零達は普段と変わらない生活を送っていた。
「暇だ~。ここ最近異変も無いし、平和すぎる・・。」
そんな零に霊夢が寄ってきた。
「ねえ、零。」
「んあ?」
「今さらだけどさ、アンタ何で死んだの?」
「ああ、それはいろいろあって。」
「じゃあさ、そのいきさつを教えてよ。」
「おう。確かあれは・・十か月位前になるか?」
十か月前、つまり、零の世界ではウルトラマンも霊夢達も空想の世界の存在であった。
零と玲司も普通の人間であり、玲司の方は少し力が強いと言った程度で、それ以外は何も変わらない。
神様でもなければウルトラマンになれる訳でも無い。
零達は凄く普通の生活だった。
しかし、そんな中事件は起こった。
玲司がトラックにひかれ、死亡してしまった。
零の唯一の親友であった玲司を無くしたショックで、性格が暗くなってしまった。
懸命に忘れようと周りに明るく振る舞っていたが、そう簡単には忘れられなかった。
しかし、その性格が災いし、零はいつしかいじめられるようになってしまった。
零は玲司の事を考えた。きっとこんな時には玲司なら助けてくれる。
しかし、その玲司はもういない。非力な零などすぐにやられてしまう。
零も何度か抵抗したが、すぐに殴り倒され、いじめは余計に酷くなっていった。
「何で・・俺が・・。」
零は玲司の事を思い出しながら涙を流していた。
「へっ!何いってんだ?コイツ?」
「お前の友達はもういないんだよ!」
「行こうぜ。」
零は雨の中で拳を何度も地面に叩き付けていた。
原因は分かっていた。自分の非力さに、そして、誰もこのいじめを止める者が一人もいない事に。
「・・・こんな世界に居ても意味ない。」
零は自殺を決意した。しかし、一つだけ、やっておきたい事があった。
今までいじめを行ってきた者達を見返す事だった。
「・・おい。」
「あん?なんだよ。」
「何か用か?クズ。」
「・・・何で俺をいじめていたんだ?
「簡単だよ。あの玲司の野郎がいなくなったし、お前をいじめたら楽しそうだったしな。」
「・・・それだけか・・!?」
零の拳は怒りに震えていた。
「あんな奴、いなくなってせいせいしたわ!」
次の瞬間、零は自分をいじめていた奴らの一人を思いっきり殴った。
「が・・がは・・。」
その一人は、鼻血を出して気絶していた。
「てんめ!このクズが!」
リーダー各の奴が殴りかかって来て、零は一瞬怯えた。
しかし、玲司の言葉を思い出した。
「逃げ出さない奴はどんな奴よりも強い。例え、いじめる奴にもな。」
零は気を奮い立たせ、反撃をした。
「ぐっ!てめえ・・!」
「そんな下らねえ理由で人をいじめていたのか?さーて、そんな奴らをいじめたらどうなるんだろうなあ?」
「あ・・あ・・。」
リーダー各の奴は完全に零に怯えていた。
「要は俺の力が弱いと思ってたんだろ?悪いな。俺も力は強い方なんでな。お前達絶対俺よりも力弱いだろ?そんな奴にいじめられていたと思うと腹がたって仕方ないんだ。」
「ちょ、調子に乗るな!」
「ほう?まだ反省出来てねえみたいだな。じゃ、体で分からせるか。」
零はリーダー各の奴を全力で殴り、思いっきり踏みつけた。
「う・・・。」
「○○!」
零はリーダー各に近寄った奴に近づいた。
「お前も反省しないのか?しないとこの二人みたいになるが?」
「い、いや、は、はは、反省してますすす・・。」
「そうか。悪かったな。じゃあな。」
その後零はとある高層ビルの屋上に行った。
「玲司・・。やっぱ、お前いないと駄目だ。」
零は次の瞬間、ビルから落ち、自殺した。
しかし、零は真っ白な空間にいた。
「ここはどこだ?」
「悪い、お前死んだわ~。」
そこに現れたのは金色の翼が生えた男がいた。
「玲司!?」
「やっぱり、お前零か~。久しぶり~。」
「久しぶりだな。」
零は一番の親友にあって嬉しかった。
そこで、玲司が言った。
「ああ、ところで悪いけどお前幻想郷に転生してもらってそこで話すわ~。」
「おまっ・・」
零は言い終わらぬ内に足下に穴が空き、零は幻想郷にダイブした。
「・・・って言うわけ。」
「へぇ~。」
「お前にそんな過去があったとは・・。」
「辛かっただろうな。」
「地上はそんな奴もいるのか?」
「で、今に至る訳か。」
「ナイス反撃だな。」
「いつからいた!?本当にいつからいた!?」
気付くといつのまにかアスカやダン達がいた。
しかし、零は嬉しかった。こんな仲間達がいることに幸せさえ感じていた。
今回は零の前日談、つまり転生するまでの流れを書いてみましたが、いかがだったでしょうか?
次回は・・やっぱり未定!