後、最後にお知らせがあります。
霊真は、ガルスブラスターをポケットに入れ、出かける事にした。
昨日には友達のサキとジュンが遊びに来て、そして今日は特に用事も無いので、ブラブラ遊びに行くことにした。
ガルスブラスターは護身用で、実はビームソードにもなる優れものであった。
「さて、今日は何処に行こうかしら?と、行っても特に目的も無いケド。」
霊真はとりあえず、魔法の森へ行くことにした。
中で何回か妖怪を見かけたが、この森は暗いため、ここに集まりやすいのだろうと霊真は解釈し、先に進んだ。
すると、見た事の無い井戸を見つけた。
中を覗きこんだ途端、何かを叩くような音が聞こえた。
そして、下から人が登って来るのが見え、慌てて身を隠した。
そして、その人達が通り過ぎるのを見送って、その後井戸に掛けられた梯子から降りて行った。
一番下に着くと、六畳程の薄暗い空間が広がっていた。
そして、その奥に一人の七、八歳位の銀髪の少女が片手の手首に固定された手錠を巻かれた状態で座りこんでいた。
その体はボロボロで、至る所に色んな傷がついていた。
「だ、大丈夫・・?」
少女は顔を上げ、声を出そうとした。
恐らく、ずっとここに閉じ込められて水が飲めていないのだろう。
「声が出ないの?」
少女は頷いた。
「水で良い?」
少女はまた頷いた。
「じゃあちょっと待ってて。すぐ持ってくるわ。」
霊真は井戸から出て、水を探しに行った。
「魔法の森には確か魔理沙さんがいたはず・・。」
霊真は記憶を頼りに家を探した。
幸いにも数分とかからずに魔理沙の家を見つけ、早速魔理沙を呼んだ。
「開いてるぜ~。」
中から声が聞こえ、霊真は扉を押し退けるようにして入った。
「おう、どうした?霊真。」
「何でも良いんで、水を下さい。なるべく沢山!」
「ああ、家の裏に水道とバケツが有るから勝手に持っていきな。後で返せよ?」
「はい!ところで、そのバケツと水はキレイですか?」
「一応は飲める水だぜ。」
「ありがとうございます!」
霊真は勢いよく扉を開けて裏へ走った。
そこには、魔理沙の言う通り何個かのバケツと蛇口式の水道があった。
霊真はバケツ二つに水を入れ、それを抱えて空を飛び、井戸まで飛び、水がこぼれないよう、井戸に入った。
霊真が空を飛べるのは、霊夢が元々空が飛べるのもあるが、それ以上に神の遺伝子を引き継いでいるため、四~五歳から飛べるようになっていた。
霊真は少女の元に水を届け、ガルスブラスターのビームソードで手錠を切った。
少女は手錠が切れるや否やバケツの水を飲み始めた。
やがて、一分と立たない内にバケツの水は全て飲み干された。そして、少女も声が出るようになった。
「助かった、ありがとう。地球人の者よ。」
「え?あなた、地球人では無いの?」
「ああ。私は二百年姿が変わっていない。そのせいであなたが来る前の地球人が私を恐れ、私をここに閉じ込め、ここで酷い暴力を受けていた。だが、あなたのような地球人がいてくれたおかげで私は母星に帰る事ができる。改めて礼を言う。」
「良いのよ。私も偶然あなたをみつけたって言うだけで、ここに来なければきっとあなたを助けれていないだろうし。」
すると、その少女はポケットから笛と、カプセルのような物を取り出した。
「それは?」
「私を迎えに来る怪獣を呼ぶための物だ。」
「へぇ~。じゃあ、ここじゃ多分笛の音が響かないだろうから、上へ出ましょ?」
「いや、その必要はない。このカプセルを井戸の上へ置いてきてくれないか。それで怪獣を導く。」
「分かったわ。あなたはどうするの?」
「私はここでこの笛を吹く。この笛がそのカプセルの起動する鍵だ。」
「うん、分かった。じゃあ、私は置いてくるわ。」
霊真は井戸の上に向けて飛び立った。
そして、井戸の近くにカプセルを置いた。
その頃にはカプセルも起動していた。多分もうあの少女が吹いていたのだろう。
そして、少女は井戸から上がってきた。
そして、数分後に、空から巨大な怪獣がこの井戸に飛んで来た。
そしてその怪獣はしゃがみ、少女を手のひらに乗せた。
「ありがとう。地球人。」
「私も見送るわ。」
霊真はガルスブラスターを振り上げ、ガルスに変身した。
「じゃあ、行きましょ。」
ガルスと少女を乗せた怪獣は同時に飛び立った。
ガルスは大気圏を突き抜ける寸前に聞いた。
「あなた、宇宙で息できる?」
「ああ。なんとか。」
「そう。でも、酷い傷だし、治してあげる。」
ガルスは少女に手をかざし、癒しの光線を治した。
少女の傷は消え、綺麗な肌に戻った。
「改めて礼を言おう、地球人。いや、ウルトラマン。」
「あなた、ウルトラマンにあった事があるの?」
「いや、私の仲間があるだけだ。そんな話を聞いた。確か、"ウルトラマンティガ"という名前だった。」
「ウルトラマンティガ・・。」
「では、世話になった。さようなら、地球人。」
「ええ。あなたも、気を付けて。」
少女は手を振りながら遠ざかっていき、やがて姿が見えなくなった。
ガルスは地上に舞い戻った。
そして霊真に戻った。
「ウルトラマン・・。何なのかしら・・。」
霊真はそんな事を思いながら帰路に着いた。
今回はウルトラQっぽくしようと思いましたが、上手くいきませんでした。
お知らせと言うのは、実はこれを書いているゲームパッドを修理に出すため、一週間程投稿出来なくなります。
結構スティックがイカレてきたんで・・(泣)