とある修羅の時間歪曲   作:てんぞー

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八月十五日-Ⅲ

 雷光が夜の闇を貫く。

 

 電子機器を余波のみで狂わせて破壊し、受ければ体を粉々にする雷撃の槍が一直線に美琴から一方通行へと放たれる。絶死の雷槍の前に一方通行は不敵の笑みを浮かべたまま腕を組んだ体勢を止めず、必殺の一撃を動く事もなく受け止める。体に衝突した雷槍はそのまま一瞬だけ、一方通行の体に当たって停止する様な姿を見せ、そのまま方向を真逆―――美琴の方向へと戻して、雷速でのフルカウンターが発生する。自身の最強の一撃、それこそ放った為に雷撃を溜めこんだ右手が軽く焦げる程のそれが、真っ直ぐ戻ってくる。殺すなんて生易しいものではない。完全に消し去るつもりで放った一撃は美琴でさえ受け止めきれないもの。放った瞬間から制御を離れている。

 

「―――水底の輝きこそが永久不変」

 

 そこに割って入る。

 

 雷速という人類では到達不可能の速度の領域。そこに入り込めるのは唯一、時間という特異すぎる概念に触れる存在のみ。人間では知覚すら出来ない速度の世界、それを倍速と速度の半減、それを組み合わせる事によって自身とそれ以外の速度の世界に相乗効果を発生させ、技術による体裁きを合わせ、技術と能力の完成で、雷速へと割り込む人間を超越した動きを完成させる。

 

 雷槍が美琴へと直撃する前に割り込んだ体を前へと出し、左手を持ち上げる様に動かす。加速された時間の中であれ、その動作は雷速に劣る。完全に上回り続けるにはまだ能力が完成されていない。完成さえすればそれは星の巡りさえも超越するだろう。だがそれは未だに届かぬ思考の領域。未知にある既知。故に、取れる選択肢は極端に少なく、出来る事は少ない。

 

 それでも、積み重ねてきた修練は経験から最適な選択肢を選び出す。

 

 雷槍の時が停止する。超加速の時の中で停止した雷槍はただのオブジェクトと化す。現象ではなく物体。実体を持たぬ現象、存在が時を失ったことによって固形化される。それを処刑する様に左手の長針で一閃、そして素早く右手の短針で二閃目がバツの字を描く様に、踏み込む様に放たれる。それを持って雷槍が四分割され、時が動き出すのと同時に分散して消え去る。切り裂き、頭を下げた状態、

 

 そこから美琴が動きを止める訳もなく、焼け焦げた手を伸ばしながらコインを指ではじく。

 

「ブッ散れェ―――!!」

 

 少女にあるまじき絶叫。体を射線上から横へ飛び出しながら目撃するのは反動で流血する美琴の右腕、その手の指から弾かれるコインがレールガンとなって音速を超過しながら衝撃波の弾丸となり、コインそのものを粉砕しながら一方通行へと迫る。

 

 しかし、一方通行のリアクションは一切変化しない。腕を組んだまま、見下す笑みを浮かべ、愉悦の表情を張りつけている。一切動く事もなく体でレールガンを受け止め、そしてそれを再び真っ直ぐ美琴へと向かって反射する。再び必殺の牙は放った美琴へと向かって牙を剥く。それを成功させないためにも再び音速の弾丸へと割り込む様に時を歪め入り込み、

 

 瞬間的に時を止め、刃を走らせる。

 

 止まった時、空間の中で走った刃が時を動かすのと同時に、現象が後から追いかけてくる。止めた僅かな空間の中で、追いついた現象は物理法則を再現する為に、ゼロ秒で刃の動きを追おうとする。その動きに空気が、大気が耐え切れず、

 

 破裂しながら衝撃波を生み出し、弾丸を切り裂く。本来であればゼロ秒の動き故に光速で動いた結果として物理現象の崩壊が予想されるはずが、”なぜか”発生しない。それはレベル1の頃から変わらない謎の現象。しかし、レベル2となってそれは強化され、衝撃波を生み出す様になっていた。それは現象が能力と共に強化されるかのように。

 

 しかし重要なのは能力に関する考案ではなく、如何に御坂美琴を生存させるか。傷ついた美琴の右腕の時を戻しつつ、巻き込まれない位置に体を飛ばした瞬間、雷撃が一方通行の上空から降り注ぎ、そして反射され、上空へと向かって弾かれる。その様子を一切動くことなく一方通行は笑う。

 

「ハハハァ! なんだよそれはよォ! もしかして天下のレベル5でそンなざまなのかよ? あァ? オリジナルだっつーから少しは期待したがよ、期待ハズレもいいところじゃねェか! 可哀想だなァ、お前の妹は! 丁寧に他人のナイト様を借りなきゃ戦う事もできねェクソザコなんだからよォ! あァ!? 悔しいか? 悔しいだろうなァ!? ギャハハハハ―――!!」

 

「お前お前、お前はァ―――!」

 

「俺の仕事が増えるんだから煽るんじゃねぇよ貧弱クソ白もやしがァ―――!!」

 

 げらげら、と品のない笑い声を一方通行が漏らし続ける。それと共にその頭上目がけて数十の落雷が落ち続ける。全てが殺意を孕んだ雷撃、しかしその一切が一方通行の肌を撫でる事はない。その全てが振れる様に一瞬だけ硬直し、逆方向へと反射されている。そう、反射。それが一方通行を守る絶対の鎧。ベクトル操作という能力うから自身へと降りかかる災い、その方向を逆方向にする事で反射し、届かせる事無く無力化する術。シンプル、故に凶悪。純粋な力任せの攻撃は寄り力を一方へと込める。故にカモとなって反射され、自滅する。

 

 故に美琴の攻撃は届かない。純粋な直接的攻撃が一方通行へと通じないのだから。雷撃も雷槍もレールガンも、全ては方向性の伴った必殺攻撃。故に反射で簡単に対処できてしまう。故に一方通行の下種な笑い声が響く。それが美琴の怒りを助長させる。能力者の頂上決戦とも呼べる戦いは終始、一方通行のベクトル操作による蹂躙でしかない。

 

 ―――それが二人だけなら。

 

「幾世を経ても―――」

 

 小さく言葉を呟きながら、時を疾走する。

 

 口から漏れだす言葉に意味はない。意味を考えてはならない。きっと何かがあるのかもしれない。足かい能力を使おうとすると漏れだすそれらは脳を活性化させ、そして能力を更に鋭く制御させる、一種の暗示でもある。故に自然と漏れだす言葉はこれから使用するという事を自身に宣言し、

 

 雷鳴を縫う様に疾走する。

 

 雷速に常時追いつけるほど能力は強固ではない。しかし、それでも経験からどこへ落ちるかは予測できる。故に通り道はまるで雷鳴が避けるかのように発生し、突き進む。一方通行へと到達するのに一秒も必要はない。雷鳴が大地を砕きながら轟音を響かせる戦場の中で、砕けた岩や石つぶてを足場に、駆け上がる様に加速し、一方通行の背後へと回り込む。

 

 躊躇はない。

 

 反射が発生する音を知っていながら、右手の短針を首へとめがけ、一瞬で斬撃を繰り出す。

 

 時が停止する。否、刃の時が停止する。停止した刃は本来であれば干渉不可の存在となる。時間軸が異なる理に普通の人では触れる事が出来ないからだ。しかし唯一、己のみが触れる事が出来る。異なる時間を操り、それを認識する己のみが。

 

 故に異なる時間軸、ゼロ秒の世界に存在する、”動いているはずのない”、”ベクトルの存在しない世界”の刃が一方通行の首へと触れる。

 

「―――」

 

「惜しかったなァ」

 

 流れる様に弾かれる。僅かに一方通行の上半身は衝撃から傾くも、その姿勢や体勢は崩れない。依然、強者の余裕を張りつけたまま、絶対君臨者として見下ろす様に刃を弾いた。その直後に素早く、時の差を突き破るように強引に足で大地を踏み潰す。

 

 そうやって発生する衝撃波と土砂によって体は自動的に防御の体勢へと移され、吹き飛ばされる。

 

「発想は悪くねェ。けどな、初見必殺で出すべきだったぜェ。一度見れば―――解析して後は余裕だからなァ!!」

 

 強者に相応しい傲慢な態度だった。見たから、解析したから。だからゼロ・ベクトル。そんなものに対応出来る。常識では考えられない様な発言。しかし、それを成してしまう。それが通ってしまう。故に絶対強者、

 

 レベル5、学園都市第一位、一方通行という存在が通ってしまう。

 

 だけどそれで許せるほど、諦められるほど怒りは容易くない。

 

「おおおおォ―――!!」

 

 言葉が絶叫に消えて行く。一方通行の巻き上げた土砂から砂鉄が伸び、それが竜巻の様に回転を始め、その中にいる一方通行を回転によって切り刻む。反射が常時発動する状況の中で、やがて帯電する砂鉄が雷光を響かせながら破壊を生み出す。しかしそれを外側から傷ついた体で観察しても解る。

 

 一方通行には欠片もダメージが通っていない。

 

 それどころか、手を抜いてすらいる。

 

「ヒャハハハァ! いいぞいいぞォ! オラァ、乗り越えて俺に経験値を少しは貢いで見ろよ雑魚がァ!!」

 

 雷光の砂鉄が内部から吹き飛ぶ。吹き飛んだ砂鉄が鋭利な刃となって肌を切り刻む。痛みを堪えながら体勢を低く、一方通行の方へと踏み出した瞬間、ニンマリと最強が口を開くのが見える。

 

「行くぞ、俺のタァーン!」

 

 言葉と同時に足が大地を踏みつける。次の瞬間に大地が割れ、衝撃波が大地を伝いながら襲い掛かる。それを踏みつけの動作で回避するのと同時に、舞い上がった土砂を足場に、時を歪めながら土砂の道を駆ける。吹き飛ばされた砂鉄が弾かれながらも形を変えて行くのが見える。それは一方通行の頭上で塊、巨大な質量となって振り下ろされる様に見える。

 

 ―――クソ、解ってたもんだけど俺の命を無視してやがんなあのクソガキ……!

 

 美琴が怒りでキレているのは間違いがなかった。半分無関係な此方を攻撃に巻き込むのは筋違い―――なんてことは言えない。そもそもこんな状況に対面して、まともな精神を保っていられると思ってはならない。少しぐらいのヒステリーを許容してやるのが、

 

「男の度量ってもんさな」

 

「頑張るなぁ、ナイト様はよォ!」

 

 笑いながら風が切断される。衝撃波が無作為にばら撒かれる。衝撃波が大地を砕きながら発生する。土砂が吹き飛びながら抉りに来る。鉄骨が槍の様に空間を飛び交う。コンテナがまるで砲弾の様に降り注ぐ。大きく腕を広げた一方通行が攻撃に入っていた。あえて先手を譲り、攻撃させていた状態とは違う。両手をだした一方通行は漸く攻撃に出ていた。

 

 その規模は何と比べても段違いだった。

 

 出力を上げれば上げるほど身を焦がし、感電させる美琴とは違い、そんなリスクが一方通行には存在しなかった。故に簡単に災害が発生する。

 

 ノンストップで発生する暴力の嵐が雷鳴や砂鉄とぶつかりあい、爆発を巻き起こす。言葉にならない暴言を吐きだしながら美琴へと向かってとんで行く、回避不可能な攻撃を割り込んで切り裂き、解体し、処刑する。

 

 しかしその処理を超えて攻撃が発生する。

 

 美琴には此方が見えておらず、殺意だけが一方通行を捉えている。

 

 そうやって繰り出す雷撃が美琴の左腕を真っ黒に焦がす。

 

 砂鉄と土砂を紙の様に貫通しながら全てを蹴散らす雷撃は一方通行の反射の鎧に振れ、弾かれながら僅かに帯電させる。それを面白そうに一方通行が笑い、そして興奮したかのように腕を振るう。

 

 土砂を切り払いながら時を戻し、美琴の腕を元に戻す。同時に走る斬撃を切り払うも、質量差の問題で捌き切れずに斬撃がいくつか体を切り裂き、抜ける。それが美琴の近くの大地を抉り、大きな亀裂を生み出す事に冷や汗を流しながら、痛みを精神力で追い込み、再び時を加速させる。鳴りやまぬ雷鳴の中で、ひときわ大きく一方通行の声が響く。

 

「俺とお前が戦えば一八五手で死ぬらしいけどどうだァ? どうなンだ? あン? 良くもってンじゃねェーか―――あァ、そっか、そりゃそうだよなァ、だってオネエチャンだもンなァ! 恥ずかしい姿は見せられねェよなァ! オネエチャン! ホラホラァ! もっと気合だせよオリジナルゥ!」

 

「アクセラレータァァ―――!!」

 

 煽る様に挑発する一方通行、そして更に激怒する美琴。一方通行は完全に遊んでおり、美琴は完全に遊ばれており、そのカバーで完全に自分の動きは潰されていた。

 

 出来る事なら即座に美琴に接近し、意識を落としたい―――というよりもずっとそれを狙っている。

 

 だが出来ない。それを一方通行が理解しているから。

 

 美琴一人では防ぎきれない量の攻撃を繰り出し、そしてその攻撃量を自身へ誘導している。故に美琴へと接近して意識を落とせば、その瞬間連続攻撃で死ぬ。時を戻そうにも、持続的に攻撃が続いている。時を戻した直後は時を戻せない制限がある。故にそこを即座に潰される。

 

 どこをどうすれば、自身に有利に状況を進めるか、戦えるか、それをよく理解し、利用して挑発している。

 

 白髪の悪魔との表現に相応しい悪童がそこにはいた。

 

 ―――ま、それでも諦めるわけにはいかないんだけど。

 

 動きを更に効率化させて行く。衝撃波と雷鳴と土砂が荒れ狂う戦場の中で更に動きを加速化させ、そして命中する、しない攻撃の選別を更に繊細に行う。確実に当たるものだけを選別し、それを最低限の動きで回避、あるいは切り払う。そうしながら一斬一斬の動きに体を加速させる。ゼロ秒攻撃が一方通行へと通じない以上、どう足掻いても最強を撃破する事は不可能だ。

 

 勝てない。

 

 一方通行には勝てない。

 

 不可能。

 

 勝てる可能性がないからこそ、絶対君臨者なのだ。

 

 絶対の事実でそこに存在する―――故に慢心も傲慢も油断も相応しい。

 

 ―――事実が理解できたなら覚悟を決める、それだけだ。

 

 一方通行の時を止める? 遅延させる? 駄目だ。そもそも能力自体が一方通行に通じない。停止させても即座に抵抗され、突破されてしまう可能性が高い。故に直接攻撃も何も通じはしない。唯一可能性があるのが、同じレベルにある美琴の存在だが、現状彼女は完全に正気を失っている。怒りのままに自滅の道を全力疾走している。このまま放っておけば、間違いなく勝手に自滅するだろう―――此方を巻き込んで。

 

 だったらやる事は決まっている。

 

 ―――逆走する。

 

 一方通行へとではなく、美琴へと向かって走り始める。背後から来る攻撃を気配を頼りに紙一重に回避しつつ、一瞬で美琴の前へと到達する。

 

 ここまでは良い。ここまでは簡単だ。問題はこの後。

 

 避けようのない攻撃が背後から来る。切り払えば質量差で押しつぶされ、そして避ければ美琴へとヒットする、絶望的な量の攻撃を。それが美琴には見えているだろう。だがら既に雷撃を放ち、砂鉄を操る彼女は止まれない。体も帯電しており、人が振れようとすれば一瞬で感電死してしまうかもしれない。

 

 その状況で美琴の間で動きを止め、

 

 武器を手放す。

 

 鉄骨が突き刺さった、衝撃波が体を抉った。砂鉄が肌を切り裂く。雷撃が体を焦がす。石つぶてが骨を砕く。

 

 全身を激痛が襲い、血が溢れ出る。それが真っ直ぐ美琴へと破裂する様に降りかかり、少女の体を赤く濡らす。

 

 そうやって体を真っ赤に染めたところで、ボロボロの手で美琴の頬を一回叩く。動かした手がぼとり、と落ちる。焦げて剥がれた腕を見て、美琴の口が小さく開く。

 

「―――ぁ」

 

 漸く、瞳に正気が戻る。それを確認し、時を巻き戻しながら肉体を復活させる。

 

 しかし、予想していた通りに、直後に第二派が体を襲う。土砂と衝撃波が同時に、美琴の前に立って背中を向ける此方に襲い掛かってくる。時を戻した直後は時を戻せない。

 

 だから巻き戻せないダメージが発生する。

 

 それを甘んじて受け止め、振り返る事なく受け止め、美琴へと視線を向け続ける。

 

 背中は背中で酷い惨状になっているのだろうが、それを一切意識する事無く、上半身が赤く染まった美琴へと言葉を向ける。

 

「頭、冷えたか?」

 

「―――……」

 

 言葉はない。しかし、言葉を肯定する様に雷鳴が消え始め、そして浮かび上がっていた砂鉄の嵐が収まって行く。小さく、美琴の手が震えるのが見える。その姿を見て、能力を遠慮なく発揮したことでストレスが抜けたか、と安堵の息を吐きながら能力を発動し、消せないダメージが残っている此方とは違い、時間を巻き戻せる美琴の時間を巻き戻し、ダメージ抜く。

 

「おいおいオイ、それはねェだろ! ここからがいいところなんじゃねェか!」

 

「うるせェ、百合子ちゃんを某掲示板へ投げつけるぞ!!」

 

 息を吐きながらも不満そうな一方通行への声に応える。明らかに不満を声だけではなく雰囲気っで発する一方通行が口を開こうとし、

 

「―――これ以上の戦闘行為は計画から大きく外れ、計画そのものを破綻させてしまう為に即刻終了すべきだとミサカはドン引きしながら忠告します」

 

 背中の痛みを堪えながら視線を傾ける先、月光に照らされる様に、美琴と全く同じ姿をした少女の姿があった。

 

「故に」

 

「これ以上の戦闘行為を」

 

「ただちに終了してください」

 

「破綻してしまってはミサカの」

 

「存在意義が完全に無駄になってしまいますので」

 

「とミサカは軽く百合子に懇願する様に言います」

 

 闇から、月明かりに照らされる様に次々と同じ姿をした少女達が出現する。軽く二桁に入る数の”妹達”の出現に自分も美琴も動きを完全に停止させるが、一方通行はまるで興が削がれたかのような表情を浮かべ、頭の裏を軽く掻きながら溜息を吐く。

 

「最後の一言で戦意が漲りそうなんだがどうしてくれンだよ」

 

「目指せ脱もやし」

 

「と、ミサカは目標を掲げてみます」

 

 サムズアップを向ける”妹達”の一人に一方通行は中指を突き立てると、そのまま背中を向けて歩い始める。完全に闘争の気配は終了していた。

 

「うるせェよ18万。……チ、命拾いしたなオリジナル、あと馬鹿。その傷が原因で死ね」

 

 完全に興味を失くした一方通行が去り、

 

 ―――短くも苛烈な、戦闘が完全に終了した。




 長い割には内容若干薄いかも? と思ったりもしなくない。レベルが低いうちはやっぱりできる事が少ないから戦闘描写も単調だね。もっと満足できるバトル書きたいもんだわ。

 それにしても一方さん楽しそう

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