ムシウタのかっこうとレィディ・バードをsrwZⅢに転生させてみた   作:rebo

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3話

「そういえば兄さん。最近遅い日が多いけど、どうしたんだよ」

 

 学校へ向かう途中、ダイスケは兄であるヒビキに最近遅い理由を聞いていた。ヒビキがとある部隊に編入していることは知っているくせに白々しいことである。

 

 そうとは当然だが知らないヒビキは軽く誤魔化すがいつか教えてくれればいいと言ったダイスケの言葉に甘えることにした。

 

「おはよー!」

 

「死ね」

 

 突然、後ろからピンクの髪の女性とがダイスケに突っ込んできた。ダイスケは後ろを向かずに躱し、殴ろうとするが莉奈に止められる。普段はヘタレと言っていいダイスケの行動に普通は驚くが、周りの生徒はヒビキも含めいつものことかとスルーしている。

 

 この少女はティティという。宗助のすぐ後に転校してきて、以前から会ったことのあるダイスケに何かと絡んできている。たまに過去の話をするとどんな話であれ、鬱になったりする少女でもある。そのため、ティティの前の生活は誰も知らないらしい。

 

 ついでにダイスケが莉奈と付き合っていると知っても寝取る豪語したことで学内でも有名になった少女でもある。

 

「ひっどいなー。せっかくいいこと教えてあげようと思ったのに」

 

「何の話?」

 

 莉奈とはそれなりに仲が良いらしい。寝取れるなら寝取って見せろと言う感じだ。仲良く話しているのを聞くとまた、転校生が来るという話だった。

 

「またかよ」

 

 ヒビキの思わず出たという言葉に同意するダイスケと莉奈。今年から編入してきたダイスケとヒビキでも三回は経験しているのだ。莉奈は今月で四回目、心底同意していた。

 

 

 

そして、ヒビキと宗助は転校生を見て驚いていた。ちなみにこの二人、妙に息があって今では親友となっている。転校してきたのは兜甲児や早乙女アルトたちだった。美形の転校生に女子は喜んだり、男子は彼女持ちの転校生に羨ましがっていた。

 

 それでもまた転校生かと飽きていたのがほとんどだった。その反応に流石に不機嫌になる転校生たちだったが、今回で今月四回目の転校生だと聞いて納得した。流石に自分たちも何回も転校生が来たら飽きた反応になると思ったのだろう。

 

「よう!お前ヒビキの弟なんだってな!」

 

 アルトがダイスケに話しかける。ヒビキの弟であるダイスケに興味を持っているようだ。今、意識がある唯一の家族だから大切にしているのが話の内容から分かっていたのだろう。他にも宗助から聞いていた殺気にも聞いていたのもあるせいだ。

 

「兄さんの知り合い?まぁ良いや。どうせ----だろうし」

 

「えっ」

 

「何でもないよ。兄さんの知り合いならちょうどいいや。オカルト研究部に入ってくれないか。名前だけでもいいから」

 

 ダイスケはアルトとの会話中、自分の所属している部活の勧誘をしている。そろそろ人数を集めないと廃部になるからだ。部活は最低でも六人は在籍する必要があり、今はダイスケと莉奈とティティしかいない。ちなみにヒビキは”オカルト研究部じゃなくて考古学だろ!?”と突っ込んで在籍していない。他にも部隊に編入した理由があるからだ。ついでに顧問であるスズネもヒビキと同じ突込みをしていた。

 

「すまないな。ダイスケ、アルトもいろいろと事情があるんだ」

 

 オカルト研究部とは名前ばかりの部活動の内容に思い出したヒビキは止めに入る。その後も名前だけでもいいからと言うダイスケにアルトは一度体験してみてから決めると答えを出した。実際には考古学をやっているのはヒビキとティティくらいで、莉奈は絵をオカルト中心の絵を描いていたり三人で駄弁っていたりする。

 

 ただティティを除いた二人がそれぞれ賞をもらっているのが原因で気後れしているだけだ。ちなみにダイスケは昔の生活や超常現象を調べていたり、滅んだ理由を調べている。ティティは過去の食べ物。莉奈は伝承に残ってある過去の風景や超常の存在を書いている。正直、名前ばかりで各々違うことをやっている状況だ。

 

 それでも賞を貰えるぐらいだから何か間違えている。

 

「まぁ頑張れ…」

 

 そんなアルトにクラスの生徒たちは暖かい目で見ている。ヒビキにいたっては肩を叩いている。

 

「なんだか名前と違って大変そうな部活だな…」

 

「名前だけでもいいのに…」

 

 周りの反応からのミシェルの感想にダイスケは暗い顔で呟いていた。

 

 

 

 

 

 

 ダイスケは莉奈とティティと一緒に部活動に向かっていた。アルトも参加させるつもりだったが久しぶりの再会を優先させた方がいいと気を使ったようだ。

 

「アルト、部活には行かなくていいのか?」

 

「ああ。久しぶりの再会だったら、そっちを優先していいと言われてな」

 

「へぇ。いい奴じゃないか」

 

「だが俺は莉奈も含めて恐ろしく感じることもある」

 

「言うな。…っつ」

 

 アルトたちの会話に宗助の意見に同意しているヒビキ。あまり触れたくないことのようだ。同時にテンシとの戦いを思い出しており目が赤くなっている。

 

「どうしたヒビキ?」

 

「なんでもないさ」

 

 一瞬だったため目が赤くなったことに気付かれていないようだ。宗助はならいいがとダイスケと莉奈の恐ろしいと感じたことを話している。

 

「そうなのか?」

 

「ああ。以前、莉奈と付き合っていることに不満な奴らがダイスケを呼び出してた」

 

「なっ!マジかよ!」

 

「おいおい。そんなことをする奴がいるとは……。アルト、入部して守ってやったらどうだ」

 

「必要ないだろ」

 

 甲児たちの反応に否定するヒビキ。それを見て怒りの反応を向けるが、宗助は肯定する。

 

「ああ。ヒビキの言う通りだ。俺でも視認できない速さでダイスケは十人以上の敵対者を病院送りにしていた。女もその中にいたのに容赦のなさに恐怖を感じた」

 

「「「「「「………」」」」」

 

「女の子もいたのに全員病院送り?」

 

「肯定だ。ちなみに二度とこんなこともしない様に見せしめも行っていた」

 

 宗助の言葉に絶句する甲児たち。

 

「やりかねない」

 

 ヒビキの言葉に更に信憑性を持っていた。

 

「更に莉奈はその話を聞かせた報復させようとした仲間を叩いたようだ。どうも自分を出しにしてダイスケを襲った理由が気に食わなかったらしい。私のシアワセの邪魔をしないでという言葉を聞いて学外も含め自殺騒動が絶え間なく続いだようだ」

 

 更に絶句する甲児たち。今度はヒビキも含まれている。

 

「どうも自殺騒動を起こした者たちは全員、ダイスケを害そうとしていたようだ」

 

 しばらく会話ができなかったがボロボロのブロッケン男爵が現われたことでそれどころではなくなっていた。

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