議題『別世界に介入してみたい』は(力ずくで)可決されました。 作:今更なひと
スフレ 「どうしても、邪魔…するの?」
みねるば 「当たり前です! あんな事聞かされて止めないなんて出来ませんっ!」
えうろぱ 「…あーあ、スフレってば胸元も残念なら発想までもが残念だなー」
スフレ 「…どうして?」
みねるば 「…えうろぱ先輩もどっこいなのに(ボソッ)」
えうろぱ 「別世界のレオくんの元にいきなり飛び込むよりもさ、レオくんがピンチになった時に颯爽と現れた方が、レオくんの好感度がぐぐっと上がるとおもうなー(棒読み) …あとみねるばちゃんハイパーうるさい」
スフレ 「ピンチに、颯爽と…! 心にぐぐっと…?? …ぐんまー?」
えうろぱ 「それは何処か別の魔界だよ。ともかく、レオくんのとこに飛び込むのは、今は早すぎるんじゃない? レオくんの様子だってここ(水晶)から見られるんだし、さ」
スフレ 「…確かに、それは一理、ある。レオに会えないのは寂しいけど」
スフレ 「…ここから、おはようからおやすみまで。ねっちり見つめる事で妥協する。 舐るように、見守る」
みねるば 「うわぁ…」
えうろぱ 「危なかったー… とりあえず、これでよし。と」
麻帆良学園は、広大な面積を誇る敷地内に幾つもの売店やカフェテリアが点在する。 企業の出している物もあれば、中には学生が主体となって経営している店舗も存在する。
勿論、学びに生きる学生の本分は勉強であるが、ここ麻帆良学園では学業に支障をきたさない範囲内であればアルバイト等も許可されている。学びの場を教室の中、授業の時間内だけとは捉えず、自由な校風の中で様々な経験から己を磨く機会を与える。
見る者によっては放任とも取られかねない程に自由な校風は賛否が別れるようではあるが、概ね好評であると近右衛門は言う。
規模の大きい組織を束ねる分、どのように動いても皆が皆で同じ方向を向くなど到底不可能であり、どうしても意見は別れてしまうが。と嘆息交じりに呟いていたが、反対派は腕ずくで捩じ伏せる世界で生きてきたレオには、頷く事しか出来なかった。
午前の授業が終わり昼休みに入ると、静かだった学園内は徐々に賑やかになっていく。レオも、今のうちに昼を済ませようと学園内のカフェテリアに足を運んだ。
念の為に少し早めに向かったお陰で席が埋まってしまう前に腰を下ろすことが出来たレオは、ほっと息をついた。
改めて辺りを見回すと、なかなかに人気のある店だったようで、彼が腰をおろして十分と経たずに殆どの席が埋まってしまっていた。これは明日も少し早めに来なければ座れないだろうなと考えていると、彼の座るテーブル席に一人の見慣れぬ少女が断りもなく腰を下ろした。
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★01:??? 「相席?失礼しますねー」
??? 「って言っても聞こえないですよねー、けど、いくら気付かれてないからって勝手に座ってしまうのはマナー違反ですよね! 聞こえてなくても挨拶はしないと」
??? 「わー、この人の食べてるホットサンド、新メニューですかね、見た事無いやつですね…とても美味しそうです」
レオ 「そんなに欲しけりゃ嬢ちゃんも頼めばいいんじゃないか? ちょっと時間はかかるけどアツアツで旨いぞ」
??? 「や、でも私は食べられないので見てるだけでー、って、ぇえぇぇえ?!?!」
レオ 「うお、何だよいきなり大声出して…飯時だ、行儀悪いぞ」
??? 「あ、ご、ごめんなさい! …それよりも、あの、私が見えるんですか?!」
★02:相坂さよ
レオ 「変な事聞く嬢ちゃんだな、ちゃんと目の前に居るんだからそりゃ見えるさ」
さよ 「え、や、でも私、幽霊「だろうね。透けてるしな」知ってたんですか?! …怖くないんですか? 」
レオ 「別に? 俺の住んでたとこで幽霊も悪魔も天使も見慣れてたしな。居るとこにはごろころ居るもんだぞー?」
さよ 「…そう、だったんですね」
レオ 「そー。だから別に無闇に怖がったり突っ撥ねたりはしないぞ。まあ、そんな訳だからさ」
レオ 「ちょっと待ってな。嬢ちゃんの分のホットサンドも持って来てやるよ…食べられなくても気分くらいは味わえるだろ? 折角いい天気といい景色なんだし。…嬢ちゃんが泣き止んでから、ゆっくり一緒に食べるか」
さよ 「…っ、う、っく…ぐすっ…、はいっ!」
★03:出身は
さよ 「へー、別の世界から…レオさんて悪魔だったんですね」
レオ 「そうだけど、疑わないのな」
さよ 「私が見えるぐらいですし、幽霊が居るなら悪魔も居てもおかしくないなー、って」
レオ 「それもそうか」
★04:奇跡の能力
レオ 「霊魂を物に憑依させて、ごくごく短時間ではあるものの、一時的に生身の肉体を与える能力を持った女の子が居たな」
さよ 「蘇生って事ですか?!」
レオ 「や、あくまで憑依させるだけ。その子は今、別世界で勇者やってる女の子と一緒に時空を渡り歩いてるらしいけど…可能性は限りなく低いけど、もし何かの拍子に彼女と“繋がった”ら、話だけでも聞いてみるつもりだ」 コトッ
さよ 「それは…携帯電話、ですか?」
レオ 「別世界の存在を呼べたりする」
★05:ウォッチ!
さよ 「時計型かと思ってました」
レオ 「アレとは全く別物だな」
★06:レオ 「普通の携帯電話としても使えるぞ」
~アドレス帳 グループ 友達 0件~
さよ 「…レオさ「言うな」、あの、お力になりたいですけど私も携帯電話は「何も言うな、頼む」…はい(泣」
★07:~アドレス帳 グループ 仕事 2 件~
レオ 「学園長とタカミチの番号だな。ぼっちとか言うな」
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★08:携帯電話について
レオ 「今のところ解ったのは、」
① 呼び出される相手は完全にランダム
② 使用者のレベルによっては召喚された相手の能力に制限が掛かる
③ 使用者に縁のある者が召喚されやすい??
④ あくまで呼出すのみで、強制力を持って“支配”する事は出来無い
レオ 「だいたいこんな感じだな。まだ詳しくは不明だけど」
エヴァ 「…それを何故私に説明する必要があったんだ?」
レオ 「や、学園長から聞いたんだけど、これ試すならエヴァちゃんの“別荘”が最適かなと「断る」うわ食い気味にNOと来たか」
エヴァ 「貴様にそんな事をしてやる義理は「別魔界の魔王」…む?」
レオ 「“魔神”の称号。別世界の魔法、神話級の武器…興味、無い?」
エヴァ 「…そんなもの、好き放題に“こちら”の世界に持ち込んで良いと思っているのか」
レオ 「不味いんじゃね? でも俺、悪魔だし。んなもん気にしないさ」
★09:レオ 「それに、」
レオ 「悪い魔法使いさんなら、魔神クラスの力とか。お気に召すかなーと、思って」
エヴァ 「…ハ、いいだろう。 貴様の安い口車に乗ってやろうじゃないか。但し、」
エヴァ 「私を失望させればどうなるか解っているだろうな? 悪魔風情が」
レオ 「ここが、別荘か」
エヴァ 「この広さなら、存分にやれるだろう? さあ、魔王だろうが魔神だろうが呼び出してみるがいい」
レオ 「こんなの個人で持ってるのか。便利なもんだなホントに…よし。んじゃ、適当に番号を押して、っと」
………pi
??? 「もしもし、こちら虹色戦隊総司令本部。何?助けてほしいだって!? 正義の味方、虹色戦隊ニジレンジャー!!お呼びとあらば即日対応!! 今行くぞ!待っていてくれよ!!…勝手に解決しちゃダメだぞ!?」
レオ 「わぁ…いきなり失望させるパターンじゃねぇかコレ」