コスモスファンの皆様誠にすみません。
あの異変から数ヶ月が経ち、季節は冬。すっかり雪景色である。
春雪異変の時以来、ようやく季節に合った景色でもあった。
「いや~寒い寒いのなんのって。」
「でも嬉しそうじゃねえか~。」
縁側では零とアスカが談笑していた。
「でも、ここ最近異変無いからさ、そろそろ起きるんじゃね~の?」
「あっはっは。そんなものが起きたら困るよ、アスカ君。まあ、お茶でも飲みなよ。」
「まあ、そうだな。起きたら、困るしな。あっはっは。」
零とアスカが温かいお茶を飲もうとしたとき、霊夢が凄い勢いで障子を開けた。
「零ぃ!アスカぁ!」
「ぶほっ!」
「げほっ!な、何事や?」
霊夢の大声に驚き、二人は同時にお茶を吹き出した。
「何事やじゃないわよ!異変よ異変!ちょっと来て!」
「ちょっ、げほっ!待っ!」
「俺のお茶~!」
「んなもん後でいくらでもあげるわよ!嫌と言うほど飲ませてあげるわ!」
「てか、霊夢、何でそんな嬉しそうなんだ?」
霊夢に連れて来られたのは神社付近の野原だった。
そこから、間欠湶が涌き出ており、いつの間に連れて来られていたのか、他の全員も既に集まっていた。
「あの~、霊夢さん?」
「ん?どうしたの?零。」
「とりあえずこの状況を説明してくれ。どうしてこうなった?」
「ああ、そう言う事。実は急に何か涌き出てきてさ、これ温泉に使えるんじゃないかな~って事で。」
「まあ、ここの財政もあれだし、な。」
「そう言う事。まあ、これぐらいならいいんじゃないかな。」
「俺も入ってみたいし。」
「俺もだ。仕事の後の温泉はいいものだ。」
「全員霊夢になにか吹き込まれたな。」
「だな。でも、まあ、手伝うか!」
「アスカまで・・。じゃあ、俺もやるしかないか。」
「ありがとね。」
零達は早速温泉に改装する事にした。
すると、出てきているのは間欠湶だけではない事に気が付いた。
「霊夢~。」
「ん~?」
「この丸っこいの何?さっきからどんどん出てくるんだけど。」
「え?どれ?」
「ほら。」
間欠湶から出てきていたのは、地底にすむ地霊達であった。
「うわあ!?何よコイツら!?」
地霊達は止まる事なく出てきたが、暴れる事はなかった。
「ど、どうしよう!?」
「落ち着け。よく見てみろ。あいつらなにも悪い事して無いぞ。」
「でっ、でも。」
確かに見ていると暴れるどころか大人しくしていた。
「な。」
すると、箒にパチュリーを乗せて魔理沙が飛んできた。
「よっ。早速だが霊夢、パチュリーが何かあるらしいぞ。」
「ええ。霊夢、このままこの間欠湶を出し続けていると、地底の妖怪まで出てくるわ。しかも、地底の妖怪も結構強いから、危険性も出てくるのよ。」
「じゃあ、どうすれば?」
「紫にでも相談してみれば?」
すると、紫の空間の裂け目のようなものが現れ、そこから一人の女性が出てきた。
「・・どこから聞いていたの?」
「魔理沙が来た辺りからよ。確かに、地上の妖怪が地底にいくのは不味いわ。地底には地底のルールもあるし・・。パチュリー、霊夢達を地底に送ってくれないかしら?」
「パチュリー。良いの?」
「私は良いわよ。」
「じゃあ、決まりね。藍、妖怪達に遠隔サポートをするよう、伝えてくれる?」
「分かりました、紫様。」
姿は見えなかったが、女性の声は聞こえた。
「それと、あの人達は誰?霊夢。」
「ああ、確かにあんたには話してなかったわね。」
霊夢は紫に事情を説明した。
「ふぅ~ん。そう言う仲なのね。」
「一応彼らも人間よ。少し特殊だけど。」
「分かったわ。パチュリー、頼むわよ。」
「ええ。」
パチュリーは魔法で大きな穴を開けた。
そこにパチュリー、霊夢、魔理沙、零、アスカ、ムサシ、ヒカル、ショウの八人が入っていった。
「中は暗いわね。何か光が欲しいものだけど。」
「じゃあ、いきますか。」
零の合図に零含む五人が一斉に変身した。
「少し暑くなるけど・・ギンガファイアーボール!」
ギンガはクリスタルを赤くし、火球を行く先に漂わせ、道を照らした。
「結構微調整が難しいけど、まあ、これで見えるだろ。」
ギンガが言い終わった瞬間、ギンガの頭上に釣瓶が凄い勢いで降ってきた。
「どわっ!・・つ~、何だ?」
降ってきた釣瓶を見ると、中に小さい緑の髪の女の子が入っていた。
「こいつは、・・釣瓶落としって奴か?」
よく見ると釣瓶の取っ手には糸の様なものが付いており、どうやらそれで操られているようだった。
「なるほどね。じゃあ、これでおしまいだ。」
ギンガは糸で手刀を切り裂いた。するとそれ一本だけたったのか、そのまま落ちていった。
「どこから出てきたんだか。ま、次行きますか。」
ギンガの言葉に頷き、一同は更に下を目指した。
「あら、そんな物騒なもの出してどうしたんだい?」
声のする方を見ると、黄色い髪の少女が降りてきた。
「・・今度はなに?」
「私の糸を切ったのは誰?」
「え?俺だけど・・。」
「あなた?凄いわねぇ。私の糸を切った奴は久しぶりにみたよ。」
少女は長々と話していたが、一同は途中で飽き、話を無視して先に進んだ。
「・・って訳で、あれ!?いない!?」
少女が下を見ると、一同は既に結構先に行っていた。
「ちょっ、待ちな!」
「面倒臭いやっちゃ。ほい、ゼノクロスレイ。」
ガルスは光線を放ち、少女に当てた。
「きゃっ!」
「さ~、今の内に。」
一同は先に進んだ。下に進むに連れて、段々暗くなっていった。
「暗いな・・。」
「でも、そろそろゴールが近いって事じゃないのか?」
「でもやっぱ暗いし、もう一回。」
ギンガはもう一度ギンガファイヤーボールを出し、光源を増やした。
「これなら結構増しになるだろ。」
すると、先ほどとは違う黄色い髪に耳が尖った少女が出てきた。
「悪いけど、これ以上先には行かせないわ。」
「この人が番人か?」
「そうっぽいわね。」
「何の用で来たか知らないけど、ここから先は通さない。」
「いや、ちょっとここから出てる間欠湶の出所を知りたくてね。あなたは知らない?」
「そう言う事ね。じゃあ、通してあげるわ。」
「おお?今回はやけに簡単に通してくれたな。」
「気を付けて。・・・なんてね。あなた達の嫉妬心を見せて貰うわ・・。」
少女は一同に付いていきながら、目を緑色に光らせ、全員の心の中を見た。
「さてさて、どんな嫉妬心が・・・ってあれ?無い!?」
少女は驚いて大声を挙げた。それに気付いたコスモスが少女に近づいた。
「どうしたんだ?」
少女は事情を話した。
「・・なるほど、僕たちの嫉妬心を探って仲間割れさせようと。」
「ええ。でも見事に失敗。でも何で?嫉妬心位、無いの?」
「いやいや、僕たちにはそんなものは要らない。自分たちが違うからこそ、それぞれの力を合わせて戦っているんだ。だから、優劣を付けて互いを妬みあったりはしないよ。」
「私には分からないわ。どうして!?どうしてなの!?」
「いずれ君にも分かる時がくる。とりあえず、落ち着こう。」
コスモスは少女にフルムーンレクトを浴びせ、大人しくさせた。
「ヒントは、[仲間]だよ。」
「仲間・・。」
そういってコスモスはガルス達の下に戻っていった。
しばらくして、ガルス達は最深部に付いた。
「さて、こっからは後半戦だな。気合い入れていくぞ!」
地底最深部に付き、ガルス達は走りだした。
またも時間の都合上、前編と後編に分けます。
あ、てかこれから原作に基づく異変や長くなりそうな異変はこうやって分けたほうが良いのかな?
あと、前回書き忘れたのですが、前回はセブンとゼロをメインに書きました。