紫もやしになったので引き籠もります   作:粉プリン

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第2話

「結局何も聞けなかった……」

 

せっかくレミリアにこの場所についていろいろ聞けるかと思ったのに、コミュ障はやっぱり優先して直すべきだな。

 

「それにしても、魔法なんて使えたんだ……まあパチュリーだからって言ったら終わりなんだけど」

 

俺自身には魔法なんて知識はない。あってもMP消費して呪文放つ程度の認識だ。でもさっきのは明らかに魔法っぽいことをしてた。実際の魔法が、どんなものなのか知らないけど多分あれもそうだと思う。

 

「さてと、やるべきことは二つだな」

 

一つはこの時代、この場所の状況を知らないとうまく動けない。さっきレミリアに聞けば一発で解決してたが、まあ今更だしいいや。次に魔法の練習もしておかなくちゃね。これが幻想入り前なのか幻想郷がなくなった後なのかわからないし。まあなくなった後ならレミリアが俺の事知らないのはおかしいから多分始まる前なんだと思う。

 

「それじゃあ、今日は魔法の練習でもしてようかな」

 

 

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「……いやー、ここまで廃スペックだとは思わなかった」

 

これ正直バランス壊れてるわ。簡単に言えば考えた事が実際にできる感じ。頭の中で想像した魔法が行使出来るんだから実質無限に魔法が使える状態だ。魔力が切れたとかになったらわからないけど。

 

「とりあえず使った魔法はメモったしもう寝よう」

 

窓はなかったが、そこは魔法の力で時計を作り出した。今は夜の11時だ。寝るにはもういい時間帯だろう。

 

「おやすみ……」

 

「そうは問屋が卸さないのよ」

 

一瞬でガバッと起き上がった。鍵閉めてたのに誰が入ってきたんだよ。扉の方を見ると昼間見たレミリアがいた。

 

「あの……鍵は?」

 

「こじ開けたわ。捻ったらポロって」

 

理不尽だ。今度は黒曜石で部屋固めてやる。プロのクラフター舐めるなよ。

 

「昼間の件は感謝するわ。それで少し話がしたいのだけどつしいてきてくれるかしら?」

 

これってなんかのフラグか?原作前の事なんて明言されてないから知らないけどなんか有ったのかもね。一応ついていった方がよさそうだし行くかな。

 

「じゃあ……行きます……」

 

逆らえない雰囲気の中、レミリアについて行くこと数十分、遠目にも分かるくらい真っ赤な屋敷が見えてきた。あそこが紅魔館なんだろう。入り口からしばらく歩くと大きな扉の前に来た。

 

「さて、着いてさっそくで悪いけど私たちの話を聞いてもらうわ」

 

「話……?」

 

「それは中でするわ」

 

扉を開けるとこれでもかというくらい豪華な造りだった。あんまそういうの詳しくない俺でも分かるんだから相当なんだろう。

 

「…それで……話って」

 

「簡単に言うなら私の手下にならないかしら?」

 

いきなり飛ばすなレミリア。

 

「……なんで?」

 

「あなたが私を助けた時の魔術……魔法?まあいいわ。あれが結構使えそうだと思ってね。どうかしら、受ける気はある?」

 

受ける気はあるとか言ってるが俺は絶対頷くまで返さない奴の目だ。多分ここまで来た手前、逃げられないんだろう。

 

「……嫌だって言ったら?」

 

「残念だけど、生き残りたいならその首を縦に振らないと」

 

どうやら一悶着ありそうだった。

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