拉致られて今日から女子校ライフを送る事になったんだが… 作:タンホイザ◎
タンホイザ◎です。別作品を連載中なのに、また連載を抱えてしまいました。
のんびりと更新していきますので、よろしくお願いします。
やあ、僕の名前は天河隼。ひらがなで書くと『てんかわしゅん』だよ。いわゆる普通の高校生なんだけど、今現在、僕は人生最大の危機を迎えているわけだ。
なぜか突然、見知らぬ黒服を着た女性達によって拉致されてしまったんだよ〜。誰か助けて!
下校時、学校の校門前に停まっていたリムジンから、いきなり、黒服スーツの女性達が降りて来て、あっと言う間に取り囲まれて、名前の確認のみで有無を言わさず、リムジンの後部座席に押し込まれてしまった。その間わずか1分足らずの早業で、悲鳴を上げる事さえ出来なかったよ。もちろん助けなんか呼ぶ暇なんてある訳ない。
一緒に下校してた祐介も環もいきなりの事にポカンとしてたな。
どうしてこうなった?
「あの〜、何処に行くんです?」
「黙れ!」
さっきからずっとこんな調子だよ。左隣に座る黒髪のポニーテールの女性は、僕が何を聞いても黙れしか言わない。会話のキャッチボールが出来ないよ。
「これは誘拐ですか?誘拐なんですね。わかりません!なんで僕なんですか?家は別に裕福でも何でもないですよ。家のローンで四苦八苦してるし、身代金なんて払えませんよ」
「うるさい!黙れ!」
「いいえ、黙りません。自分の身が危ないのに黙って大人しく出来る訳ないじゃありませんか?今なら罪に問われないかもしれませんから、家に帰してください。この事は誰にも言いませんから」
「黙れと言っている…」
女性の声が低くなる。でも僕も必死だ。構っていられるか。
「だから黙らないって言っているじゃないですか。目的は何ですか?何なんですか貴女たちは?どうして僕が……」
僕の言葉はそこで途絶えた。わき腹に電流が流れ、激しい痛みを感じ、意識を失った。
「ノエルやりすぎよ」
「仕方なかろう。警告を無視したこいつが悪い」
「そうだけど………」
薄れて行く意識の中でそんな会話が耳に入ってきた。
「あっ、知らない天井だ」
目を覚ますと、何故か薬品臭い部屋のベッドで寝かされていた。ここどこなの?
まだ、ぼやける頭で今日の出来事を振り返ってみる。
そうだ!僕は誘拐されたんだった。そしてノエルって人にスタンガン撃たれて、気を失ったんだ。
大変だ!急いで逃げないと。
でもこの部屋は何?点滴まで打たれてるし。まさか、人体実験?モルモットにされるの僕?そんなのイヤだ!逃げるったら逃げる。
点滴を外そうとしている時に、白いカーテンが開かれた。
「気が付いたか?」
入ってきたのは、黒いスーツにサングラスをかけたショートヘアーの女性。確か隊長と呼ばれていたような。
…………………終わった。
「手荒な真似をして悪かったな」
隊長さんがサングラスを外しながら謝ってくる。
目付きは鋭そうだ。まさに切れ者タイプ?逆らえば間違い無くヤラれる。
だけど僕だって必死だ。このまま、おめおめとモルモットにされてたまるか!負けないぞ。
「こ、こ、こ、ここはど、ど、どこなんですか?」
うん。思ってたより声が震えてたね。情けねー!
「落ち着け!別に君に危害をくわえる気はない」
ほう。その言葉を信じろと?
「少し前に危害をくわえられましたが?」
「うっ」
隊長さんは少しバツが悪そうだ。よし畳み掛けるぞ。
「しかもスタンガンですよスタンガン!気が付いたらあの世だった可能性もあったでしょ?それで貴女の言葉を信じろと言うのは無理ですよね?」
「安心しろ!君にスタンガンを撃った者には、すでに処分は下している」
えっ?処分?何それ怖い。
「えーと、処分って?」
「説教と反省文提出だ」
軽いよ。布団の中の羽根より軽いよ。人の命は何より重いって言葉はなんだったのか?
「…目的はなんですか?」
「聞いてないのか?」
「ノエルさんでしたかね。あの人がノーコン過ぎて、会話のキャッチボールが出来なかったんですよ」
僕の言葉で隊長さんは苦笑いを浮かべ首を振った。
「ノエルはあまり人とコミュニケーションをとりたがらないからな。あれでも根はいい奴なんだ。悪く思わないでくれ」
「いい奴が問答無用でスタンガンですか?」
「ま…まあ、本人も反省しているみたいだし、許してやってくれないか?」
反省してもらうのは当たり前です。許せるかどうかは自信ないけどね。
「君にはこれからここで生活をしてもらう事になる」
はい?なんでですかね?
「…意味がわからないので拒否したいのですが?」
「残念ながら、これはもう決定事項なんだ」
「えっと、とりあえず理由を聞いてもいいですか?」
いきなり訳の分からない事を言われて、はいそうですかと納得出来るわけがない。
「君が選ばれたからだ!」
あらま!すごい。僕は何も応募をした事がないんだよね。
当選のご褒美が拉致とスタンガンですか?サプライズにはピッタリだね。
「選ばれたってなんですか?」
「君が我が校の生徒として生活する権利だ」
は?我が校?生徒?なにここ学校な訳?
「まさかとは思いますけど…ここは学校なんですか?」
「そうだ。ここは『聖クロビス学園』だ」
「ふざけんな!いきなり人を拉致する学校なんて聞いた事ないぞ!何が…」
あれ!今、この人、なんて言った?
「聖…クロビス学園?」
「そうだ」
聞き間違いじゃなかった。なんて事だ。
「……ここの生徒になる?」
「その通りだ。詳しい話は理事長がして下さるだろうがな」
「おかしくないですか?」
「何がだ?」
いやいや色々おかしいだろうよ。だって…。
「ここって…女子校じゃないんですか?」
そうなのだ。聖クロビス学園は市内でも有数の女子校。それもお嬢様学校で有名なのだ。そんな所にいきなり転校ですって言われても、素直に納得なんてできるか!それに僕は男だぞ。まさか、僕は女の子だったとか?
「僕は男ですよね?」
「当たり前だ。君はどこから見ても男だろ」
よかった。これで実は女の子でしたって言われたら、どう対処していいのか分からなかったからね。とりあえず自分の性別を確認出来て良かったよ。
まあ、毎日確認してるから間違いない。
「だったらやっぱり変じゃないですか?てかまずいでしょ」
「何がまずいんだ?」
「女子校に男が転校は普通に考えておかしいでしょ?」
「理事長が決められた事だ。私に不満はない」
理事長がこの事態の元凶のようだ。どんな爺さんか婆さんか知らないが、一度じっくりとお話し(物理)をしないといけないようだな。
「だからって何もいきなり拉致する必要はないでしょ。きちんと訳を話してくれたらよかったのに」
「それについては申し訳ないとは思う。こちらも時間がなかったのでな。だがな、君も悪いのだぞ」
「はっ?」
いきなり拉致しました。でもあなたも悪いんですよ?何を言っているんでしょ。
「なんで僕が悪いんですか?」
「君は本来、今日から我が校に転校するはずだったんだ」
「…………えっ?」
そんな事初耳なんですが……
「その様子を見ると、君は本当に知らなかったみたいだな?」
「はい。全然、全く」
「おかしいな。君の親御さんには連絡を入れているはずだが…」
「えっと、いつ連絡したんですか?」
「一ヶ月前だが」
あいつら…
「……すみません。自宅に連絡してもいいですか?」
「構わんよ」
僕はすぐに自分の携帯電話で自宅に電話したが出ねぇ。すぐに両親の携帯にかけなおしたものの、虚しく呼び出し音がなるだけだった。
「いいか?これを聞いたら可及的速やかに連絡してこい!あんたらの息子の将来がヤバいんじゃ!絶対にかけてこいよ!」
留守電にそう吹き込んだ。これで何が反応あればいいけど……。
「出ませんね」
爽やかな笑顔で言ったのに、何故か隊長さんはドン引きしてます。
「そ、そうか」
「で、僕はここの生徒になる訳ですか?」
「そうなるな」
「ちなみに男子生徒は?」
「君一人だ」
「……ですよね〜」
この調子では拒否権もないらしい。どうやら僕の女子校生活がスタートしそうだな。
「男が僕一人だと、色々問題が起きませんか?」
「なんだ?問題を起こす気か?」
「滅相もありません!問題なんか起こす気はありませんよ!ハイ!」
隊長さんに眼光鋭く睨まれてしまった。やっぱり怖いの。
「改めて、ようこそ『聖クロビス学園』へ!私が君の担任の小田切なつめだ」
「はっ?」
「な、なんだ。私は変な事を言ったのか?」
「い、いえ」
まさかこの隊長さんが教師とは思わなかった。しかも僕の担任だとはね。てっきりM・I・Bかと思ってたよ。だって黒ずくめなんだもの。確か女のエージェントも居たから問題ないよね。
「あの、もしかしてノエルさんも教師だったりして?」
「そうだ。君のクラスの副担任だ」
最悪だ。宿題忘れたらスタンガンとか?怖くて勉学に集中できない。
「はぁ、わかりましたよ。素直に諦めます。よろしくお願いします、小田切先生」
隊長さん改め小田切先生と固い握手を交わす。少しだけ友情が芽生えたかも?
「早速だが、理事長室へ案内しよう。理事長は君の到着を首を長くしてお待ちかねだ」
どうやら理事長とご対面らしい。覚悟しろよ。お話し(物理)だからな。待ってろ。
さて、不思議な話をしようか?僕は小田切先生に案内されて、1階の一番奥の突き当たりにある理事長室に行ったんだけど、理事長の机に何故か小学生の女の子が座っていたんだ。この子なんなの?
「お前が天河隼か?なるほど、どこからどうみても平凡そうな男だな」
「小田切先生、僕は理事長に会いたいんですよ。お孫さんを紹介されても対応に困りますよ」
女の子がなんか言ってるが、失礼すぎる言葉は無視する事にする。
「何を言っているんだ。理事長なら目の前にいらっしゃるだろ」
「HAHAHA!お戯れを。目の前には小学生の女の子しかいませんよ」
「貴様!理事長に対して、その態度はなんだ!」
小田切先生と話しているのに、誰か割り込んできたよ。
黒のスーツとサングラスから、紺色のスーツに短めのスカートに着替えたノエルだった。
「おや?もしかしてあのノエルさんですか?人に問答無用でスタンガンを撃った、あのノエルさんですね。いやぁ、さっき振りですね」
「ぐっ!それはすまないと思っている。だが貴様も悪い」
「なんでだよ!」
「私は警告したはずだ!それを無視するから…」
「黙れのどこが警告だ!」
「私としては警告のつもりだったんだ」
「意味がわからんわ!」
「いい加減にしないか二人共。理事長の御前だぞ!ノエルも大人気ないが、君もいちいち言い返すな!」
言い争いがエキサイトする寸前で、小田切先生がストップをかけた。
「申し訳ありません、小田切先生」
ノエルが小田切先生に頭を下げた。学校では隊長ではないんだな。
「天河隼。信じられないかもしれないが、あたしが理事長の姉小路玉姫だ。この学園の学生も兼ねている。ちなみにお前と同じクラスになる。よろしく頼むぞ」
姉小路家は古くからある名家の一つだ。主に市内のガス、電気、交通などのライフラインを一手に担っている。この学園も姉小路家が創立したと聞いた事がある。まさかそこのご令嬢だったとは。
「理事長と呼ぶべきか、姉小路さんと呼ぶべきか?」
「どちらでも構わん。お前の好きに呼ぶがよい」
「じゃあ、姉小路さんでいいや。一つ聞かせてくれ。男子生徒を入れて何をするつもりだ?」
「うむ。この学園も少子化の影響を受けていてな。生徒数が年々減少傾向にある。そこで近い将来、共学にせねばならんかもしれん。そこでまずテストケースとして、天河隼、お前をわが学園に編入し、男子を入れた際のメリット、デメリットを調査する事になったのだ」
なるほど。つまりはモルモットになれと?しかし、今回の場合、メリットよりデメリットの方が多そうですが。
「何故、僕が選ばれる羽目になったんだ?」
「お告げだ!」
何故かチビッコ理事長は胸を張る。
「…誰の?」
「コンピューターだ」
要は信用出来ないコンピューター占いにより決まってしまった訳だな。
「頼む。あたし達に協力してくれないか?」
「……分かったよ。僕でよければ協力しましょう」
チビッコ理事長に頭を下げられて、今更お断りとはなかなか言い出せない。
言葉とは裏腹に、僕は早速、脳内で脱出シュミレーションを展開していた。
「じゃあ、明日からと言う事で、今日はもう自宅に帰って構いませんか?」
明日からもちろん来ないけどね。
「ここは全寮制になっておるから、お前はすぐに入寮する事になる」
「寮…だと?えっと、もちろん一人部屋だよね?」
「残念だが、寮は二人一組と決まっているんだ」
小田切先生、簡単に言ってますが、あなた達はそれでいいんですか?
「いやいや、普通にまずいでしょ。年頃の男女が同じ屋根の下で寝食を共にするのは問題が起きても…」
「なんだ?やはり問題を起こす気か?」
小田切先生の視線が厳しくなる。この際、問題を起こして退学するのもいいかもしれない。なんか殺されそうだけど…。
「起こす気ありませんって!僕が起こす気なくても、問題の方から近づいて来るかもしれないって事を言いたいんです」
「対処法を伝授しようか?」
ノエルが目を輝かして言ってくる。
「…スタンガンはなしの方向で!」
「………………」
図星か!まったくどんだけスタンガン好きなんだよ。
「その点なら心配いらん。同部屋になる者には事情を話して、すでに許可を貰っておる」
「……マジで?」
OH!もう…。なんで許可なんかしちゃうかな?男と同室だぞ。平気なの?もしかして僕って男扱いされてない?なんか凹んできた。
「早速、案内させよう」
「僕の荷物は?最低限の荷物だけでも用意したいんだけど」
荷物を取りに帰り、僕はそのまま旅に出るんだ。逃亡とも言うけどね。
「それは心配いらん。お前の荷物はご両親が揃えてくれて、昨日のうちに部屋に運んでおいたからな。後で確認するがよい」
「…あっ、そうですか…」
昨夜感じた部屋の違和感の正体はこれか?
ダメだ。逃げ道を完全に塞がれた。
「ようこそ『聖クロビス学園』へ。お前には期待しているからな」
一方的な期待は全くもって嬉しくないんだが…。
「そういえば紹介がまだだったな。小田切先生はもう知っているな。あたし達の担任だ」
「あらためて、天河君、よろしく頼むぞ!」
俺は再び小田切先生と握手を交わす。また、熱い友情が芽生えたようだ。
「そして、副担任の北沢ノエル先生だ!」
「……………」
なんかメッチャ睨んでますが。とりあえず手を差し出すと、一瞬躊躇したが、すぐに握手に応じてくれた。小田切先生が言うように悪い人間ではないのかも?
「そして、さっきからニコニコして何も喋ってないのが、もう一人の副担任で、犀川美星先生だ」
「よろしくね。天河君」
犀川先生は軽くウインクしてくる。僕の右隣りに座っていた人だ。この人も黒のスーツからTシャツとジーンズと言うラフな格好に着替えてる。それにしても全身から漂う色っぽさが凄い。さらに色々と危険な物を隠し持ってる。特に胸は凶器
「何を見ている?」
「あらあら〜」
小田切先生からジト目で睨まれました。ご馳走様です。なんで犀川先生は頬を押さえてクネクネしているし。ノエルは自分の胸をペタペタしない。
「今日は寮でゆっくり休んでくれ。小田切先生と北沢先生が案内してくれる」
「分かった。分かったよ。もうどうにでもなれだ」
僕は今、小田切先生の運転する軽自動車で、寮に向かっている訳だ。助手席に僕、後部座席にノエルが座っている。
あのリムジンはVIP専用の車らしく、普段は自家用車で移動をしているらしい。リムジンに乗せられたって事は、僕もVIP扱いだったのか?対応はVIPのそれじゃなかったけどね。
道すがら小田切先生に学園のレクチャーを受けているのだが、とにかく驚きの連続だった。
聖クロビス学園は市内からかなり離れた孤島にあるらしい。何でも小さな無人島を姉小路家が買い取り、そこに学園を建造した。移動手段は専用のモノレールしかなく、学園の許可がない限り運行はしないそうだ。
島内には学園だけでなく、その関連施設の他に、病院や警察署、消防署、役所まであり、更に、コンビニを始めとして、ショッピングモールや映画館等の買い物施設や娯楽施設も充実しており、小さな町が形成されているらしい。だから、島から出なくても最低限の生活が出来るようになっている。
「さすがにゲーセンとかはないでしょ?」
「いやゲーセンもあるぞ。最近はゲーセンに通う生徒も増えてきている。君も落ち着いたら行ってみるといい」
「……そうします」
ゲーセンまであるとは意外だった。だが、島内なら別に問題ないのかもな。しかし、金持ちって凄いよね。
島から海を泳いで逃げるか、筏を作って脱出する手段もあるんだが、僕の考えを見透かしたのか、小田切先生が釘を刺してくる。
「この島の近海にはシュモクザメやホオジロザメなどが目撃されている。下手に海で泳ごうとは考えない事だ」
この歳で鮫の餌にはなりたくない。忠告に従うのが無難だな。
「小田切先生?」
「なんだ」
「僕の目の錯覚でなければ、目の前に宮殿が見えるのですが?」
「問題ない。ここが寮だ」
寮の名前はサンフラワー。向日葵の名前を持つこの宮殿が、今日から僕の生活する場所になるんだな。
寮長は小田切先生のようだ。だからチビッコ理事長は小田切先生に案内させたのだろう。ちなみにノエルはサブらしい。
「さっさと中へ入れ」
しばらく寮を見ていた僕に焦れたか、ノエルが中に入るように促してきた。
小田切先生、ノエルに続いて入って来た僕を見て、ラウンジで寛いでいた生徒達が固まった。ああ、好奇の視線が痛い。一部の生徒が何やらコソコソ話している。どうせロクでもない事だろうな。
「ちなみに僕の部屋は何号室になるんです」
「ここだ」
1965号室。ここが僕の部屋…。
部屋の前に立ち、一気に不安と恐怖が押し寄せてきた。
同意があるとはいえ、見ず知らずの女の子と同部屋である。何があってもおかしくない。うまく生活できるのだろうか?
「不安か?」
「ええ…まあ…」
僕の気持ちを察したのか、小田切先生が優しく声をかけてくれた。
「心配するな。その点の配慮はこちらもしている」
「どういう意味ですか?」
「すぐにわかる」
小田切先生は僕の質問に答えず、ドアをノックする。
「はい」
部屋の中から返事があった。僕はその声を聞いて首を傾げた。聞き覚えのある、昔懐かしい声…。
「白鷺君、失礼するよ」
「白鷺?」
まさか…。
「お待ちしてました。小田切先生、北沢先生。そして…」
部屋にいるのは…
「久しぶりやなぁ。隼君」
「エーミ?エーミなのか?」
幼馴染の白鷺恵美がニッコリ笑って立っていた。
天河隼と現時点での登場人物の一人称やその他の紹介
天河隼 一人称は僕 ノエルは苦手だからノエルと呼び捨ててます。
小田切なつめ 一人称は私 生徒は基本 君付け。眼光鋭い 寮長を務めてます。
北沢ノエル 一人称は私 隼に対しては貴様呼び。意外とコミュ障かも。胸が小さいのを気にしている。
犀川美星 一人称は私 隼に対する呼び方は不明。かなり色っぽい。天然気質かも? 胸は凶器
姉小路玉姫 一人称はあたし 隼に対してはフルネームかお前呼び。 この学園の理事長兼学生
白鷺恵美 一人称は不明。 隼に対しては 君付け。天河隼の幼馴染。久しぶりの対面らしい。 エセ関西弁
この事を踏まえて設定集も書いていきます。
登場人物は当然増えていきます。
そして天河隼の女子校ライフは一筋縄ではいかない予定です。
天河「マジか〜!勘弁してくれ!」
小田切「君のご両親が悪いのだよ!」
不定期更新になります。
次回もよろしくお願いします。