貴方は『
『呉の雪風』と
陽炎型駆逐艦8番艦「
『佐世保の時雨』と
白露型駆逐艦2番艦「
『幸運艦の瑞鶴』と
翔鶴型航空母艦2番艦「
成程、これらも素晴らしい『
―――だがしかし、
それらも上回る強運を持つ『
そんな事実を、知っていたか?
このお話は
そんな、『帝国海軍最後の生き残り』である
特務艦雑用運送艦『
* * * * *
書類仕事を終えた提督のもとに執務室の扉をノックする音が聞こえてくる。
「入れ」
「艦隊がお戻りみたいです」
提督の初期艦であった暁型駆逐艦4番艦「
どうやら帰投の報告に来たようだ―――が、気になるところがある。
「……後ろの奴はどうした。一般の人は
電の後ろを一瞥すると背の低い電よりもさらに小柄な体躯の少女が見える。雪のように真っ白な髪、白夜の太陽を彷彿とさせる真っ赤な眼、まるでサイズの合っていない黒い学ランのような服に身を包んでいるせいで手は袖に隠れてしまっていて、やや表情に乏しいよう見えるが気弱そうな雰囲気が感じられている。そして―――腰の辺りから
「―――ん?もしかして、
「そうみたいです……けど」
「ああ、
提督はそれなりに意欲的に働いていた部類である、なので当然演習だって何度もしている。なのに、
いや、出会ってない艦娘など居ないはずが無いのだが、それでも新しく見つかった艦娘ならばすぐに情報が届くようになっているのだ。
それが意味するのはつまり―――
「……新種の艦娘か、面倒な」
新種だとするならば色々と処理すべき仕事が増えるだろう。まったくもって面倒である。別に提督は
「この
「―――眠っていた、だと?」
「はい、しかも
……まさかこの小柄な体躯で戦艦級の装甲を持っている訳もない。寝ているから島風型駆逐艦1番艦「
「ほら、自己紹介するのですよ」
「あ……えと……」
「特務艦雑用運送艦、宗谷です…かのミッドウェー海戦やガダルカナル島の戦いにも参加しました。よろしくおねがいします…」
そして、これが全ての始まりとなった……。
特務艦雑用運送艦「宗谷」のデータ
(比較用に()内に電のデータ)
排水量2,224.1t(1,680t)
全長82.3m(118m)
全幅12.8m(10.36m)
最大速12.4ノット(38.0ノット)
起工 1936年10月31日(1930年3月7日)
進水 1938年2月16日(1932年2月25日)
竣工 1938年6月10日(1932年11月15日)
退役 1978年10月2日(1944年6月10日)
最期 - (1944年5月14日戦没)
愛称・別名
「奇跡の船」「不可能を可能にする船」「帝国海軍最後の生き残り」「灯台の白姫」「北の海の守り神」「燈台の白姫」「海のサンタクロース」他多数
物凄い幸運艦、詳しくはggr
今は記念船として船の科学館で公開されている。