そろそろ原作に戻ります。
さすがにそろそろ原作の方もやらないと文句来そうなので。
ゼットンを倒して数日後の夜。今宵は満月の日であるはず。なのに・・。
「うん、やっぱり月欠けてるぜ。満月じゃなさそうだ。」
「おかしいなあ・・ショウが買った月歳表見ると今日は満月なんだけどな。」
「一体何故・・?」
神社の裏庭ではヒカル、零、ショウの三人が月歳表と望遠鏡を手に月を眺めていた。
「確かに満月の日なんだよな?」
「ああ、日付は合ってる。だけど、あれは満月じゃない。」
「異変では無いのか?というか、確実に異変だと思うんだが。」
「俺もそう思う。だけど、当の霊夢は、『こんな日もあるんじゃないの。』と言って相手にしないし」
「うへぇ~。」
「む~、力が出ん。」
「・・・夜の妖怪達も力が出ないらしいし。」
神社の中では霊夢やアスカ、ムサシ達が夜雀の妖怪や宵闇の妖怪を介抱していた。
「大丈夫?ルーミア、ミスチー。」
「大丈夫だったら屋台だしてますよ・・。」
「私もまだチルノ達と遊んでるのだ・・。」
「だよね・・。」
その頃、零達は何かに気付いた。
「零、気付いたか?あの月、クレーターの場所が変だ。しかもでき方も自然じゃない。」
「本当か!?・・確かに、場所とか全然違うな。」
「これはもう異変確定だろう。俺は霊夢に知らせて来る。」
「お、おう。頼むぞ。」
ショウは走って霊夢に知らせに行った。
その知らせを聞いたのか、霊夢は神社を出て直ぐ様元凶を探しに行った。
「霊夢も行ったらしいな。」
「俺達も行くか?」
「俺達も出来る限りの事もした方が良いだろう。」
零達三人が変身しようとしたとき、リムゴとハネジローが顔を出した。
「パムー。」
「ゥルガルル。」
「どうした?お前達も行きたいのか?」
「パム。」
「ルガ。」
二匹は頷き、リムゴの体は光りだしてドラゴリーのスパークドールズになった。
「OK。行こうぜ、リムゴ、いや、ドラゴリー。」
「ハネジローも行くみたいだな。」
「パム!」
ハネジローは力強く頷いた。
「じゃあさ、今回はお前達で行ってきたら?大丈夫。等身大と巨大化両方使えるようにしとくから。」
「おう。悪いな、零。」
「すまん。零。」
「大丈夫大丈夫。さあ、行ってきな。」
ヒカルとショウは頷き、階段をかけ降りていき、その後をハネジローが追って行った。
「・・・くっ。」
零の異変にダン一人だけが気付いていた。
「・・・。」
その頃、ムサシはコスモスになり、二人の妖怪に応用版のフルムーンレクトを浴びせた。
「これで少しは動けるだろう。エネルギーが切れる前にチルノ達とかに知らせてあげて。」
「はい!分かりました!」
「任せろなのだー!」
二人の妖怪は急いでこの異変の事を知らせに行った。
「大丈夫か?あいつら。」
「大丈夫たと思うよ。結構な量のエネルギーを注いで置いた。
「大丈夫といえばあともう一人いるぞ。」
「ダンさん。もう一人って?」
「あいつだ。」
ダンは階段の前にいる零を指していった。零は胸元を掴んでいた。
「何もなければいいが・・。」
「ぐっ・・・!一体どうしたんだ・・俺の体・・。」
一方、ヒカルとショウ、それにハネジローは幻想郷の各地を駆け回っていた。
「中々見つかんないな。」
「妖怪の山に無縁塚に・・・後どこ行ってないんだ!?」
「え~と・・。」
「パム~。」
ハネジローは地図上の竹林のような場所を指した。
「あっ、ここか!すごいな!ハネジロー!」
「じゃあ早速向かおう!」
「おう!」
ショウとヒカルは『迷いの竹林』と呼ばれる場所に向かった。
霊夢はもう既に魔理沙と共に竹林の奥にある永遠停に付き、交戦していた。
「いい加減月を戻しなさい!」
「他の妖怪も困ってるんだぜ。」
「悪いわねえ、こっちも困ってるのよ。」
「しつこい奴ね。だったらこっちにも秘策があるわ。優道華!あれ持ってきて!」
「え・・で、でも姫様、それだけは・・。」
「いいから早く!」
「は、はい!」
優道華と呼ばれた少女はギンガスパークとに似たものと一体の人形を輝夜に渡した。
「これこれ。行くわよ!」
「あの物体と・・あの人形は・・!」
【トランスライブ!キララ!」
人形を物体のてっぺんに当てた瞬間、輝夜の体は光に包まれ、岩のような肌を持った怪獣、キララに変身した。
「どう?驚いた?」
「これはまた厄介な事になったわね。」
「しかもデカイな。」
「成功したようですね。姫様。」
霊夢と魔理沙はキララの目元まで上がろうとしたが、キララの手にはたき落とされた。
「んげっ!」
「あうっ!・・ててて、畜生・・。」
その時、丁度良くヒカルとショウが走ってきた。
「大丈夫か?」
「ええ、でも、あともう一分早く来てほしかったわ。」
「全くだぜ。」
「それだけしゃべれるなら大丈夫だろう。ヒカル!行くぞ!」
「おう!行くぜ!怪獣には超獣だ!」
【ウルトラーイブ!ドラゴリー!】
【ウルトライブ!ウルトラマンビクトリー!】
「良いわ。この怪獣を舐めない事ね。」
「言ってろ!コイツは怪獣より強い超獣だ!」
ドラゴリーは早速キララに殴りかかった。しかし、見た目相応に硬くちょっとやそっとの攻撃では通用しなかった。
「硬いなコイツ!だけど、こっちにはいい武器が二つあるんだよな。」
「そんな弱そうな奴にそうそう良い武器なんて付いてる訳・・。」
ドラゴリーの中でヒカルは少しニヤけ、次の瞬間高熱の炎をキララに浴びせた。
「あちちっ!なんて熱さなのよコイツ!」
「岩っぽい奴にしたのは間違いだったな!」
(くっ!これじゃ近接戦も無理だわ!)
輝夜が諦めかけていたその時、急に炎が止まった。
「あ~熱い、さすがに炎はキツいな~。」
あまりの熱さでヒカルも暑くなっていたため、炎を止めたらしい。それをチャンスと見たのか、キララがドラゴリーに襲い掛かってきた。
だが、それはヒカルが考えた作戦であった。
「はい、毒注入☆」
近くまで来たところを上手く利用し、キララ、もとい輝夜に毒を注入した。それがヒカルの作戦だった。
「よし、ヒカル!やれ!」
「ビクトリウムシュート!」
毒で動けなくなったキララに光線を放ち、キララは爆発した。
そして、キララは輝夜に戻っており、キララも人形に戻っていた。
「うう・・。永林、治療お願い・・。」
「毒なら、ほい、解毒薬。一応作っておいた。」
「・・ありがとうごさいます!」
永林は早速輝夜に解毒薬を飲ませた。すると先程まで苦しんでいた輝夜が少し落ち着いた。
「ま、後は身体的なダメージだけだ。」
「さて、何で月をすり替えたのかしら?」
「実は・・。」
永林達の話によると、自分たちは月の民で、月で罪を犯してしまったため、地球にきたらしく、今日の満月の夜に月から使者が来るのだと言う。罪人である私が会うのはまずいと思い、本物の月を隠して偽物にすり替える事で使者が来れないようにしたのだと言う。
「あの時の黒い怪獣も私達を探すために送られた怪獣だったわ。でも倒されてしまった。だから月の使者が直接来てしまう・・。」
「一体どうすれば良いの・・?」
困り果ててる二人に霊夢は、
「ああ。それだったら大丈夫。ここ(幻想郷)自体結界に守られてるから大丈夫よ。」
と言った。
「え?じゃあ・・。」
「隠す必要無いの?」
「大丈夫よ。」
「ありがとう!霊夢!」
「ありがとうございます!」
「ついでにさ、ここ住めば?結構良いところだぜ。」
「え、良いの?」
「現に異変の後住んでる奴沢山いるからな。」
「そう言う事。」
こうして、幻想郷の月は元に戻り、輝夜達も改めて幻想郷に住むことになった。
「てかあんたら戻りなさいよ!」
「あ、忘れてた。」
「少し待ってくれ。」
ドラゴリーとビクトリーの体は光り、ヒカルとショウに戻った。
しかし、それだけでは終わらなかった。
「霊夢!大変だ!」
もの凄い形相でアスカが駆け込んできた。
「どっ、どうしたの?」
「れ、零が・・。」
「・・・!分かったわ。すぐ行く。」
アスカと霊夢、それにヒカルとショウとハネジローは博麗神社に戻った。
そこにはもの凄い汗をかいて横たわった零と看病をしていたダンとムサシがいた。
「熱は九十度以上ある。なんとか生きているが、このままでは不味い・・!」
「一応フルムーンレクトは浴びせたんだけど、それでもこの状態なんだ。」
「ハァ・・ハァ・・!」
「零・・。」
「原因は・・?」
「分からない。だが、相当無理のある事をしていたんだろうな。」
「だから俺達に行かせたのか・・。」
「でも、ここまでになるなんて、本当に一体何が・・。」
「でも、幸いただ体調を崩しただけだ。数日経てば治るだろう。」
「そう・・。」
霊夢達は一度風呂まで済ませ、就寝に着いた。
(零・・一体どうしたの?あのデカイ奴を倒した時は凄く元気だったじゃない・・!)
霊夢は縁側で夜の星空を眺めていた。
すると、その様子を察知したのか、ハネジローと人形から戻っていたリムゴが霊夢に近寄って来た。
「パムー、パムパムー。」
「ガルル・・。」
「どうしたの?私の事心配してくれるの?でも私は大丈夫よ。あなた達も早く寝な。」
「パムー・・・。」
「ガル・・。」
霊夢は眠る前にもう一度零の様子を見たが、熱はかなり下がっているように見えた。
霊夢とハネジローとリムゴは再び眠りに着いた。
今回は永夜抄を題材にかき、ヒカルとショウ、それに二匹の小型怪獣をメインに書いて見ました。
何気にヒカル君少しだけゲスでしたね。でもそんなヒカルもアリだと思います(キリッ
一応輝夜姫繋がりでキララを出してみました。
知らない人は検索して下さい。
月の民スゲー。