長らくドラゴンボールの方にしていたもので・・。
客人はどんな時にだって、どんな場所にだってやってくる。
仮に、それが宇宙人であろうと。
「ふう。」
一人の男は竹林を歩いていた。
「ここが地球ですか。しかし、同胞の聞いた話とは違いますね。」
男は周りを見回し、
「・・誰もいないようですね。変身を解きますか。」
そう言うと男の体は光り、やがて派手な宇宙人に変わった。
「確か、地球に行ったアイツは[おたげい]とか言う奴を習ったらしいし、他の奴はタバコや携帯とか言うのに地球人が暴走する薬や電波を仕組んだと聞いてここに来たが・・、とてもそんな事をするような奴はどこにもいないし、ましてや、携帯はおろか電波を飛ばせそうな物が何処にもないじゃないか。」
すると、その宇宙人の前方に一人の少女が歩いて来るのが見えた。
「確かこの辺りが光っていたんだけど・・。」
それを聞いた宇宙人は竹藪に身を潜め、光を出さずに人間に変身した。
「ふう・・。これで大丈夫そうですね。」
宇宙人、もとい男は一息を付いた。すると、先程の少女が駆け寄ってきた。
「すみません。この辺りで光った物とか見ていませんか?」
「え?さ、さあ・・。」
男は軽く受け流したが、冷や汗をかいていた。
(やば・・。俺だ・・。」
そう思っていると、少女が男の顔色を伺ったが、心配ないと返した。すると、少女から質問が来た。
「貴方はここで何をしていらっしゃるんですか?」
「え?わ、私はちきゅ・・じゃなかった。ここにちょっと散歩に・・。」
「そうでしたか。でも、もう夜ですよ?」
「え?」
そう言われて上を見ると、既に空は暗くなっており、月が昇っていた。
「参ったなあ・・。うちゅ・・じゃなかった。家は壊れてるんだよな・・。はぁ・・。」
男が落ち込んでいると、少女は、
「あの、もし良ければ、家に来ませんか?」
と言った。
「良いんですか?」
「ええ。この竹藪の中にいるよりはましだと思いますよ。」
「すみません。ありがとうございます。」
男は少女についていき、一軒の家に付いた。
中は、家と言うよりもまるで病院のような感じだった。
すると、先程の少女がここの住人らしき人達を連れて来た。
「紹介しますね。私は鈴仙・優曇華院・イナバ。鈴仙と呼んで下さい。そして、こちらが私の師匠の八意永林様で、この小さいのが因幡てゐ。そして、こちらが姫のかぐや様です。」
永林と呼ばれた女性は赤と青が混ざった服と帽子を着ており、帽子に赤十字があるので医者と見て良いだろう。
そして、てゐと呼ばれた少女は兎の耳が付いており、鈴仙も同様に兎の耳を付けていた。
そして、かぐやと呼ばれた少女は姫と言われていたのでどんな感じかと思いきや、
「ゆっくりしていって。あんな竹藪じゃ暗くて何も見えなかったでしょ。」
と、気さくに話しかけて来た。
男は本当に姫か?と思っていたが、その思いを読み取ったかのように永林が、
「姫様は月の姫様です。でも、ほとんど普通の人と変わりませんよ。」
男は口を開いたまま微動だにしなかった。
「まあ、ゆっくりしてって。」
永林の声で男は我に返り、適当に座っていた。
そして、他のメンバーも散って行った。
しばらくすると、鈴仙が男の元に寄ってきた。
「そう言えば、貴方の名前を聞いていませんでしたね。何て言うんですか?」
「ああ、えっと・・。」
男は、いや宇宙人は自分の名前のカルズから取り、
「・・そう、数島です。」
「数島さんですか。変わった名前ですね。」
「え、ええ。よく、言われます。」
数島は若干戸惑いつつも答えた。
「あ、何か飲み物を持って来ましょうか?」
「あ、大丈夫です。家が壊された時に持っていたので。」
そう言うと数島は懐から[眼兎龍茶]と書かれた缶を取り出した。
「・・変わった絵ですね。」
「ええ。このお茶や絵は家が作っているので。」
「へぇ~。」
二人は、その後、適当に会話をしていた。
とりあえず今はまだ状況が思い出せていないので、それに繋ぐのが難しくなったので一旦切ります。
次回はこの続きです。
零「俺の出番無いのかよ!?」