風つながりでアイツがでる。
原作とは少し季節が変わるけど大目に見ていただければ幸いです。
「いや~、霊夢さんすごいですね~。あんなに大きい怪獣を倒しちゃうなんて。」
「いや、私じゃなくて零達だって。」
「でも、周りからはお前だと思われてるんだぜ。」
博麗神社には射命丸と魔理沙が来ていた。
「こんな時に誰も起きてないし、唯一起きているのは・・。」
霊夢は後ろをチラッと見た。その先にはハネジローとリムゴがいた。
「パム?」
「ルガ?」
二匹とも首を傾げた。
「はあ・・。」
「まあ、良いか。平和で良いわ。」
「じゃあ、聞く事も聞いたので私は帰りますね。これで新聞の記事が書けますよ。」
射命丸は飛び去って行った。その直後に零達が降りて来た。
「おはよう、霊夢。」
「おはようじゃないわよ!今もうお昼よ!」
「え?」
時計を見るともう一時を越えていた。
「まあ、あんた達はいつも同じ服で良いけどさ。」
そんな事をやってると見慣れない人間がやってきた。
「すいませーん。」
「はーい。ちょっと待って。」
零達は上に隠れた。訪れた人間は緑の髪の女性だった。
「あの、博麗霊夢さんですか?」
「はい。」
「実はあなたに相談がありまして、ここに来ました。」
「何でしょうか?」
「妖怪の山の上に棲む神様へのお譲りして頂けないかという訳なんですが。」
「え・・?」
「・・・1日だけ猶予をちょうだい。」
「・・・一日だけ考える時間をちょうだい。」
女性は去って行った。
「れ、霊夢・・。」
霊夢の目はうつろに震えていた。
「とりあえず、一回考えてみようぜ。
霊夢と魔理沙、そして零達は会議を始めた。
「譲ろうと思う人はいる?」
霊夢は全員に聞いたが、誰も何も言わなかった。
それはそうだ。魔理沙は霊夢と会う場所がここしか無いわけだし、零達からしたら住む場所が奪われるのだ。そんなのが耐えられる訳が無い。
「・・満場一致で譲らないで良いんだな。」
霊夢達は頷いた。
「じゃあ皆、明日は私一人で行く。皆はここで待っていて。」
「え・・?」
「どこから来たか知らないけど、ここで一番強いのは誰か教えてあげるわ。ダン、タイガ。修行を受けさせて。」
霊夢は真剣な眼差しで二人を見つめた。
「・・・親父、分かってるだろ。俺達がやるべき事を。」
「ああ。霊夢。私達ができる限り付き合おう。」
「・・・!ありがとう!」
「霊夢、俺達にもできる事があったら手伝うよ。」
「神様がいるってことは、神社があるってことだよな。・・よ~し!逆にアイツらの神社を奪ってやろうぜ!」
「ええ!」
「だったら良い場所がある。ついてこい。」
タイガ達は物置小屋に移動した。
「家の物置じゃない。ここがどうしたの?」
「基礎から鍛えたいならここだ。入ってみろ。」
霊夢と魔理沙は物置小屋に入った。すると、そこに広がっていたのは灼熱の岩場だった。
「何ここ!?」
「こんな事もあろうかと作って置いた。一応重力をコントロールする事も出来るぞ。」
「え!?大丈夫か!?」
「大丈夫。ここは仮想空間だ。岩場に当たってもダメージはないし、死ぬこともねえ。」
いつの間に変身したのか、タイガとダンはゼロとセブンになっていた。
「では始めるぞ!まずは重力十倍!」
「分かったわ!」
すると、急にズシッとした感覚がきた。
「ちなみにここは一年間が半日。二年間で一日だ。」
「じゃあ、早速始めましょう!」
物置小屋の扉は閉じ、零達は神社に戻った。
ちなみにあの仮想空間で修行目的の時だけは年を取らないようになっている。
「さて、ヒカル、ショウ、アスカ、ムサシ。俺達もトレーニングしておこう。念のためにな。」
「おう!」
「やってやるぜ!」
「この神社を守る!」
「絶対に!」
零達も何十キロの錘をつけトレーニングしていた。
そして、次の日の朝・・。
「最後の仕上げだ。俺達を倒せ!」
「奴は多分とてつもなく強いだろう。」
「分かったわ。」
「やってやろうぜ!霊夢!」
霊夢と魔理沙はセブンとゼロと戦いを始めた。
零達は百キロの錘でもスイスイ動けるようになっていた。
「よし、もう休もう。万全を期して望むためにな。」
零達は残った六時間を睡眠に使った。
霊夢達も戦いが終わって、先に神社の中で寝ていた。
そして、勝負の時はやって来た。
「ついに決戦の時が来たわね。」
「あっ、そうだ霊夢。一応これを渡そう。」
零は三枚のカードを合体させて変形させ、それを霊夢に渡した。
霊夢の手に握られていたのはティガの変身アイテム、スパークレンスだった。
「どうしようもなくなったと言う時に使え。」
「・・・分かったわ。」
「行こうぜ、霊夢・・!」
霊夢と魔理沙は妖怪の山へ向かって飛んでいった。
霊夢と魔理沙は目にも止まらぬスピードで山を登り、一気に頂上についた。
そこには昨日神社を要求してきた張本人、東風谷早苗がいた。
「では、答えを教えて下さい。」
「もちろん譲らないわ。」
「そうくると思ってました。私は東風谷早苗。ここの巫女としてあなたを倒します!」
「上等よ!」
霊夢と早苗、巫女どうしの対決が始まった。
「はああ!」
「ふっ!」
二人は無数の弾幕を撃ち合い、二人とも凄いスピードでヒットアンドアウェイを繰り返した。
「さすがですね。霊夢さん。」
「あんたもやるじゃない。でも、私は絶対に負けられない!」
「では、これをみても同じ事を言えますか?」
早苗がなにか念じると上から青いクラゲのような怪獣、台風怪獣バリケーンが現れた。
「な!?」
バリケーンは凄い勢いの風を起こした。
霊夢は飛ばされそうになるもののなんとかこらえていた。
まだ風だけなら良かったが、雨雲も現れ始め、次第に雨も降ってきた。
しかもその上雷まで起こり、台風が起きた。
「くっ・・!」
「私の能力は奇跡を起こせる。そこらの能力とは違うんですよ!」
バリケーンはさらに風の勢いを強くした。
「こうなったら・・!」
霊夢はふところからスパークレンスを振り上げた。
すると霊夢の体は光に包まれ、ウルトラマンティガになった。
「なっ・・!ウ、ウルトラマンティガですって!?」
「チャッ!」
霊夢、もといティガは戦闘体制を取った。
「これが・・ウルトラマンの力・・。凄い。力が溢れてくる・・!」
ティガに変身した霊夢は驚いていた。すると、どこからか声が聞こえた。
【これは僕の力じゃない。君の力だよ。自分を信じて戦うんだ。】
「もしかして・・ティガ・・?」
しかし、どこからも返事は無かった。しかし、無性に霊夢は勝てる自信が出てきた。
「ハッ!」
ティガはおもいっきり飛び上がり、空中バク転をしながらバリケーンの風に負ける事なくバリケーンの頭にかかとおとしを決めた。
するとバリケーンは気絶し、倒れた。さらに、それによって風も収まった。
ティガはバリケーンを持ち上げ、宇宙に投げ飛ばした。
「さあ、これで邪魔者はいなくなったわ。続きを始めま・・。」
ティガは早苗の方を向くと何故か早苗の目が輝いていた。
「あの無敵の超人ウルトラマンティガが目の前にいるだなんて・・!」
「おーい。」
「でもあなたは霊夢さん!」
そういうなり早苗は高い威力のスペルカードを放った。
しかし、ティガには傷一つつかなかった。
「早苗、あなたにはこの私は倒せない。」
ティガがその言葉に応えるように、ティガはグリッターティガに変身した。
「これで終わりよ!」
ティガは両腕を腰に当て、そこから胸の前で大の字に腕を広げた。
その腕の間には眩い光の線が現れ、最大まで広げた。
そしてそこから腕をL字型に組み、グリッターゼペリオン光線を放った。
「しまっ・・!」
神社一帯に物凄い爆発音が響いた。
「うう、すみません、神奈子様・・。」
ティガから霊夢に姿を戻した。
スパークレンスは三枚のカードに戻り、零の下へ帰っていった。
「あら、早苗を倒すだなんてなかなかやるじゃない。」
神社の中から青い髪に赤い服を着用し、背中にしめ縄を背負った女性か現れた。
「あんたが神様?人の神社奪おうとするのが神様のやること!?」
「私は八坂神奈子。実は、ウチには私がいるけど、そっちには神様がいないじゃないか。だから、私がなってあげようとおもってね。」
「悪いけど、渡す気はさらさらないわ。」
「そうかい。じゃあ、私も力ずくでもらおうとするかね!」
霊夢と神奈子は弾幕戦を始めた。
しかし、先程の戦闘で自信をつけた霊夢が負けるはずがなく、勢いで神奈子を倒した。
「あたた・・。ごめんね~。実は、幻想郷唯一の神社を抑えればここでの信仰押さえられるとおもってね。」
「そう言う事だったのね・・。」
「もらうというのは取り消すけど、その代わりにここ守矢神社の分社を建ててくれないかい?」
「まあ、それならいいわ。」
霊夢と魔理沙は戦いを終え、零達がいる博麗神社へ戻った。
「あっ、帰ってきた。」
「どうだった?」
「博麗神社は取られないけど、その代わりに向こうの神社、守矢神社の分社を建ててくれって事になったわ。」
「まあ、解決したし、良いか!」
その後、神奈子は天狗の長、天魔との会談を経て解決し、幻想郷の神様の一柱になった。
「さてと、奪われずに済んだし、・・・」
「済んだし?」
「・・どうしよ?」
「考えとけよっ!」
零はアスカにツッコンだ。
次の瞬間笑いが起きた。
霊夢はこんな日常が幸せだと改めて感じた。
今回は霊夢中心で話を作ってみましたが、いかがだったでしょうか?
今回だけ霊夢をティガに変身させてみた。案外合う(とは思う)。
次回は・・・どうしよ?