地獄はマグマと少量の足場があればいい
そんな作者です。←
傷が痛むが体を起こす
ずーっと朦朧としていたが意識は確実に覚醒したようだ
右肩が痛い。
ズキズキと少し動かすだけで痛む
さっき刺してきた奴…
カナギに似てたような気がしなくもない。
そんなことを思っていると
ベッドの前にはショウがいた
何かうわ言のようにブツブツと言い続けている
大きなカーテンの隙間から月明かりが差し込み、ショウの体を照らす
表情は鮮明に見えなかったがそこに誰かがいてくれているという安心感へは繋がった。
「あー…ショウ?」
そっと話しかける
「ん…?あ、あぁ起きたのか」
いつもどおりのようでいつも通りではないようだった。
でも何がおかしいのかなんてわからない
笑っているけど目の奥では笑っていなかった
「右肩、まだやっぱり痛むか?」
「まぁ、少しだけどね。」
「そうか、ならよかった」
安堵の表情を浮かべた
こちらも少し安心したがやはり何かあるようでブツブツと戯言のように考え込んでいる。
何か世界が隔離されているようで嫌だった。
とにかく話題を見つける。
「さ、さっき刺してきた奴さっ…」
「ん?」
「カナギに……似てたような気が…するんだけど、」
「カナギだよw」
「へぁ!?」
思わず変な声を出してしまった
「あいつの指令は王子を殺すこと
で、あいつが変な誤解をしてこの国の王子を殺すことだと思い込んじゃったっぽくてさ」
なるほど…
「そっ…か……」
息が詰まる
何か複雑な気持ちが心の中で交差していた。
するとふとライフポイントゲージが目に入った
「えっ…!!?」
「…っ?
どうした?」
思わず声が出る
私の初期ライフポイントは40だったはず…!!
なのに…なんで……!!?
そこに表示されているのは
♡×25
15も減っていたのだ
「なっ、なんで!?
おかしい……おかしいよぉっ!!!、」
「どっ、どうした!?ナト!!?」
あまりの取り乱しようにショウも焦りを感じたらしくそばによってきた
「わっ、わたし…私の……ライフポイントがぁ……」
「ライフポイント…?」
「私の…私のライフポイントがっ……25に…」
「なっ…!
なんで……!!?まさか、
さっきのカナギからの攻撃で…!!!!?」
___________________
……ははっ
片方は取り乱し
片方はなだめる
そして論外君はその間に人を殺めている……
閻魔は水晶に映ったあの3人組をずっと見ていた。
1人は皆から頼られている分全て自分で抱え込み、挙句の果てに自分が崩壊するタイプ…
1人は強がりで周りの事を心配していて観察力も鋭いが…他人がいないと不安に駆られ心懐するタイプ……
1人は後先考えるということができずに最終的に困り果てるタイプ…
しかもかなりの戦闘狂……
「随分と変わった三人組だよねえ…
合わなすぎなんじゃない?」
そうつぶやく
「最初にこちらへ戻ってくるのは…
あの女の子かな…
この子は…あまりにも振り回されすぎてしまう。
逆にかわいそうだ…」
ナトをじっとり…と見つめる。
「早々と、女の子の判決を先に下しとくかぁー!」
そういうと閻魔は水晶を置き
机に向かいナトの生前での行いを調べ始めた。
ナトちゃん死んじゃうんですかねぇ…((
ナトちゃん死んだら色々危ういですが、ね…