ストライク・ザ・ブラッド~第五真祖と吸血鬼姉妹~   作:戦闘狂の道化師

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今回の話に書いている五行や咲夜達の能力は私の記憶だけを頼りに書いているので絶対に合っているとは言えません。もし間違えたりしていたら教えて頂けると嬉しいです


目が覚めると

「うぅん...ここは...」

目が覚めると俺は自分のベッドに横たわっていた。

 

「お目覚めですか?」

俺が起き上がろうとするのと同時に右から聞こえた声に反応して振り向いてみるとそこには銀髪のメイド。十六夜 咲夜がいつの間にか横にいた。

 

「確か咲夜だったけ?...何時からそこに居たんだ?」

 

「いえ今さっき来ました」

 

「ドアも開けずにか?」

 

「いえ、開けましたよ?」

咲夜との会話が噛み合わないのを不思議に思って居ると咲夜がこの不思議な現象についての説明をしてくれた。

 

「私の能力は格上の方には効かないはずなのですが恐らく新夜様が先程の頭痛で弱っていらしたので効いたのでしょう...」

 

「能力?ということはレミリア達見たいに咲夜達にも能力があるのか?」

俺がそう聞くと咲夜は小悪魔だけは例外ですが...と言いながら頷く。

 

「美鈴は気を使う程度の能力を持っています。この能力は簡単に言いますと身体能力を上げたり気を知っている相手であれば相手がどこに居るのかわかる能力だとでも思ってください。次にパチュリー様ですが此方は魔法を使う程度の能力です」

 

「魔法?」

 

「はい魔法です」

咲夜は俺の言葉を肯定すると少しだけ詳しい説明をしてくれた。

 

「新夜様は五行をご存知ですか?」

確か五行とは、中国などで言われている自然哲学の考え方で万物は五つの要素で出来ていると言う考え方だったはずだ。因みに五つの要素は火 水 木 金 土の五つ。咲夜は俺がそう言うと頷き続きを話し出した。

 

「その通りです。パチュリー様はその五行に日と月を足した七つの要素を組み合わせたりした魔法をお使いになりますそれがパチュリー様の能力です」

俺はその説明を聞きながら感心していた。五行は一つづつに特攻と弱点をもっている。例えば木の要素は金の要素に弱い。何故かと言うと木は鉄などの金属でできた斧などに斬り倒されるからだ。それと同じように組み合わせによっては他の要素を助けることもできる。例えば木と火だ。木は火の材料となり火の力を増させる。これは魔法にも言える事で例えば相手が金の要素を持った魔法で防御を張ったとする。この魔法に木の要素を持った魔法をぶつけると確実に防がれてしまう。次に火の要素を持った魔法を放つと並の魔法使いなら防御を貫く事が出来るだろう。

 

だがしかし相手によっては弱点を突くだけでは力技で此方を押さえ込めるような格上が相手の場合がある。その際、木と火の要素を組み合わせ放つと木の要素が火の要素を助けて威力を上げ力ではかなわない相手にも勝てる可能性をあげることが出来る実に理にかなった話だ。

 

「最後に私ですが私は時間を操る程度の能力です。主に特定の物の時間を進めたり止めたりすることが出来ます。そして新夜様が不思議に思っていらした私が来たときの事ですがあれは私が自分以外の時を止めてお側に参ったからでしょう」

俺が使い勝手が良さそうに思っていると咲夜は説明をさらに続ける。

 

「ですが、新夜様が思っているほど使い勝手が良いわけでは無いのです。私の能力で時を止められるのは格下の相手だけです。お嬢様や妹様そして本来は新夜様には効かないのですが今回は先程の頭痛で弱っていらしたのでどうやら効いたようです」

俺は咲夜の説明に納得するとベッドから立ち上がって腕を回したりして体に何か不調が無いか調べてみるが特には何も不調は無かった。

 

「新夜様お食事のご用意が出来ております。お食べになりますか?」

 

「ありがとう。頂くよ」

かしこまりましたと咲夜が頭を下げ案内すると言ったので俺の家なのになぜ案内がいるのか不思議に思いながら咲夜に付いて廊下に出てみると....

 

「何だこれ...」

部屋から出ると廊下とかは俺の家ではもはや無くなっていた。紅いカーペット紅いカーテンありとあらゆる物の色が紅くなっておりさらに俺の家の廊下が伸び廊下には大漁の部屋が出来ていた。

 

「申し訳ありません。ここに今日から私達も住むので私の能力を応用して部屋の広さを広げたり部屋を増やしたりしました」

そう言われ少し考えて見る。咲夜の能力は時を操る程度の能力。考えられるのは...

 

「移動に時間がかかる様に能力で変えてその結果、世界がその結果に合う様に事象がねじまがったのか?」

俺がそう聞くとご明察ですと頭を下げてリビングへ向けて俺を案内始めた。

 

そうして俺は一分ほど歩いてやっとリビングにたどり着いた。本当に俺の家はリビングに行くまで見ただけでももかなり変わっており廊下の天井にはシャンデリアがあった。この分だと...そう考えながらリビングに入るドアを見てみると両開きの装飾付きの豪華なドアに変わっていた。

 

「何と言うか出鼻を挫かれたな...」

 

「ここで驚いていたら心臓が持ちませんよ?」

咲夜がそう言いながらドアを開けるとそこには...

 

「うわ....」

前はリビングだった空間は食堂と言って良いほどに広くなったりあちこち変わったりしていた。天井には廊下でも見かけたシャンデリア。テーブルは12人ほど座ってもくつろげるほどの大きさでテーブルの上三ヶ所には花が飾ってある。

 

「あっ‼お兄様!」

フランが俺を見るなり腰にぶつかってきた。一瞬気絶する前に見えた物を思い出して少し警戒をしたが近づいてくるフランの笑顔を見ているとどうでも良くなった。

 

「新夜...起きたのね?」

そう言いながらレミリアも無駄に豪華な装飾をした椅子からゆっくりと立ち上がり此方へ歩いてきた。

 

「あぁ、フラン レミリア心配をかけたな」

 

「別にいいよ‼お兄様が無事なら」

 

「そうね...後はフランに心配をかけなくなれば百点かしら?」

お姉様も心配していたからね~とフランにからかわれたレミリアは顔を真っ赤にしながらフランと鬼ごっこを初めてしまった。ちょうど机を一周したときにフランとレミリアを俺が捕まえてお腹が減ったから早く食べないか?と言うと二人とも渋々ながら鬼ごっこをやめて俺を席に案内をしてくれた。

 

 

「どうしてお兄様は気絶しちゃったの?」

 

「わからないな」

席に着くなりフランがそう聞いてきたので気絶する前に見えた物について聞いてみたくもなったがこの関係が壊れてしまいそうで聞くのを止めた。

 

「ふーん」

フランはそう言うと少しだけ不安そうな表情を浮かべたがすぐに笑顔になった。フランと話しているとレミリアが立ち上がり

 

「それでは咲夜、食事を並べてくれないかしら?」

 

「承知しました」

咲夜にそう言うと咲夜は一礼をした後一瞬で机に沢山の料理が並んでいた。また見えなかったことから考えると俺はまだ本調子では無いらしい。

 

「それでは皆、グラスを持ってくれるかしら?」

レミリアがそう言うと俺やフラン達は赤ワインの入ったグラスを持つ。美鈴や俺は見た目も大人なので飲んでも問題は無いだろうがフランやレミリアは完全にまだ見た目は小学生や中学生ぐらいだろうがお互いに吸血鬼なので見た目の事を弄ってはいけないだろうと思い口を紡ぐ。それにフランは笑って許してくれるだろうがレミリアはいじけてしまいそうだしな。

 

「今日はパチェや咲夜そして美鈴 小悪魔が此方に来ためでたい日よ。盛大に祝いましょう。乾杯‼」

 

「「「「「乾杯‼」」」」」

俺は気絶する前に見た物をすべて忘れ今皆と騒ぐ今を楽しむためにワインを煽った。

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