男が……」

「そうだ。あいつが俺の仲間だ。もしやと思ってたら案の状だな」

 

少女の隣に立つのは長髪の男性。

この中で唯一異質なのは、他の者がスーツなどの洋服を着ているのに対して、男の服装は和服だった。

それがそれが奇妙なほど様になっていたので、誰も違和感を口出しする事は無い。

 

「この後はどうするのだ?」

「後は令音に任せて、私達は引き続き〈エンジェル〉を監視するわ。彼が"攻略"するための舞台装置を作るわよ」

 

ニヤリと、モニターに顔を向ける。

映し出されているのは折紙の姿。

ASTを相手にさながらじゃれつく動物を可愛がるようにあしらっていた。

 

「──さぁ、どう攻略してあげようかしら」

 

不敵に少女は笑う。

カリッと、口に加えたキャンディーの噛む音が部屋に響いた。

 

 




呼んでますよ!グダグダ座談会

銀八「はいみなさんこんにちは~。みんな大好き銀八先生で~す」
折紙「折紙です」
銀八「まずは、皆さんに説明しなきゃならないことがあります。コレ読んでる人はこう思ったでしょう、「デート・ア・シルバーソウルだよな」と」
折紙「なんでうちの作者が書いてるの?」
銀八「えっとな、デート・ア・シルバーソウル読んでた方なら分かりますけど、元々は白神さんって方と合同でやってたのよ。んで、狂三編で終わらすみたいな話があったんだけどさ、あれ実は終わる終わる詐欺でやるつもりだったんだ」
折紙「……つまり?」
銀八「狂三編で一旦完結させて作者が第二部として引き継ぐ予定だったんだ。「な~んちゃって☆」て感じで」
折紙「うわ、最低ですね」
銀八「だが、その矢先に白神さんに不幸が」
折紙「……え、まさか……」
銀八「いや、なんか親にこの小説書いてるのがバレたみたいでさ、退会せざるをえなかったんだよ。その時に消したってだけ」
折紙「割とどうでもいいような理由だった」
銀八「そんな訳で、白神さんと考えた設定やらプロットやらを引き継ぎ、作者が再編した。これはデート・ア・シルバーソウルとは違う物語にしていくつもりなのさ」
折紙「そういう事情ですか」
銀八「白神さんの意志を継いだ作者は、マッハ20で空を翔け、触手を操り、おっぱいにうつつをぬかしながらE組の担任をしてます」
折紙「それ殺せんせーですよね」
銀八「後は死神を名乗ってるヤツの股間にアッパーを決めたり」
折紙「それ烏間先生ですよね」
銀八「基本作者の趣味全開のタグに偽りなく、好き勝手やります。まず最初に、この後書きのタイトルは知ってるよな?」
折紙「グダグダ座談会ですよね?」
銀八「東方万事屋録は作者が好きなゲームや映画や漫画のサブタイを使ってます。じゃあここは差別化の為に前の方に付けてみようかなと」
折紙「それで最初がアザゼルさん?」
銀八「次回以降もコレでいこうかなって。例えば「装甲悪鬼グダグダ座談会」とか「進撃のグダグダ座談会」とか。元ネタが解ればニヤリとくるやつ考えてます。じゃあ今回はこんなもんで。それでは皆さん、質問感想お待ちしてま~す」
折紙「さようなら~」
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