99%の鎮守府活動報告書   作:色ハ型SMGMkⅡ

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どうも、色ハです。
二回目の投稿になります。
アドバイス等ありましたらお願いします。


提督は何者何でしょう?

「やはり私室は落ち着くな。」

 

豚共の追っ手をカーチェイスを都内で繰り広げ、思いっきりクラッシュさせて鎮守府の私室へと帰ってきた。

因みにこの鎮守府に来るには、レインボーブリッジの所に数年前にできた中央に存在する鎮守府行き一本道を入ればそのまま速度無視で飛ばせる。

 

「提督室と私室は一緒なんですか?この部屋だけ異様に大きい様な………」

 

俺は窓を開けて利根から返して貰った煙草に火を付け早穂の疑問に答える。

 

「ん?俺が着任した日はこの部屋は半分くらいだったんだけど……壁を抜きました。」

 

俺は自分の机に座ると、灰皿に煙草を押し付けて仕事モードに入る。

 

「さて、特殊兵器 早穂。君の着任を心から歓迎しよう。さしあたって守って欲しいのは3つ。あぁあと随時質問は受け付けるから。」

 

早穂も仕事モードに入ったのか姿勢を正し直立してこちらを見てくる。

見た限りだと凄く緊張してるように見える。

 

「なに、心配するな。そんな難しい事ではない。まず1つに何時いかなる時でも俺を頼れ。これは単に俺がお前らと関わりたいのとお前達をケアしたり、お前達の不安を除くためだ。」

 

現にいろんな奴が、俺の所に訪れる。

まぁ大体が夜になってからだが………

 

「2つ、仲間を重んじ仲間を大切にしろ。まず仲間は道具ではない。ましてや自分の欲を満たす物ではない。助け合いそして協力すればどんな時だって乗り越えられる。」

 

これは、艦娘だけではない。

他の人間社会でも通づることだ。

 

「そして、これが最後3つまぁこれが一番重要なのかな。」

 

そう言うと、早穂は一層俺の目を真剣に見てくる。

 

「……………自給自足しろ。以上。」

 

「は!?」

 

「で明日からの任務だが………」

 

「いやいや、ちょっと待ってください!?何ですか最後のは!」

 

「あん?自給自足か?そのままの意味なのだが………」

 

「いやいや意味分かりません。」

 

「まぁそれはおいおいで、任務だがまずは遠征任務に出てもらい練度を高めるのと同時にこの仕事に慣れてもらう」

 

コンコンと、提督室の扉が叩かれた。

 

「入れ。」

 

「失礼するのじゃ。」

 

入ってきたのは利根だった。

利根は机の前まで行き俺の前で敬礼した。

 

「お呼びですか提督。」

 

「あぁ明後日の遠征任務だが、天龍、暁、響、雷、電に加え早穂と俺が出る。なので明後日の鎮守府の指揮は任せたぞ。」

 

「了解じゃ。仕事に戻るのじゃ。」

 

そうして、利根が出ていくと間髪入れずに今度は間宮が入ってきた。

 

「提督。バーバ中将とバリー中将がお待ちです。」

 

「分かった。間宮今日の秘書艦としての最後の仕事だ。移動中に今日の収穫について報告しろ。早穂俺と一緒に来い。」

 

「はっはい!」

 

 

 

*

 

ツカツカツカツカ…………

早足で歩く、俺とそれに続く間宮と早穂客間は提督室と同じ階にある為移動は楽だがあいつら……いやあの人達を待たせるのは良くない。

 

「まず今年の米に関しては豊作で皆の1年間のご飯は賄えるかと。」

 

「ふむ、次は小麦だな。屋上の野菜は?」

 

「はい、屋上の野菜達も問題はありません。滞りなく収穫できるかと。」

 

「よし、天龍幼稚園の遠征は?」

 

「成功しています。予想よりも遥かに採取した量は多いですがやはり………」

 

「資材枯渇………か。」

 

そうこう言ってるうちに客間に着いてしまった。

まぁ知りたい事あらかた知れたからいいかな。

日も沈み始め辺りは夕方の橙に染まる。

 

「間宮、今日はありがとう。これで秘書艦としての仕事は終わりだ。埋め合わせは何がいい?」

 

「それでしたら夜にお伺いします。」

 

あははほんとに好きね。

そう思いながら俺は、待ってるであろう化物達へと続く扉を開いた。

 

 

*

 

 

「だからなんだってんだよ!落とすぞこの子持ち年増!」

 

「そんなこと言ったらあんたなんか未婚年増の万年処女じゃない!」

 

「しょしょ処女ちゃうわ!」

 

その部屋に入ると白い着物の女性と、赤いライダースーツの女性が言い争っていた。

 

「またこいつらは…………」

 

提督はその光景を見て頭を抱えている。

えっと、止めた方が良いんだよね?

 

「あの」

 

私が声をかけようとした時だった。

 

「総員整列!!」

 

提督からの号令が響き、いつの間にか私の体はその命令を全うすべく動いていた。

私、白、赤となるように提督の前へ整列し敬礼する。

その間僅か2秒。

 

「良し、現在を持って三中将会議を始める。」

 

「「「は!」」」

 

「まず、バーバ中将。内部での動きは?」

 

「は!十数年前に上陸した『奴』以外はまだ見つかっておりません!」

 

「徹底的に調べあげろ。次にバリー中将。」

 

「は!日本空界には問題はなくやはり海か外からの侵入が高いです!」

 

「良し、なら早穂に自己紹介しろ。もう固いのは辞めだ。」

 

そう提督が言うと他の二人は肩の荷が降りたように息を吐き出した。

 

「んー!あっ私バリー。バリー・バタフライ。よろしくね早穂ちゃん!」

 

まず、白い着物の女性バリー中将が名乗ってきた。

 

「俺は、バーバ・ロックだ!男気な正確だがよろしく頼むぜ。」

 

次に、赤いライダースーツの女性、バーバ中将が名乗ってきた。

 

「よっよろしくおねがいします!そう言いば提督の名前を伺ってません。」

 

「あら?貴方まだ名乗ってなかったの?」

 

「ん?新入りだし、揃ってから説明したほうがいいだろう。」

 

「……………………………?」

 

説……明?

なんだろう。提督と他の二人に関係があるみたいだけど……

 

「時に、早穂。お前神話は好きか?」

 

「へ?」

 

唐突な脈絡の無い質問が飛んできて、間抜けな声を出してしまった。

 

「あーまだ好きとか知らねぇか。なら、神話や御伽はどこまで知ってる?」

 

「はい………インプットされていますから荒方は………」

 

「そうか、なら護国聖獣は知っているか?」

 

「はい。」

 

護国聖獣………

古代王朝の時代には狛犬や鳳凰、ヤマタノオロチの元となった3頭の怪獣が存在した。彼らは退治された後、その霊を慰めるために神として祭られると同時に、それぞれ妙高山・池田湖・富士樹海へ封印され、『護国聖獣』と呼ばれるようになった。

これが私の知っている護国聖獣についてだ。

詳しいことは護国聖獣伝記に書かれている。

 

「あぁそうだ。だがその物語には続きがある。」

 

「続きですか?」

 

「あぁ3人の医者の話だ。」

 

そう言って提督は語り出した。

 

 

 

*

 

 

人間が護国聖獣を祀り讃えた後その時に取れた『鱗』『鱗粉』『角』を使いどんな病でも治せないかと3人の医者は考えた。

それを実証するためには自分達でその効果を試し証明するしかないと考えてた彼等は、1人は鱗、1人は鱗粉、1人は角を自分の体に対し使った。

使ったと言っても鱗や角を粉にして水にとかして飲んだとかだがな。

そうして彼等は眠りについた。

だが、彼等の実験の結果は思わぬ方へと進んでしまった。

彼等は聖獣の一部を取り込むことによって、『半分』人間をやめてしまったのだ。

だが確かに、あらゆる病は治ったのだ。

こうして、不治の病を持った者は皆聖獣の一部を取込み聖獣の末裔となったのでした。

 

 

*

 

「そうして今の時代まで末裔達は聖獣を祀り生き残り話を紡いで来ました………と。」

 

「歴史にはない部分です……ね。あれ?最後のが本当だとすれば。」

 

「バーバとバリーは生まれたての俺よりも先輩だ。数年前、ゴジラに先祖を殺された……だから本当はお前達は『2 代目婆羅護吽 』と『2代目最珠羅』と名乗るべきなのだろうがな。」

 

「それを言ったらお前もそうだろう?確かに俺はバラゴンの末裔だ。だが俺達の王はお前だけだ。」

 

「そうね。モスラの末裔の私も貴方が適任だと思うわ。」

 

バリー中将とバーバ中将はそう言って提督に笑みを見せる。

あれ?と言うことは提督も………

 

「それより早く名乗ってあげなさい。多分早穂ちゃん貴方の事知りたくてしかないと思うから。」

 

「ん?あー。ギラ・ドラグニルだ。とりあえずは、正確に言うとキングではないのだが『2代目 魏怒羅』。キングギドラの末裔だ。」

 

 

 

*

 

日は沈み、バーバ中将、バリー中将は帰られた後の提督室。

 

「あー説明しなかったのは悪かった。」

 

「いえ、大丈夫です。ですが…………」

 

早穂は今酷く混乱している。

提督のこともそうだが、何よりも目の前の光景と自分の状況だ。

 

「…………提督。」

 

「あー間宮は大人だしな。接客業をしてるしたまにはこうやって甘やかしてやらないと壊れる………らしい」

 

いま提督はソファーで間宮さんに膝枕をしている。

なんとも、ラブラブな感じだ。

それよりも…………

 

「そんなことより済まなかった。俺もすっかり忘れてたんだ。お前の部屋の用意が遅れてな。暫くは此処で過ごしてくれ。」

 

「はい………了解しました。にしても驚きました。提督未成年なんですね。」

 

そう、提督は自分の正体を明かした後軽く自己紹介したのだがその時提督は自分の年齢は17歳である事も明かしたのだ。

何故煙草を吸っているのかというと……

 

「ん?お前は私初めてですって若い医者と私ベテランですって弱年配の医者ならどっちに手術を任したら不安がなくなる?」

 

と言うなんとも言い返しができない正当化を喰らってしまった。

 

「にしても、明日も俺の付き添いだが……明日俺の秘書艦を、してみないか?」

 

「提督のご命令とあらば……」

 

それを聞いて、提督は少し悩んだみたいで少したってから口を開いた。

 

「なぁ?明日の秘書艦は頼むから。俺のこと提督じゃなくて、名前で呼んでくれないか?よくよく思えば皆に同じ説明をしたのに極わずかしか俺を名で呼んでくれないから……」

 

後できれば敬語もない方が……

その後も少し追加注文があったが提督の提案は私には断れるはずはない。

 

「はいこれからよろしく、ギラ。」

 

 

 

報告書……………

 

被害

大量の資料と提督室

 

原因

提督の鼻血

 

報告者の一言

 

この子、めっちゃええ子やー!!!

 

提出者

大量の鼻血を出し献血中のギラ提督




怪獣説明コーナー
このコーナーは怪獣が出る度に儲けようと思います。

今回の怪獣は全て、ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃の怪獣です。

ギドラ
護国三聖獣の1体である遠呂智の基となったとされる「天の神・魏怒羅」として登場。「護国聖獣伝記」では足が4本ある姿で描かれている。

モスラ
護国三聖獣の1体である鳳凰「海の神・最珠羅」として登場する。
体毛がなく脚や尾も蜂のようである。眼の色も青色ではなく紫色で、羽の模様も従来とは異なっている。『護国聖獣伝記』では尾に孔雀のような羽根が描かれている。

バラゴン
護国三聖獣の1体で狛犬の基になったとされる「地の神・婆羅護吽」として登場する。体色は赤く、鳴き声が昭和版と異なる。
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