議題『別世界に介入してみたい』は(力ずくで)可決されました。   作:今更なひと

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汎用キャラクター、と呼ばれる“ふつう”の男戦士が主人公。


暗黒議会、とは

パッとしない彼が足を運ぶ先は『暗黒議会』。

 

そこは、議会とは名ばかりの魔界の住人達の私利私欲が渦巻き、ぶつかり合う文字通りの魔窟。

 

議員達が持込まれた議題に対して賛成/反対の意思を明示し、各々の強さに基づいた“発言力”を加味したポイントにより議題の是非を決める多数決。

 

例えそれがどんなに突拍子もない無茶苦茶な願いでも、賄賂や己の腕っ節次第ではまかり通ってしまう単純明快で実力至上主義な悪魔的システムにより成り立つ暗黒議会。

 

全ての始まりは、彼の持込んだひとつの議題からだった。

 

 

議題『別世界に介入してみたい』

 

 

 

★01:山吹色のお菓子は渡していない

 

 

~議題『別世界に介入してみたい』提示後~

 

男戦士 「あー…駄目だこれ、議員の皆さんから“殺意すら感じる”程に反対のオーラが」

 

酔いどれ議員 「反対」

犬の癖に議員 「反対」

スライム議員 「反対」

腐っても議員 「反対」

赤ちょうちん議員 「反対」

 

男戦士 「ちっ、賄賂が気に入らなかったか」

 

先程渡した“噛んだガム”を思い浮かべつつ

 

 

 

★02:多数決の行方は、

 

 

男戦士「反対が9割か」

 

幽霊議員 「賛成」

ザコ議員 「賛成」

その他議員s 「 反 対 」

 

男戦士 「少数派の意見は捩じ伏せられるのみ、か…」

 

 

 

★03:良くあるはなし(だと思う)

 

 

男戦士 「仕方無いか、“力づくで可決”させるしか無いよな」

 

愛用の斧を構えようとして

男戦士 「あれ?無い」

男戦士 「…やべ、えうろぱ(盗賊)に貸したままか」

 

装備忘れで泣きを見たり、あの武器誰に渡したかなと混乱したり

 

 

 

★04:DEF屋でいっぱいの、

 

 

男戦士 「強化に強化を重ねた防具は装備してるものの、武器は無しと」

 

男戦士 「死にはしないけど、火力が足りない、時間が掛かって仕方無い」

 

男戦士 「でも時間掛ければ勝てるんだよな…」

 

 

★05:暗黒議会あるある

 

 

男戦士 「戦闘まだ終わらねぇ」

 

男戦士 「…(イライラ)」

 

反対派議員 「範囲攻撃どーん」

 

男戦士 「は、痒くも無い…って、うわ賛成派議員が巻き込まれた」

 

賛成派議員 「やっぱ反対」

 

男戦士 「もーーーー!!!、」

 

 

 

★06:されるとイラッと来るので、

 

 

男戦士 「回復役は、真っ先に張り倒す」

 

 

 

★07:結局、かえって時間が掛かったりとか

 

 

男戦士 「とりあえず投げて合体させて頭数減らすか。時短だ時短」

 

酔いどれ議員Lv.5480 「こんなに大きくなりました」

 

男戦士 「硬ぇえぇぇえ!! やり過ぎたか畜生!!!」

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

その日、多大な時間を浪費して“力づくで可決”された議題により、彼は時空を渡る事になる。

別世界の主人公になりたいだとか世界をモノにしたいだとか、何かしらの明確な目的がある訳では無く本当に只の気紛れという、はた迷惑な理由のみを引っ提げて。

 

 

男戦士 「折角だから転生しておくか。人間界にレベル4桁のまま飛び込んで無双だなんて情緒が無いしな」

 

男戦士 「姿はこのままで、レベル1から、っと…よし」

 

 

男戦士 「できた」




こんな感じのド短編集? になります。短文、小ネタのない混ぜです。ディスガイアシリーズをプレイしてないとわからないネタばかりになってしまった(´;ω;`)
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