議題『別世界に介入してみたい』は(力ずくで)可決されました。   作:今更なひと

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★ 先の議会を経て


えうろぱ 「あ、例の忌々しい布切れなら本人にちゃんと返したよ?」





特に問題無く

襲い来る異形を次々と切り伏せ、砕き、撃ち抜く事を幾度となく繰り返す。夜の帳を裂くように時折上がっていた爆炎や閃光も、日付が変わる頃には段々と収まっていった。夜中の森を騒がせていた戦闘音も徐々に消え行き、少しずつ平時の静寂を取り戻しつつあった。

 

油断無く辺りを見廻し、気配が完全に消えている事を確認してからようやく銃を納め、静かに息を吐き出した。

元の静けさを取り戻した森を背に遠くを見つめる、年齢よりも大人びて見える少女の佇まいは、先刻までの大立ち回りを演じていた少女と同一人物とは到底思えないような穏やかな物であった。

 

ほんの僅かに硝煙の香りを漂わせながら、レオの元に歩いて来る。あれだけ激しく動き回っても艶やかな髪に傷んだ様子は見られない。レオは少女の、辺りの闇に溶け込むかのような黒髪に目を奪われながら、烏の濡れ羽色、という表現も肯ける等と益体もない事をぼんやりと考えていた。

 

少女は、これから数時間と眠ればまた登校せねばと僅かに憂鬱に思いつつ、ふと顔を上げると、ぼうっと眺めていた彼と視線がぶつかる。暴れ回っていた時の冷たい表情からうって変わってどこか抜けたような表情に可笑しくなり、彼女は小さく笑みを浮かべた。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

★01:あのな、

 

 

レオ 「冒頭にそれっぽいモノローグ入れてるけど、アンタ一番サボってただろ」

 

真名 「さて、何のことやら」

 

 

★02:ちゃんと動いてた⇒動かしてた

 

 

真名 「ちゃんと動いていたからな、私の手足」

 

レオ 「俺の事だよな、それ」

 

真名 「私はお箸より重い物が持てないのさ」

 

レオ 「おハジキは難無く持てるってのにな」

 

 

★03: 25時30分

 

 

刹那 「平日にこの時間はやはり厳しいですね」

 

真名 「私達の本業は学生だからね」

 

レオ 「あー、そういえば顔合わせで見た時も学生っぽい子達が多かったな」

 

真名 「両立はなかなか難しいが、ね」

 

 

★04:成績は

 

 

真名 「10代半ばにも差し掛かってバカレンジャーだなんて楽しい呼ばれ方をしているサムライガールが居るそうだが、心当たりはあるかい刹那?」

 

刹那 「そんな人物には皆目見当が付きませんね」

 

 

★05:魔界にも学校はあるものの

 

 

レオ 「成績不振、無断欠席、サボり居眠りは優等生の証だった」

 

真名 「優等生の素質があるんじゃないかい? バカレンジャーさん」

 

刹那 「そのバカレンジャーさんとやらが見当たりませんね。一度眼科にでも行ったらどうですか」

 

 

★06:使った後は

 

 

真名 「そういえば、斧は何処にやったんだい?」

 

レオ 「道具袋に入れてある。そのままだと嵩張るしな」

 

レオ 「どんな理屈かは分からんが、腰袋くらいの大きさなのに長物でも収納出来るぞ」

 

真名 「便利なものだな」

 

レオ 「人間界のRPGとかで見慣れてるだろそんなの。同じだ同じ」

刹那 「実際に目の当りにするとまた違うものですよ」

 

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★07:その頃、魔界では

 

みねるば 「危なかった…この世が終わったかと思いました…」

 

スフレ(アーチャー) 「…どしたの、みねるば」

 

みねるば 「あ、スフレさん…遠征から戻ったんですね」

 

みねるば 「ちょっとまたえうろぱ先輩にからかわれただけですよ」

 

スフレ 「…なんだ、何時もの事、か」

 

みねるば 「まぁ否定は出来ませんが」

 

 

★08:スフレ 「…そんな事より、」

 

 

みねるば 「そんな事とは「レオは、どこ」あー…」

 

みねるば 「えっと、言いにくいのですが、その」

 

えうろぱ 「おーいみねるばちゃん、レオくん向こうでシュエイ?とかって職に就いたらし…げ、スフレ」

 

スフレ 「…“向こう”? 向こうって、どこ?」

 

スフレ 「…こっちに戻って来てから、まだ一度もレオに会ってない」

 

スフレ 「…レオ分が足りない。可及的速やかにぺろぺろする必要がある」

 

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★09:話は別世界に介入前に遡る

 

 

スフレ 「…不本意だけど、貴方を置いて遠征に出なければならない。甚だ不本意だけど」

 

スフレ 「ちゃんと毎時間手紙は書くから。A3で」

 

レオ 「デケェな!多いし! 」

 

スフレ 「…別魔界の魔王城如き、すぐに落としてみせるから。しばらく顔が見られないなんて私には耐え難い苦痛だけど」

 

スフレ 「…肌を重ねることすら出来ないなんて」

 

レオ 「一度も重ねた覚えはないけどな! 気にせずどんどん行ってきやがれくださいマジで」

 

レオ 「…行ったか。魔王城に攻め込むなら暫くは戻れないだろうな」

 

えうろぱ 「あの娘、昨日見かけた時に限界まで鍛えた弓にありったけのイノセント放り込んでたけど…星でも消し去りに行くのかな?」

 

レオ 「あ、駄目だこれソッコー帰ってくるパターンだ」

 

レオ 「兎に角、このチャンスに早く動かないと間に合わん」




スフレ 「…そう。レオは、別世界に」

みねるば 「そうです。素直に教えたのでそろそろ弓を仕舞ってくれませんか」

スフレ 「…。手紙も、読まれた形跡が無い」

えうろぱ 「あー、あのA3サイズの」

みねるば 「途方も無い量の手紙がうず高く重ねられてたからレオ先輩の家に柱が一本増えたかのようでしたね」

スフレ 「…きめた」 振替り

えうろぱ 「あ、レオくんが「ソッコーで追いかけようとしてくるような子はキライになるかも」って言ってたよー?」

スフレ 「…そう。」

スフレ 「…」

………

……



みねるば 「諦めましたかね?」

えうろぱ 「レオくんの名前出したから、流石に効いたんじゃないかなー」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

スフレ 「…レオ、本当は、解ってる。貴方がどう思っているかも、だから」

スフレ 「…ツンデレは、流行らないって、教えてあげないと」


議題『レオの元に、可及的速やかにゲートを開いて…』


スフレ 「…待っていて、レオ」
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