「暇ですねえ~。」
1人の少女、射命丸文は家で寝転がっていた。
「あの時見つけたネタ(ガルス)も見つからないし。」
あの時いたのはこの少女であった。(1話参照)
「仕方ないですね。霊夢さんのところにでもいきますか。」
そう言うと文は飛び立って行った。
その頃、零はセブン、ゼロ、マックスと共に稽古をしていた。
その稽古はとても簡単で、セブン達の投げるアイスラッガーやゼロスラッガーを避けて行くという稽
古である。止まっているときはその場所で避け続けて反射神経を鍛え、動いているときは足の速さ、
飛行の速さを鍛えるというものである。
「にしてもさあ、ちょっと速くない!?もうマッハ絶対こえてるよ!?」
「何をいっている!まだまだ序の口だぞ!」
「俺はこれよりも厳しい稽古して来たんだぜ!」
「僕もこれくらいは楽勝ですよ。」
「うおおお! 」
そんな4人を傍らで見ていたのは霊夢とアスカ、ヒカルにショウだった。
「しかし、よく無傷だわね、零。」
「本当、よくあれが追い付くよな。」
「しかもそれが4倍ですから、いつダメージがくらってもおかしくないですね。」
そんな事をしゃべっていると、前方から黒い飛行物体が飛んできた。そして、その飛行物体は丁度
ジャンプした零に思いっきり激突した。
「いっ・・!痛っ・・!」
「痛たた・・大丈夫ですか?」
「ええ、なんとか・・。」
「・・どうも!清く正しい射命丸です!・・って、なんでこんなに人が?」
「どうにも泊まるところが無いらしいから、今ここに居候させてんのよ。」
「へえ、ところで皆さんの名前は?」
「俺は柊 零。」
「俺はアスカ・シンだ。」
「俺は礼堂ヒカルです。」
「俺の名はショウ。」
「俺はモロボシ・ダンだ。」
「いつ戻ったアンタ!」
「気にするな。ところで、お前は霊夢の友人か?」
「あ、はい。一応これでもブン屋です。」
「相手にしなくても良いわよ、ダン。」
「ところで霊夢さん。赤と銀の体に銀色の顔の人って知りませんか?」
その言葉を発した瞬間、霊夢と文以外の全員が硬直した。
「シラナイナーハジメテキイタナー。」(棒読み)
「ソンナヒトイルノカナー。」(棒読み)
「だって。もう少し別のところ探して見たら?」
(((((霊夢ナイス!)))))5人全員同時に思った事だった。
「そうですか・・。では見つかったら教えて下さい。」
文はと飛び去って行った。その瞬間5人同時に座りこんだ。
「あぶね~。」
「気を付けた方が良いわよ。アイツ結構しつこいから、また狙われるかも知れないわ。」
「・・・よし、アイツもいなくなったし、稽古を続けるぞ。」
「い、一回待って。さっきので腰抜けちゃって。」
「しょうがないな。霊夢も実践練習としてやって見るか?」
「上等よ。やってやろうじゃない。」
霊夢は立ち上がり、宙に浮き上がった。
「デュワ!」
ダンはウルトラアイとよばれるメガネ型の変身道具を目にあて、ウルトラセブンに再度変身した。
「準備完了って訳ね。容赦しないわよ!」
「いつでも来い!」
両者同時に構えた。
「デュワ!」
「これでどう!」
セブンは額のビームランプから出すエメリウム光線を放ち、霊夢もスペルカードの一枚を使った。
セブンはエメリウム光線で弾幕をなぎはらい、全部の弾をかきけした。
「やるわね。」
「ふう。中々やるな。少し疲れた。ヒカル。今度はお前が相手してやれ。」
「はい!よし、行くぜギンガ!」
【ウルトライブ!ウルトラマンギンガ!」
ヒカルはギンガに変身し、霊夢と同じ高さに浮き上がった。
「今度はこっちから行くぜ!ギンガファイアーボール!」
ギンガの体のクリスタルが赤く輝き、ギンガの周りには何個かの隕石が浮いていた。
「ハアア!」
ギンガが片腕を前につき出すと、隕石も霊夢に向かって飛んで行った。
「そんな技も使えるのね。だけど、こう言うのは何年もやってるのよ!」
霊夢も素早くスペルカードを出し、弾幕を放った。
「なっ!?全部消された!?」
「ヒカル、俺に任せてくれ。」
「ショウ。お前、何か対応策があるのか?」
「ああ。バトンタッチだ。」
ギンガはヒカルに戻った。
【ウルトライブ!ウルトラマンビクトリー!」
「技を出してくれ。」
「じゃあこれでどう!? 一番弾が多いわよ!」
「ビクトリーエスペシャリー!」
ビクトリーは体のクリスタルを輝かせ、そのクリスタル1つ1つからV字型の弾を放った。
「弾が少ないのなら多くすれば良い。それだけの事だ!」
「その手があったか!さすがだぜ、ショウ!」
「まあな。」
「よそ見している場合じゃないでしょ!」
「おっと、危ない。」
打ち消せていなかった弾が1発ビクトリーに向かってきたが、ビクトリーは余裕でかわした。
「さて、そろそろ勝利を掴むとするか。」
「え!?」
ビクトリーは先程よりも2倍、3倍の数の弾を出し、やがて1発の弾が霊夢に当たった。
「きゃあ!」
「まずい!」
すると、いつの間に復活していたのか、ガルスに変身した零が霊夢を受け止めていた。
「大丈夫か?」
「あ、ありがとう・・。」
ガルスは霊夢をゆっくりと地面に下ろし、自分も零に戻った。
「さて、零も元に戻った事だ。次は肉弾戦の稽古の行こう! 」
またもダンはセブンに変身し、零と戦闘を繰り広げた。
それは夜まで続き、午後8時位に終わった。
「お疲れ、零。」
「・・・」
零は疲れすぎて死んだ魚の目をしていた。
「今日はもう休もう。晩飯も途中で食べた事だしな。」
「はい・・。お疲れ様でした・・。」
「相当疲れてんな。」
「ですね。俺たちももう寝ましょう。」
「そうだな。」
霊夢以外の5人は眠りについた。
霊夢は巫女の堪というやつなのか、一晩中起きて稽古していた。
近いうち、零達に災いが降りかかるのではないかと思っていたのである。