黒くて黄色いウルトラマンを倒したあの怪獣が・・。
突如、幻想郷を襲う危機が襲った。
「・・?」
人里に一つの巨大な光球が降ち、その中から一体の黒い怪獣がいた。
「何・・!?」
「あ・・アイツが来るだなんて・・!」
「駄目だ・・!アイツには・・勝てないんだ・・!」
「ゼッッ・・・トォォォン!」
「霊夢!人里の奴全員避難させろ!一人残らず!」
「わ・・分かったわ。」
霊夢は知らなかった。あの怪獣の恐ろしさを。そして、強さを。
「零、なんでそんなに急いでるの?」
「良いから早く!死人が出る前に早くしろ!」
「・・・?」
霊夢は零に言われ、急いで人里に向かい人々に避難指示を出した。
この緊急事態を察知したのか、他の場所からも助っ人が来ていた。
魔理沙や早苗、さらに妖精や妖怪も手伝いに行ったが、宵闇の妖怪ルーミアはいなかった。
「どうしたんだろ?ルーミア。」
「ただ気付いていないだけでしょ。早くしなさい、チルノ。」
「うん・・。」
一方零達はあの黒い怪獣について対策を練っていた。
「あいつはどこからどう見てもゼットンだ。」
「でも、俺達が見てきたゼットンやハイパーゼットンとは似ても似つかねえ。だとしたら、今までの奴らより強いゼットンだと考えるのが妥当だろうな。」
「確かに黒い体にあの黄色い器官があるし、ゼットンの中の一体だろうな。」
「それにしても、デカくないか?ハイパーゼットンの幼体じゃないし、あいつは宇宙の怪獣だから、どこかの宇宙人が送り込んだものだとは思うけど・・。」
「なんにしても、あいつを倒さなきゃいけない。霊夢さんもそろそろ避難を終えたころだろうな。」
霊夢はチルノ達妖精から衝撃的な話を聞いた。
「ルーミアがいない!?」
「うん。ちょっとまえまでいっしょにあそんでたけど、きゅうにいなくなっちゃった。」
「家に行っても返事がなくて。」
「・・!まさかあの子!」
霊夢はゼットンの方を見たが、ゼットンは何も言わなかった。
「・・チルノ、大妖精。よく聞いて。もしかしたらもうルーミアと会えないかもしれないわ・・。」
「え!?なんで!?あたいそんなのやだ!」
「どうにかならないんですか!?」
「・・・。どうにかなればこんな事言わないわよ。」
霊夢は俯いていて表情は分からなかったが、涙を落としていたのは分かった。
「霊夢・・。」
「霊夢さん・・。」
「妖怪一匹助けられないなんて巫女として最低ね・・。」
「・・・!アイツのなかにルーミアがいるの!?だったらあたいがーー」
チルノがルーミアを助けに行こうとしたが、霊夢は力一杯引き止めた。
「・・・だめよ。あんたでは助けられないわ。私達で助けに行くから、あんた達も避難しなさい。」
「でも!」
「死んでも良いの!?友達を助けに行っても死んだら意味がないじゃない!」
「う・・。」
チルノは諦めたらしく、肩を落として大妖精達の下へ行き、遠くに飛び去った。
「・・・行くわよ、魔理沙、早苗。」
「お、おう。」
「え、ええ。」
霊夢と早苗、そして新しい箒に乗った魔理沙はゼットンの下へ向かった。
そして零達は覚悟を決め、一斉に変身した。
「ダイナーー!」
「コスモース!」
「デュワッ!」
【ウルトライブ!ウルトラマンギンガ!】
【ウルトライブ!ウルトラマンビクトリー!】
【ウルトロード!ウルトラマンガルス!】
博麗神社から六つの光がゼットンの下へ向かった。
その光とはダイナ、コスモス、セブン、ギンガ、ビクトリー、ガルスの六人であった。
妖怪の山からも、ウルティメイトフォースゼロの五人がやって来た。
にとりはジャンボットに乗ってきたらしく、中からにとりの声が聞こえた。
『早苗!聞こえる!?弟機のジャンナインに乗って!』
「分かりました!」
早苗はにとりの指示に従い、急いでジャンナインに乗り込んだ。
「よーし、ウルティメイトフォースゼロ、出動!」
ゼロの合図を聞き、ウルティメイトフォースゼロの五人は巨大なゼットンに攻撃を仕掛けた。
そのゼットンはUキラーザウルス・ネオよりも大きくて、姿形も似ていた。
しかし、攻撃の量が尋常ではなく、光線から守るバリヤも備えており、攻撃が一切通らなかった。
これでは勝つことは難しいと思ったのか、ジャンボットとジャンナインは戦闘機の形に変形し、空中戦を始めた。
しかし、ここで霊夢がガルスに重要な情報を与えた。
「聞こえる!?あの怪獣の中に小さな妖怪が捕まってるの!助けてあげて!」
ガルスは頷き、全員にテレパシーで情報を送った。
早速ウルトラマン達とウルティメイトフォースゼロ、そして霊夢と魔理沙はゼットンの体じゅうを探し回り、ゼットンの胸元辺りにルーミアらしき人物を見つけた。
「ルーミア・・?」
容姿はルーミアに似ていたが、その人物は大人で、服や髪の色はルーミアと一緒だったが、頭のリボンが無くなっていた。
「・・!」
「まずは触手を切れ!」
ガルスは一本の触手を切り裂いた。するとその人物と繋がっているのか、顔をしかめたのが見えた。
「待って!」
他のウルトラマンが触手を切ろうとするのを止め、先ほどの事を話した。
「よし、僕に任せて。」
一番近かったコスモスが霊夢を手のひらに乗せ、光の球で包み、ゼットンの胸元に向けて霊夢を発射した。
一瞬ゼットンに邪魔されそうになったが、ガルスが光線を放ち、なんとか阻止した。
霊夢はゼットンに捕らわれていたルーミアらしき人物を救出し、地面に降ろした。
「これで大丈夫。思いっきりやって!」
ウルトラマン達は頷き、総攻撃を仕掛けた。
ゼットンが光弾を発射して来たが、ギンガがバリヤーを張り、全て防いだ。
流れ弾はセブンとゼロのアイスラッガーとゼロスラッガーで切り裂き、地上での被害を食い止めた。
ウルティメイトフォースゼロの四人は触手一本一本を確実に切り裂いていった。
ビクトリーはビクトリウムシュートで後ろの体の兵器を全て壊し、ウルトラマン達がゼットンの斜め上に集合した。
「ダイナ、コスモス、ゼロ、セブン、ギンガ、ビクトリー、それに霊夢と魔理沙。全員の最高の技を撃つぞ。ミラーナイト、グレンファイヤー、ジャンボット、ジャンナイン、そして乗ってるにとりと早苗。援護を頼む。」
「「『『了解!』』」」
ミラーナイト以外の三人がゼットンのバリアをだす場所を破壊し、バリアを張れなくした。
ウルトラマン達は光線の準備をしていた。そこにゼットンは全力の火球を放った。すると、目の前の光景がバラバラに割れガラスが割れたような音が鳴り、その後ろからミラーナイトが姿を現した。
「鏡を作るのは得意でね。しらなかったかい?」
そう、ゼットンの前に見えていたのは鏡で、本当はゼットンの斜め後ろの上にいたのであった。
ゼットンは慌てて火球を放とうとしたが時既に遅し、全員の最高の光線を喰らった。
ダイナは力を込めたソルジェント光線、コスモスは拳から出すフューチャーストライク、セブンは腕をL字に組んで撃つワイドショット、ゼロはゼロスラッガーを胸のプロテクターに装着して放つゼロツインシュート、ギンガはギンガストリウムになり、腕から脇腹にかけて出すコスモミラクルエスペシャリー、ビクトリーは体の各部のクリスタルから出すビクトリウムエスペシャリー、魔理沙はマスタースパークの強化版のファイナルスパーク、霊夢は夢想封印を放った。
「ゼッッッ・・・トォォォォン・・・。」
ゼットンは激しい断末魔と共に消え去った。
ガルス達は人間サイズに戻り、ルーミアらしき人物を治療した。
するとルーミアらしき人物が急に暴れだした。
しかし、コスモスが全員の光エネルギーを込めたフルムーンレクトを浴びせて浄化し、ルーミアらしき人物はルーミアになった。実はその人物はルーミアの封印された姿だったのであった。
しかし、コスモスが浄化したことで、もう一度封印され、霊夢が新たなリボンをつけた。
そして零達は人間に戻り、よほど疲れていたのか、そのまま神社の中で眠りについた。
実際、コスモスが霊夢を送る時にはウルトラマン達全員のカラータイマーが鳴っていたのだからである。
ウルティメイトフォースゼロの四人とにとりと早苗達も敵を倒せた事に歓喜を示していた。
そして、一時間後・・。
「疲れた・・。」
「お疲れ。ルーミアも助かって良かったわ。」
「ルーミア~!」
「帰ってきたのだ~。」
チルノ達とルーミアは会うなりすぐ遊び始めた。
そして、しばらくしてチルノ達と遊び終わって帰ろうとしたルーミアをムサシが呼び止めた。
「どうしたのだ~?」
「君にこれをあげるよ。」
ムサシはルーミアにきれいに輝く石をプレゼントした。
「きれいなのだ~!」
「もし何かが起こった時、これをかざしてみて。そうすれば、きっと君を助けてくれる。でも、これは一度しか、今しか輝けない。その時まで、君に持っていて欲しいんだ。僕もこの石に助けられた事がある。」
「分かったのだ~。」
ルーミアは再び帰っていった。
「何をあげたんだ?」
「アスカ。うん、ちょっとしたお守りだよ。」
「そうか。」
ムサシとアスカは神社の中に戻った。神社の境内には一輪のコスモスが咲いていた。
今回はムサシとコスモスを中心に書いてみました。
でも多少雑だったかな?
前回いい忘れたけど、ジャンボットとジャンナインの胸のハッチは乗り方が知らないため、勝手な想像です。
出来れば誰か教えて下さい。
次回は・・未定。
「「「やっぱり。」」」(読者全員)
すいませ~ん!