(あれ、なんとなくやったような、やらなかったような・・。)
零達は平和な日常を過ごしていた。
ダンは紅魔館の元に行ったらしい。何でも、前回助けて貰ったから、そのお礼に食べ物を持っていったらしく、食料品がかなり減っていた。
「ねえ、零。ちょっと買い物行って来てくれる?」
「う~い。」
零は立ち上がり、財布を持って神社を出た。
そして、神社の階段を降り終わったと同時に、大きな地響きがした。
零はその場でしゃがみ、地響きがおさまったのを確認して立ち上がると、そこには目を疑いたくなるような光景が広がっていた。
そこには、自分以外にいない筈の、ウルトラマンガルスがいた。
「ガルス!?どういう事だ!?」
零は自分のスマホとカードを確認した。
ガルスのカードがあるため、あれは完全なニセモノと言わざると得ない。
「取り敢えず、これはいったん殴りに行くか。」
零はガルスのカードを取りだし、スキャンしようとした。
すると、そこに一体の超獣があらわれた。
その超獣には頭に角が生えており、体は芋虫のようだった。
「あれは・・バキシム?」
そのニセのガルスはバキシムと戦い始めたが、何処か周りにアピールするような戦い方であった。
「なんだアイツ。どういうつもりだ?」
そして、そのニセのガルスはバキシムを倒し、何処かにとびさってしまった。
「何だったんだ・・?」
その後、零は人里に行き、食料を沢山買い込んだ。
そして、帰路に付こうとしたとき、見かけない男と出会った。
「お前が・・・ウルトラマンガルスか?」
「な、なんだ、お前は・・?何故、その事を・・?」
「私はグレゴール人。あのお方からの情報でな。お前を始末せよという事だ。」
「そう言う事か。で、そのお前を操ってるあのお方ってのは一体だれだ?」
「俺を倒せたら、教えてやるよ!」
「上等だ!」
零は瞬間移動して荷物だけ神社に置いて、男と同時に変身した。
そして、夕暮れの町には、二体のガルスが出現し、向き合って立っていた。
「セャッ!」
「ハァッ!」
お互いに戦闘体勢を取った。
そして、ニセモノのガルスが指を折り曲げ、ガルスを挑発した。
そして、ガルスは拳を握り、ニセのガルスに殴り掛かったが、すぐに避けられ、後ろから蹴り倒された。
ガルスはすぐに立ち上がり、サッカーキックのように攻撃したが、それも避けられ、後ろからドロップキックをされた。
このままでは埒があかないと思い、ガルスは後ろに下がってゼノクロスレイを放った。
「ゼャッ!」
しかし、相手も同じように、黒いゼノクロスレイを放ち、光線の押し合いとなった。
最初は互角だったが、徐々に光線が押され、ガルスが吹っ飛び、仰向けに倒れた。
そして、カラータイマーもなり始めた。
そして、初めは分かって居なかった人々の一人が叫んだ。
「何で皆本物が分からないんだ?いつも俺達はあのウルトラマンガルスに助けられて来たじゃないか!今度は俺達がガルスを助けるべきじゃないのか!?」
その一人が民衆に向かいながら叫ぶと、他の人々もそうだそうだと騒ぎ初め、そして、ガルスコールが起きた。
その声にガルスは立ち上がり、あのフォームを使う事にした。
「アイツを使うか。行くぜ!」
[フォームチェンジ!アーリーフォーム!」
そしてガルスの体は赤を基調とした姿になった。
このアーリーフォームは暴走した時のダークフォームを制御する事に成功し、色を変えたものである。
性能も少し変わり、他のウルトラマンの戦法や技を借りる事が出来るのである。
「じゃ、これで行きますか!まずはウルトラマン!」
そしてガルスは胸の前で腕を交差し、体を回転させ、わっか状の光線をニセのガルスにかけ、身動きを取れないようにした。
「さてと、次はこれだ!ウルトラマンティガ!」
そして、ガルスはティガのゼペリオン光線を打つ動作をし、カラータイマーに両腕を当ててからゼペリオン光線を撃ち、正体を出させた。
そして、そこには真っ黒な体をして、マントを羽織った宇宙人が現れた。
「流石だ、ウルトラマンガルス。見事に完敗だ。」
「それがお前の正体か。」
「ああ。この姿だと侵略者に間違えられてしまうものでな。仕方なくだ。」
「しかし、何故そこまで・・。」
「お前の情報を入手したものでな。聞けば強そうだったし、格闘士として、一度戦って見たかった。しかし、お前と地球人の絆は凄い。私が前に戦ったウルトラマンも凄く強かった。」
「もしかして、そのウルトラマンって・・!」
「ウルトラマンダイナ。あいつとはいずれ戦ってみたい。・・すまない。話が長くなってしまったな。私は去ろう。では、またな。」
そう言って、グレゴール人は飛び去って行った。
それを、ガルスは黙って見送った。
神社に戻り、アスカに話を聞くと、凄まじい対戦であった。
「ああ。アイツは強かったぜ。多分、今もきっと宇宙を旅してるんだろうな。」
そう言って、二人は夜の星空を見上げた。
その空には、一つの流れ星が飛んで行った。
その頃、その裏では闇の軍勢が動こうと準備を始めていた。
「・・只今帰りました。」
「遅えな。何やってた?」
「申し訳ございません。ですが、バタルのスパークドールズは回収して参りました。」
「まあ、良かろう。そいつを貸せ。」
「はっ。」
メフラはバルタン星人を一人の宇宙人に渡した。
するとその宇宙人はギンガスパークに似た物から、黒い光線を出してバタルを復活させた。
「あ、あれ?私は何故ここに・・。」
「よう。目は覚めたか?」
「はっ!!・・・・様!」
「ケッ、まあいい。ようやく俺達のエネルギーも溜まった事だ。」
「ようやく奴らに復讐する事が出来る・・!」
今回は、かなり多めかなと思います。
次回から、かなりシリアス化させます。