議題『別世界に介入してみたい』は(力ずくで)可決されました。   作:今更なひと

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★ 少し前、遠征中、攻城戦

スフレ 「…たのもー」
弓技 “ジールレーゲン”

門番A 「うお?! 何だこの矢の雨は?!」
門番B 「て、敵襲、敵襲ーー!!!」

スフレ 「…ん。命中、確認。騒がしくなってきた」

スフレ 「…あ。そろそろ、レオに手紙、書かないと」

スフレ 「…ごめんね。挨拶してすぐだけど」
弓技 “弩炎竜”

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

みねるば 「……で、島ごと炎の竜で呑み込んだ、と?」

スフレ 「…そう///」

えうろぱ 「照れる要素、無いよね」



一夜明けて

先の防衛戦を終え、刹那と真名の二人に挨拶をして別れ、レオは宿直室までの帰路に付きながらぼんやりと物思いに耽っていた。

 

別の世界に介入してみたい、と思いついたままに行動を起こし、時空を渡ってから数日。渡る前や直後は、もう少し荒っぽい展開になるかもしれないと覚悟はしていた。

 

というのも、気まぐれのままに別の次元にまで突入するのは、これまでにも何度もある様な、特別珍しくもない事だった。別魔界の魔王と戦いたい、銀河最強の魔王に会ってみたい、新作ゲームの主人公になりたい、などなど。

 

好き勝手な願望を願望のままで終わらせず、力ずくで形にして掻き回す、本能のままに暴れる様はまさしく悪魔と言えた。

 

そんな勝手も彼等にとっては日常茶飯事ではあるが、乗り込む先に住む存在は、文字通り住む世界が違う。ふざけた理由で突然侵入してきた異分子を許容など出来る筈も無く、彼等の乗り込んだ先々では、ほぼ確実に争いは避けられなかった。

 

そう考えると、今回レオが介入した世界のなんと寛容な事か。警戒こそされても、手元に置いて職までもが保証されている。

 

レオとしては有り難いが、大丈夫かとも思ってしまう。もちろん、何かしら危害を加えるつもりはないのだが。

少し前までとは全く毛色の違う環境なのに、不思議な居心地の良さを感じ始めている事に、知らず笑みを浮かべてしまうレオであった。

 

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★01:ホームルーム数分前の

 

 

レオ 「毎朝毎朝、すげぇよなこの駆け込み具合」

 

レオ 「もう少し早く起きれば走らずに済むのに、なんてアドバイス出切る奴は寝坊する奴への理解が足りないと思うんだよな」

 

 

★02:しかし、

 

 

レオ 「この世界の事、まだよく分からないけどさ」

 

レオ 「バイクで販売とかストリートファイトとか日常茶飯事なのか」

 

??? 「高畑先生高畑先生高畑先生……ワンッ!!」

 

レオ 「うわびっくりした! …何だあの子?」

 

 

★03:レオ 「INT(賢さ的な)の数値が低そうな」

 

 

レオ 「アレは前衛向きだな、きっと」

 

レオ 「物理で殴るタイプとみた」

 

 

★04:数時間ぶり

 

 

刹那 「あの人ですか? 神楽坂明日菜さん、私達のクラスメイトです」

 

真名 「おはよう、しっかり働いているようだね。ちなみに神楽坂はバカレンジャーのレッドを任されているぞ、なぁホワイト」

 

レオ 「ほー。虹レンジャーみたいなものか」

 

刹那 「虹レンジャーとやらは知りませんが一緒にされたく無いと私の本能が叫んでいるのでやめてください」

 

 

★05:レオ 「懐かしいな、」

 

 

レオ 「虹色戦隊とか言っておきながら、7人居なかったんだ」

 

レオ 「『友達が欲しい』だなんて議題を真剣に提案してきたりな」

 

刹那 「目頭が熱くなる話ですね」

 

レオ 「親近感故にか」

 

刹那 「はっ倒しますよ」

 

 

★06:いざ授業がはじまると

 

 

レオ 「暇だな…」

 

レオ 「もう不審者でもなんでもいいから出てくれば多少は退屈が紛れるのに」

 

真名(念話) [そんなに暇なら私の眠気覚しの相手になってくれないかな]

 

レオ 「きっちり授業受けとけって。刹那ちゃんだって昨日遅かったのに頑張ってるだろ?」

 

真名(念話) [悪魔に道理を説かれると複雑な気分だね]

 

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★07:議題『レオの元に可及的速やかにゲートを開いて…』

 

 

えうろぱ 「これは…本気だね」

 

みねるば 「そもそもレオ先輩絡みでは本気じゃない時なんて無かったですもんね」

 

えうろぱ 「んー、“根回し”して否決させたところで、ほぼ確実に“力ずくで説得する”だろうし…」

 

みねるば 「スフレさんなら例え全議員を敵に回しても勝てるでしょうね」

 

えうろぱ 「私達二人で、止められるかどうかだよねー」

 

 

★08:勝てない訳では無いけれど

 

 

みねるば 「苦戦は必至でしょうね」

 

えうろぱ 「弓を持たせたら手がつけられないからねー」

 

えうろぱ 「ボクも、銃を使わないとまともに打ち合う事すら難しいだろうし」

 

みねるば 「けど、止めずに突入させれば血の雨が降りますよね、確実に」

 

えうろぱ 「大好きなレオくんが使い魔なんかにされちゃってるからねー」

 




スフレ 「…邪魔、しないで」

みねるば 「そういう訳にもいきません! …そもそも、レオ先輩の所に行ってどうするつもりですか?!」

スフレ 「…別に、ちょっと(ピー)して、(検閲)のあとに(自主規制)する、だけ」

えうろぱ 「よしわかった絶対に阻止して見せるから」

みねるば 「(自主規制)って……////」

スフレ 「…知ってるんだね。みねるば…の、えっち」

みねるば 「な?! それは、そんなの、別に…っ!! と、とにかく!レオ先輩の邪魔はさせませんからっ!!」
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