議題『別世界に介入してみたい』は(力ずくで)可決されました。   作:今更なひと

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レオ 「ニジレッドに! 会いたいかー?!」

真名 「特には」

刹那 「私も、別に」

レオ 「だよね」



ご対面

 

さよと共に昼食を摂るようになって一週間ほど経つと、真名や刹那にもそこで昼を済ませている事を知られるようになった。

 

カフェテリアには、レオが好んで注文するベーコンとトマトのホットサンド意外にも、各種パスタや日替わりサラダにデザート各種などなど、豊富なメニューが取り揃えられている。

 

レオは、さよの分と毎回二人分のメニューを注文するので、時間差で真名がレオ達の元に昼をたかりに来るのが日課となった。さよは、折角頼んでもらったメニューでも食べる事が出来無いし、話相手も増えるからと楽しそうにしているのでまあいいかとレオは考えている。

 

合流する度に勝手にデザートを注文しては会計をレオにつけて帰って行く事を除けば、の話ではあるが。

 

デザートメニューも、和洋中問わず豊富に揃えているようで、真名もたいそうお気に召したらしく、一度に数品も頼んで来るからレオとしては溜まったものではない。あの身体の一体どこにあれだけの量が入ってしまうのか、不思議でならないと首を傾げるレオであった。

 

ある日、いつも通りの時間に真名がレオ達に合流してくるのだが、その日は真名だけでなく見慣れぬ子供を連れていた。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

★01:真名 「やあ、今日も来たよ」

 

 

レオ 「真名ちゃん、俺は人の好みにとやかく言うつもりはない。ないけど、さすがにそんなあどけない子供を…ってのはちょっとどうかと思うんだ、その、なんだ。正太郎コンプレックス、だったか? だと思われてしまうぞ?」

 

真名 「ふふ、なかなかユニークな喧嘩の売り方をするじゃないか」

 

さよ 「レオさんレオさん、あの子が子供先生です」

 

レオ 「だと思ってた」

 

 

 

★02:ネギ・スプリングフィールド

 

 

ネギ 「2ーAクラスに教育実習として赴任してきたネギ・スプリングフィールドです! レオさんの話は学園長から聞いていますよ、なんでも表裏問わず、困った事があれば相談するようにと」

 

レオ 「げ、既に逃げ道塞がれてやがる」

 

 

 

★03:遠路はるばる

 

 

レオ 「ほー、そんな遠くから修行の為に、ねえ…しかし、魔法使いの修行で教師ってすげぇな」

 

ネギ 「僕も驚きました! ですが修行の為でも2ーAの皆さんの教師になった訳ですから、精いっぱい頑張ります!!」

 

レオ 「何この子眩しい、苦手だわこういう前向きなノリ」

 

 

 

★04:困った時には

 

 

ネギ 「今日は、挨拶に伺っただけなので。何かあった時にはご迷惑掛けるかもしれませんが、宜しくお願いします!」

 

レオ 「何も無いことを祈るけどな、まぁその時はその時だ、俺に出来る限りで手を貸すぞ」

 

 

 

★05:それにしても

 

 

レオ 「…行ったか。しかしなんかこう、純粋というか何と言うか、眩しい子だったな。それと、」

 

レオ 「いきなりネギ君を連れてきておきながらいざ会話が始まれば素知らぬ顔で真っ先にデザートにがっつき始めた真名ちゃんよ、俺に何か言う事は無いかな」

 

真名 「(ごくん)…ふむ。レオさんのツケで食べるデザートはとても美味しいよ? あとそこのお茶、飲まないなら貰うよ」

 

レオ 「ざけんなよ? …しかもやっぱりそれも俺のツケか」

 

真名 「ああ、もちろん。レオさんはこのレモンカードを知っているかい? イギリスの伝統料理のレモンバタークリームでね。 日本ではあまり馴染みが無いようだが英国ではその歴史も長く、王室御用達のものもあるそうだ。これを輪切りのバケットにたっぷり塗ってこんがり焼いたものがまた絶品で」

 

 

レオ 「長い! 反省の色も無いし!」

 

真名 「ちなみにこれで7品目「加えて遠慮も無しか!」まあまあ、可愛い子供のイタズラじゃないか…ところで悪戯を片仮名でイタズラ、と表記するとなんだかイヤらしいね?」

 

レオ 「知らんわ!!」

 

さよ 「色とりどりのデザートが瞬く間に消えていく様は圧巻の一言でした」

 

 

 

★06:刹那 「あ!見つけました、レオさん!」

 

 

レオ 「お? 刹那ちゃ「斬岩剣!」 なんでっ?!」

 

刹那 「レオさん、今白状すればまだ罪は軽くして差し上げます、そう、膾(なます)切りくらいで」

 

レオ 「確実に死ぬよねそれ、何の身に覚えもないし…一体、何があったんだよ」

 

 

 

★07:真名 「…女子寮で下着泥棒?」

 

 

刹那 「ええ、昨日辺りから被害が相次いでいるそうで」

 

真名 「なるほど。レオさん、今ならまだ間に合うから素直に「自然な流れで犯人扱いか」ん?違うのかい?」

 

レオ 「当たり前だ! 悪魔ってだけで下着泥棒扱いだなんて差別もいいとこだっての」

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

★08:レオ 『悪魔ってだけで下着泥棒扱いだなんて…』

 

 

えうろぱ 「へっぷし!」

 

みねるば 「風邪ですか? えうろぱ先輩」

 

 

 

★09:レオ 『悪魔ってだけで下着泥棒扱いだなんて…』

 

 

スフレ 「…あ。」 ヒラメキ

 

スフレ 「…レオは、ほぼ身一つで、世界を渡った…今のレオの家は、空家。つまり、ノーガード」

 

スフレ 「見えた…栄光への道が、約束された勝利への方程式が、私には見える……っ、こうしてはいられない!!」

 

 





~魔界 某所~





スフレ 「……あぁ、世界は。かくも美しい」 グッ




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