ムシウタのかっこうとレィディ・バードをsrwZⅢに転生させてみた   作:rebo

1 / 8
プロローグ

「うぉおおお!」

 

 少年の雄叫びが時空震動の中で響いている。相対しているのは姿はハッキリと視えないが微笑んでいる天使のような存在。

 

「-------」

 

 天使のような存在は、雄叫びを上げながら自分を襲ってくる少年に驚いている。その様子はまるで自分の予想外の状況に楽しんでいるようだ。

 

 異様なのは天使のような存在だけだはない。少年の腕には虫のようなものが腕と同化している。それでいて少年の雰囲気からか恐ろしく感じる。

 

「-----」

 

 天使のような存在が何かを話した途端、時空震動は終わり天使のような存在と少年は引き離された。

 

 

 

 

 

 

「くそっ!ここは何処だ!?」

 

 少年は時空震動で跳ばされたところで周りを確認する。少年の近くには父親と姉(・・・・)、そして兄がいた。周りは家に囲まれている。どうやら住宅街に時空震動で跳ばされたらしい。

 

(場所は何処かの家の人に聞けばいいな。それよりも、あいつが何かを呟いた途端に時空震動が終わったな。もしかしたら、この時空震動も奴のせいか?)

 

「かっこう……?」

 

 少年はその言葉に声をした方に驚愕した表情で向いた。当然だその名前は前世(・・・)でよばれた自分の異名だからだ。そして、自分もその少女を見て一つの名前が浮かんだ

 

「レィディ・バード……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大丈夫か莉奈!」

 

 別の場所でも時空震動の影響は受けていた。といっても影響はほとんどなく、ただの地震程度で終わっているようだ。

 

「ちょっと他のところで影響ないか軽く調べてくるわ」

 

「あぁ。ほんとに軽くでいいのよ。早く帰って来なさい」

 

 娘の言葉に母親は軽く返す。

 

「いつものことだけど。今日も直ぐに帰ってくるのよ。それに何かあったら直ぐに連絡するから、それで助かった人たちもいるから頭ごなしに否定できないし」

 

「あはは」

 

 どうやら莉奈と言う少女は責任感が強くいつも人助けをしているらしい。

 

「大丈夫!行ってくるわね」

 

「あっ莉奈!」

 

 

 

 

(さてと、そろそろ帰るか)

 

 親との約束通りに軽く町を調べて帰り道に進む莉奈。そこでその少年を見つけたのは偶然か必然か。その少年を見た途端、前世(・・・)で因縁のあった名前を呼んだ。

 

「かっこう……?」

 

 そして少年もまた、自分の前世(・・・)での異名を呼んだ。

 

「レィディ・バード……?」

 

 

 

 お互いに自分の前世(・・・)異名に戸惑っていたが、互いの状況に話し合う。

 

「俺たちはブリタニアの山奥で住んでいたが家族ごとさっきの時空震動で跳ばされたんだ」

 

「そっ。わたしは普通の家庭で一般人として生きてきたわ」

 

 莉奈は大助に背を向ける。

 

「取り敢えず、うちに来なさい。どちらにせよ泊まるところなんて無いでしょう」

 

 莉奈の言葉に大助は素直に従った。

 

「助かる」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。