題名のない迷宮会   作:カツカレーカツカレーライス抜き

9 / 25
設定だけとか言いながら大分流用することを前提としてました。
正直すまんかった。
未プレイでも問題ないよう、頑張ります。


第9話

 ハイフリート・シーヴァルド

 

 レスタンフェイルの部族の一つ、狼の部族の長が代々名乗るハイフリートの名を受け継いだ奴隷解放戦争の英雄。エルネスト聖教州の教皇と、その奴隷であった女性から生まれた。後に腹違いの兄であり、9匹の竜が一尾、天空竜『ヘヴンランサー』の騎士であるファッツ・ハルモンドに誘われ第二次創生戦争に参戦。終戦後、エルネスト、アーデルハイド公国、更に他の周辺各国に奴隷解放を唱え新たな戦争に身を投じる。解放戦争が終わる前日、暗殺者の凶弾に倒れ、五十歳の生涯に幕を閉じた。今も奴隷達を祖を持つ人々や、事実上その階級に在る者達、或いは戦いに身を置く傭兵達からは守護者として慕われている。

 

 

 ○      ○      ○

 

 

 町並みを、ふらりと歩けば、そこにはただの風景がある。珍しい物なんて何も無く、変わった物なんて何も無く、面白いものなんてやっぱりなく、あぁ、退屈退屈、なんとまぁ退屈なんだ。でも分かっている。俺が一番分かっている。

 この町並みで一番珍しいのは、変わっているのは、俺自身なんだ。

 別に面白くなんてないけれど。

 

「はぁ……」

 

 大きく溜息を吐いて、いつも通り篭っていた中古の本屋みたいな場所から、いつもの道を歩く。一週間以上、そろそろ二週間だろうか。これだけ経てば、もうこの辺りの通りは自分の庭みたいなもんだ。庭といえるほど親しみは持っていないけれど、馴染んだとも思えないけども。

 あぁ、それにしても。

 

 ――絶対あれ、異邦人だろ。

 

 先程まで読んでいた本、英雄武将録等といったモンの内容を思い出して、俺は頭を抱えたくなった。なんだよ、天空竜『ヘヴンランサー』って。他にも火焔竜『クリムゾンソード』に大地竜『ガイアヴォルフ』だぞ? おかしいだろ、特に最後。ガイアって何語だ? ギリシャ語か? 英語でもガイアでよかったっけ? でもな、ヴォルフはお前、ドイツ語だろうが。しかもそれ狼だろう。竜じゃねぇよ。絶対居ただろ、空を割って降りてきたって奴、絶対中学二年生辺りで頭とまってた奴だろ。まぁなんにせよ、とりあえず。

 

「一つ前進、なんだろうけれどなぁ……」

 それで、どうなる。と思わないでもない。何かヒントらしき物が出てきても、それを生かす方法がさっぱり分からない。

 しかもヒントと言っても、それだけのちっぽけな物で、取っ掛かりにはなってくれそうにない。それに足をかけて、手で掴んで、上に行く為の梯子というよりも、何かスコップで掘り下げてしまった感じで、出てきた土偶にちょっとばかり感動した程度の感じだ。

 何かと向かい合えたと言う実感は、驚くほど無い。

 

 ――出来る事がない。

 

 いや、在るのだろう。あぁいや、だろうじゃなく、在る。一番最初に居た、あの場所だ。あそこには、何かが在るのかも知れない。少なくとも、何もあてが無いのなら行ってみるべきだと理解はしている。

 けれど、それは、無理で無茶だ。

 

 足を止めて、周りを見回す。歩く子連れの母親、荷物を肩に乗せ、調子の良さそうな口笛を吹くでっぷりとした中年男性。友達と思しき少年と走り行く少女。

 そこに居る人間達には、当たり前がある。あぁ、なんてうらやましい事なのだろう。

 俺だって前まで居た場所じゃ当たり前があったのに、悩む必要も無く、当たり前だったのに。

 

「あぁ、畜生」

 

 肯定する何かが欲しい。そんな自分の思いに、何ともいえない悔しさが滲み出てくる。それなのに、一度でもそう思うと止まらない。止められない。

 異邦人だとしても、それをただ単純に、そうか、と言ってくれる人が欲しい。仲間外れになりたくないから、誰にも異邦人だと打ち明けられないこの立ち位置の脆さを、固めて守ってくれる誰かが欲しい。

 それが無理なら、英雄にでもなりたい。人に褒められる自分なら、今の自分よりきっと好きになれる。

 名前が無いのなら、せめて何かをくれてもいいじゃないか、なんて言うのは我が儘なんだろうか。

 

 でもなぁ。

 

「……名無しの英雄か、なんだそれ、ガイアヴォルフとタメ張るぞ」

「あぁ、大和の芥川蒼夜かい?」

「あぁ、そんな名前の英雄も居たよなぁ、うん、見た。これもしかして漢字か? って意識した瞬間漢字として読めるようになったから、めっちゃびびって――」

 

 極々自然に返してしまった言葉に、さて、では誰が声を掛けたのだろう、と間抜けにも今気付き、声のしただろう背後に振り返ると。

 

「やぁ、独り言とは中々に優雅な事だね」

 フードを目深に被った少女がいた。

 

「奇遇だね」

「いや、前もこの辺で会ったよな?」

 

 

 ○      ○      ○

 

 

「ふむ」

 男の言葉に、少女は腕を組んで自身の顎、フードの下から見えるその尖った顎を、染み一つ無い肌を、細く小さな指が蓮の葉を滑る露の様に撫でた。そこに妙な艶がある。女性としての豊かさに乏しい、細く小柄な少女に見ていい艶ではない。

 男は俯きうなじの辺りを数度叩き、息を吐く。その様に少女は男が何を思ったのか理解したのだろう。

 彼女は一歩下がって、

 

「おぉ、怖い怖い。余り熱い目で見られると、私なんかは溶けてしまうのだけれどね?」

「いや、そんなんじゃ……ない……んじゃないかなぁ」

「自分の事だろうに」

「自分の事ほど分からないモンはないんだぞ?」

 男の言葉に、彼女は一瞬きょとんとし、身を曲げて小さく笑い出す。

 

「なるほど、それもまた真理だ。自身が自身を理解しているのなら、誰も彼も一人で生きていられる」

「そんな話はしてねぇよ」

 どうにも自身の言葉を難解な方向に持って行きたがる少女に、男は話を戻す事にした。

 

「で、芥川がなんだって?」

「あぁ、うん」

 涙でも浮かんのだのか、彼女はフードの奥にある目じりに人差し指を近づけ、ふいに動きを止めた。

 

「……駄目だね。前までの習慣と言うのは、中々に消えないものだよ……必要の無いことでも、やってしまう」

「?」

「なんでもないさ」

 目で問うた男に、少女は素っ気無く応え、途中で動作を止めた手を腰に当て直し、肩をすくめた。

 

「で……あぁ、名無しの英雄だね。やっぱり同郷の英雄は気になるかい」

「……まぁ、な」

 その言葉に、あぁなるほどと男は胸の中だけで頷いた。

 

 ヤマト――大和という島国がこの世界にはある。日本的な文化を持つこの国は、実際驚くほど日本に近い。黒髪、黒い瞳、刀と呼ばれる特殊剣と、それを扱う剣術や作法、食文化の基本が米、命名方法など、近い、と言うよりも殆ど日本だ。

 

 ――ニッチ、か? いや、あれは……違うか。

 

 適材適所産業、隙間産業という意味ではなく、生物学上での生態的地位――ニッチだ。土地や環境が違えばその生態は変わる筈である。生命の種は多様にして多彩だ。しかし大きな意味での生態図式には殆ど差が無く、植物があれば草食動物がそこに生き、草食動物が居れば肉食動物が闊歩する。

 種に大きな違いが生じても、食物連鎖に大きな違いは生じないのだ。

 さらに、人でもこれを見る事が出来る。

 川があり、人が寄り、文明が生まれ、命の源である水源を制する王が出て、それに従う人々が生まれる。古代文明の発祥には、大陸を、人種を関係なく、そこに豊かな水が在った事を歴史は確かに物語っている。

 

 酷く大雑把ではあるが、そういった物が土地を、大陸を、星を越えても、生態、及び文明図式に大きな変化を見せない理由なのだろう。欧米人的な人種が居れば、東洋人的な人種が居る。

 どちらが上位で、どっちが草食獣でどっちが肉食獣か、等と考える必要は無いだろうが。

 

「まぁあの名前は、歴史に名を残せなかった英雄もどき達全員を無理矢理詰め込んだ、そんな物だからね、君からしたらやっぱり、ヴァスゲルドというこの場所も考慮して、■■■■の方が良いんじゃないかい? 実際こっちに来た大和の人は大抵彼の名前を挙げるしね」

 男が考え込んでいる間も、彼女は口を動かしていたらしい。何か途中でノイズが走ってよく聞こえない部分が在ったが、男は特に気にせず、

 

「ま、まぁそうだな、うん」

 聞き慣れていた何かを"気にも出来ず"、曖昧に頷いて同意する事で無難に事を済ました。

 

「あー……」

 聞いても居なかった内容を聞き返されれば面倒だと思った男は、何かないかと少女を眺め、その常には無い変化に気付いた。少女の背にある、大きなリュックだ。少女は聡く、男の目の先がどこに在るかを察して背負っていたリュックを軽く叩く。

 

「今日の昼から、前のダンジョンの最下層に行くんだよ。その準備さ」

 そこで一旦言葉を止め、フードから見える口元をにんまりと歪める。

「誰かを拾ってから、少々仕事が遅れ気味だったんでね、今日からまた本調子に戻すんだよ」

 意地の悪い声なのだろう、それは。ただ、少女が持つ独特の透明感がそれを男に感じさせない。男は困った様な笑みを浮かべて、首を弱々しく横に振る。

 

「ごめんな、俺が可愛すぎて放っておけなかったんだろう?」

「エリィに関しては、それが冗談でもなさそうなんだけれどね?」

 冗談に真顔で返される結果だった。

 

「……エリィはなんで、あんな過保護なんだろうなぁ」

「どう見ても、弟をあやす姉だよ、あれは。君はいったいエリィに何をしたんだ?」

「こっちが知りてぇよ」

「ふむ……」

 呟き、少女は男をまじまじと見つめる。フード越しでもそれが分かるのは、少しばかりの付き合いでも男に浸透した少女の人間性の濃さが原因だ。

 個性の強い人間は、ちょっとした仕草で他人に意図するところを把握されてしまう。思考の奥までは見えなくとも、表面上で何か得られれば経験則である程度の憶測が立つからだ。

 

「確かに、保護欲を刺激する稚気と言うか、ひ弱さと言うか、頼り無さが在るには在るが……うーん」

「おい、無神経に人を刺すな。お前らの持ってるナイフは、自分が思ってる以上にぶっといぞ」

「君の盾が小さすぎるんだ、それは」

 その通りである。男はこれ以上は御免だと舌打ちし、歩き出す。

 

「あぁ、君の向かうその先に、丁度今から買い物をする場所があってね」

「……で?」

「で?」

 男は立ち止まり、肩を落とす。そうさせられていると分かった上で、尚そうしてしまうというのはどこか不快を伴う。だと言うのに、それが今は自分の不確かさを払拭していると言う事実に、男は不思議でしょうがなかった。

 

 ――そら見ろ。やっぱり自分の事が一番分からないじゃないか。

 

「これから買い込む荷物を持てって?」

「そう、正解だ」

 気安くしろと言い、自身を実験サンプルの様に眺める癖がある少女の前で、その意に沿った行動を取ってしまう。なんとなく、男はそれ以上口を開かず無言で足を動かした。

 向かう先は少女の言う店。一歩前を歩くのは自身であるのに、男は少女の背が前に在る様な幻影を見た。

 

 何も会話が無いその間を嫌ったのだろうか。少女は男の背に声を掛ける。

 

「あぁ、それはそうと、君」

 気軽な、明日は晴れるのかい、とでも言いそうな口調に男は顔だけ振り返り。

 

「大和の人でもないんだね、名無しの君は」

 相から全てが落ちた。

 

「あぁ、やっぱり。大和の人間的な顔立ちだけでそう思っていたんだけどね、君は別に大和の濁り茶を見ても特に何の表情も出していなかったし、確かめたかったんだ」

 幾度目だろう。男はまたも立ち止まる。今日の男の足は自分の役割を放棄しがちだ。

 少女は呆然と立ち止まった男を置いて歩みを続け、やがて追い抜き、振り返って足を止めた。どうした事か人通りの絶えたその路で、ふわりと舞ったロングスカートから幽かに見えたふくらはぎは細く、柳の下の首吊り死体を思わせる倒錯的なおぞましさを男にまざまざと見せ付けた。

 そこに、艶は無い。

 

「さっき言った英雄――■■■■は、彼が一時名乗っていた名前で、別に大和の人と言う訳じゃないんだ」

 少女の口からボロボロと零れ出る言葉が、男の耳を侵していく。だが、やはり男には雑音交じりで一部が欠落してしまう。

 

「算術はあれだけできるのに、一生懸命ここに合せようと、理解しようと本を読む」

 言葉は続く。分かっていたのだろう。思いを。願いを。

「どこにでも居る顔の癖に、どこにも居場所が無い顔で町に居る」

 言葉は続く。見ていたのだろう。相を。姿を。

「名前も無い、迷子の迷子の、ねぇ君」

 呪詛の様に、言葉は続く。続き、続き、そしてここで一度終える。

 

「"ここ"以外のどこかから来た様な、ねぇ、君?」

 

 男は、その言葉に応えられず、応えられるわけも無く、ただ黙った。肯定者が欲しいと願った。ただ、この少女は嫌だった。

 自身をサンプルとして見るそのフードの奥の瞳が、男に答えを紡がせない。

 

「とは言え」

 少女は肩をすくめた。常通りの癖であるのに、男にはそれが許容できない。これが別物で在ってくれと願うその心さえ見透かすような見えない視線が、殊更男には許容できない。

 そんな男を気にもしないで、少女は歌うように唇の形を変えていく。

 

「君にだけ言えというのは、おかしいのだろうね。まぁ、私としても君ならいいと思うから」

 少女はフードに手をかけ、

 

「いつぞや言ったね? 供物を捧げれば、得られる物がある筈だと。その結果を見てもらおうと思うんだ」

 払いのけた。

 

「――……」

 言葉は無い。男の口から漏れたのは、小さな吐息だけだ。受け入れがたい物がある。許容できない何かがある。

 あるのに、しかし、そこには無い。

「私はね」

 少女は唇を小さな舌で舐めて消えたはずの艶然さで微笑んだ。

 

「これを供物としたんだ」

 目が無かった。

 あれだけ男が感じてきた、嫌だと思った観察者の瞳は、そこには無かった。

 

 瞳が無い、ではない。目が無いのだ。

 聡さを感じさせる広い額の下に眉はあるのに、眼孔らしきくぼみは無く、目が在ったと思わせる全てが、何もかもが無かった。まるで最初からそんな物は無かったと主張するそれは。それが。

 

「さぞ奇異な物だろうね、これは」

 全ての音が絶えた。人が絶えた路で、風の音さえ消えた。そんな世界で微笑む少女のその目が在っただろう場所に――男は指を這わせた。

 

「……は?」

 全ての相を落としたまま、遠慮の欠片も無く、そうしたいからそうしたと言わんばかりに。その男の行動がいかに奇矯であるか。少女の相から消えた笑みがそれを物語っていた。

 

「いや……君、なんというかこれは予想してなかったというか?」

 かつてない反応に戸惑う少女を一切意に介さずと男は撫で続け、やがてゆっくりと這わせていた指を離し、ぽつりと呟いた。

 

「気持ち悪いくらい……綺麗だ」

 馬鹿げた言葉は少女の耳を打った。男の顔には変わらず相は無い。それが少女に、男の言に嘘がない事を教える。

 耳を打った言葉に、いや、奥に在る脳さえ打っただろうその言葉に、少女は呆然と口を開き、そして小さく肩を震わせ、口元を手で覆い腰を曲げ……一気に仰け反った。

 

「は、は、ははははははははははッ! き、気持ち悪いのに、綺麗か!」

 天を突く程の大きな笑い声が少女の口から溢れ出る。

 

「あははははは、はははははッ! 目さえ無くして、その癖、確かに外が、見えている私が、綺麗……だって!?」

 狂ったように笑い続け、少女は首を横に振り、喉に手を当てて、目も無いくせに目じりを拭う仕草を男に見せた。零れるものも、零れる場所もありはしないのに。

 苦しそうに何度も咳き込みながら、それでも笑貌を作り少女は男を指差して言う。

 

「君は多分、私みたいに才能なんてちっぽけな物の為に、名前を供物にしたんじゃないね。きっと、もっと酷い物を得たんだ。でなけりゃ、君、これは無いよ。うん、こんな酷い言葉は無い、君は、気が違っている」

 けなす彼女は、その言葉とは裏腹に男に親しみを感じさせた。少女は笑って背からずり落ちたリュックを背負いなおし、フードを戻して男と向かい合う。

 

「なにか、どうでも良くなったよ。多分君は君なんだな。覚えておくよ、こんな風になった私にも、そんな事を言ってくれる人が居るって言うのを。あと……」

 少女は男の手を無造作に掴んだ。

「お、おい?」

「エリィの気持ちが分かったよ。君は放っておくと墜ちる。多分深淵だ。君はそんな存在なんだ」

 そう言って、男を引っ張って歩き出す。

 

「いや、なんだろう、こう、色々在って俺自身よく分からないんだけどもッ」

「ならいつも通り、合せようとして、分かろうとして、流されるんだね」

 少女の言葉に、男は呻いた。攻撃色の無い、ただの戸惑いだけの声音。少女の背を見るしかない男に、少女は楽しげに

 

「それに、供物を捧げた者同士、こうやって手を繋いでいれば寂しくはないだろう?」

 そう言った。男は思う。気が違ったと少女は言った。でもそれは多分、お互い様なのだと。だから気軽に、まぁいいかと男は聞いた。

 

「なぁ、名前なんて言うんだ?」

「あぁ、エリザヴェータだよ」

「……」

「なんだい、その沈黙は。あぁどうせ似合わないとでも言いたいんだろう。いいさ、いつか似合うような女になるんだよ、私は」

 男の手を強く握り締めて、少女は。エリザヴェータは、にやりと笑った。

 

「なにせ私は、綺麗なんだろう?」

 これもいつか消えるのだと、男は何故か思った。問われても、綺麗と思っても、気を許そうとしても、エリザヴェータを自身の肯定者として見れなかったというその事実が、共に残るモノとして受け入れられないと、明確な拒絶として男の心の中に残った。

 なんとなく、男には何かが見え始めたのだ。

 

 この先が。

 失って、何かを詰め込まれた、気が違った者の行き先が。




ちょっと急ぎ足で。
エリィの過保護っぷりは次でちょろっと。

それはそうとして、9匹の竜の名前――……! なんという……ッ なんというこの背中のぞわぞわ感……ッ! これが……! これがバオー!!

あとこれだけは。
男の名前に、あッ、と思った方は、そのまま胸に仕舞っておいて下さい。

※ニッチ辺りの説明に不足を感じたので、文章を追加しました。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。