議題『別世界に介入してみたい』は(力ずくで)可決されました。 作:今更なひと
真名 「やあレオさんこんばんは、元気かい? 刹那に面白いプレゼントをしたようだね?」
レオ 「あー、あれか。イカしてるだろ、悪魔ジョークってやつだハハハ」
真名 「ははは、ジョークで命を落とす事になるなんて気の毒だね?」
レオ 「え、…そんなに怒ってるの?」
真名 「振り切れた怒りでデビルハンターにジョブチェンジするぐらいには、ね。赤いコートを用意してやれなかったのが残念でならないよ」
レオ 「エヴァちゃん主従以外の脅威が増えちまった、胸囲の無い脅威が増えちまった」
真名 「…と、ここまでの会話は全て隣の刹那に筒抜けな訳だけど、何かコメントはあるかい?」
レオ 「……やっべ」
なにやら慌ただしく通話を終えたレオは、何かから目を背けるかのように頭を振り、数十メートル先の橋を見遣った。
メンテナンスに伴う一時的な停電により、レオの見つめる先の橋も周りと同様に灯りが消えている。本来であれば月明かりに照らされるのみで、光源が無いはずのそこは時おり放たれる幾条もの光の奔流や爆発によって不規則に照らし出されている。
新人魔法教師ネギ・スプリングフィールドと、少年を背に庇うように立つ彼の生徒、神楽坂明日菜。彼女があの場にいるという事は、ネギの従者として契約を行ったという事だろうとあたりをつけて視線の先をネギ達よりも更に上に移す。
不敵な笑みを零しつつ、夜空に浮かぶ月を我が物と背負うかのように悠然と空中に佇んでいるのは真祖の吸血鬼エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル。彼女の従者、絡繰茶々丸は静かにネギ達を見据えてエヴァの傍らに浮かんでいる。
先刻から怒涛の如く降り注ぐ攻撃をどうにか捌いているネギ達二人に対して、エヴァ達はまだ充分に余裕を残しているのが遠目で見ているレオにもはっきりと窺えた。
相手が相手だけに仕方の無い事ではあるが、双方の戦力の差は比べるまでも無い様であった。エヴァの魔法をどうにか避け、捌いているようだがあと数分も持たないだろうと溜め息をつき、橋へと脚を向けた。
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★01:エヴァ【魔法の射手 連弾・闇の29矢】
ネギ 「くっ…、【魔法の射手 連弾・光の29矢】!!」
レオ 「おー、やってるやってる。すげぇ派手にドンパチやってるけど誰も気付かないもんなのかねコレ…明日菜ちゃん大丈夫ー?」
明日菜 「レオさん!エヴァちゃん達が強すぎてネギが「わかったから落ち着けって。今のところ二人共無事なんだろ」う、そりゃそうだけど」
レオ 「あー…空なんか飛ばれたら加勢すら出来ねぇじゃんか」
明日菜 「飛べないの?!」
レオ 「逆にどこを見て飛べると思ったんだよ」
★02:どうするか
明日菜 「アンタも悪魔なら飛び道具のひとつぐらい持ってなさいよ!」
レオ 「へいへいすんませんね、飛び道具とは違うけどちょっと下がってろ明日菜ちゃん」
明日菜 「何よ、何か手があるの?」
レオ 「ん、あると言えばあるけど、“何が”出るか、出来るかが分からない…『アデアット』」
明日菜 「レオさんも誰かと契約してたの?!」
レオ 「仮だけどな。…適当な番号を押して、っと」
★03:レオ 「…もしもし? ……もしもーし」
レオ 「…無言で切れた」
明日菜 「何それ、失敗したって事?」
レオ 「いや、コール音が止んでたから相手は応答したって事だから召喚される筈なんだけど」
ネギ 「レオさん!来てくれたんですね!!」
エヴァ 「遅かったな悪魔。そのまま大人しく高みの見物を決め込んでいれば良かった物を…今度は何を呼ぶつもりだ?」
レオ 「色々と頼まれてるからそういう訳にも行かなくてな。自分で何を呼んだのか分からないけど、何かしらは出てくるんじゃね?」
★04:ネギ 「…来ませんね」
レオ 「おかしいな、応答したら呼び寄せるはずだったのに…って、おいマジかよ」
レオ 「エヴァちゃん、足元の『それ』、絶対に踏むなよ、いいか、それに絶対触るなよあとすぐ離れろ今すぐにだ」
エヴァ 「あぁ? 何を言って…む、何だこの本は、さっきまでこんな所に無「エヴァちゃん伏せろ!!」っ?!」 バッ
★05: ??? 「ゼタビイィィィィイム!!!」 カッ
エヴァ 「…は?」
ネギ 「本が、喋って動いて、目?からビーム出して、遠くの山が抉れた…?」
カモ 「へへ...奇遇だなネギの兄貴、オレっちも同じようにしか見えなかったぜ…夢だと言ってくだせぇレオの旦那ぁ」
??? 「無礼にもこの我をアポ無しで呼び付けるとは余程命が要らんようだなぁ!! ならばこの惑星ごと消し去っt…」 サアアアア...
ネギ 「消えたー?!」
レオ 「あんまりにも規格外過ぎて、弱体化してもあの火力だし、数秒しか現界してられなかったんだろうな...おかげで命拾いしたけど」
★06:喋る本
レオ 「諸事情によって“全知全能の書”に憑依した『宇宙最強の魔王:ゼタ』だ。見ての通り本になって起動力はガタ落ちしてるけど火力は未だ健在だ。テキトーに目からビーム出しただけで惑星を消しとばせる。エヴァちゃんも躱せたようで何より」
エヴァ 「とんでもない横槍が入った物だな、まぁいい仕切り直「っ、いけませんマスター!戻って!!」何?!」
レオ 「時間切れだな。停電の復旧が数分早まるのはまぁ些細な誤差の内だろ、分刻みで正確に進行する現場仕事が果たしてどれだけあると思ってるんだ、って話だ」
★07:躊躇い無しに
レオ 「しかしネギくん、敵対してた相手でも躊躇無く助けに行く辺りホントに人がいいと言うか何と言うか」
明日菜 「あ、ちょっと、どこ行くのよレオさん」
レオ 「ちょっとエヴァちゃんと同じくらいコワい女の子から逃げないといけなくてな、もう結界も戻ってるから大丈夫だろ? んじゃな」
★08:レオ 「また電話だ」
真名『やあレオさん、たびたび済まないね。今は時間、大丈夫かい?』
レオ 「出来るだけ手短に頼む。ちょっと刹那ちゃんから逃げ『その事で話があるんだ』…何?協力してくれるの?」
真名『あんみつ2杯だ』
レオ 「なんだ、それぐらいでいいのか」
真名『ああ、それぐらいで手を打ったのさ』
レオ 「手を打った…? って、まさか」
真名『そのまさか、だよ。済まないねレオさん。【召喚:従者レオ】』
★09:喚ばれて飛び出て
真名 「久しぶりだね、レオさん」
刹那 「イカレたパーティーの始まりですね」
レオ 「あ、コレ狩られるやつだ」
★10:スタイリッシュが止まらない
Atomic! ...Smokin'!
...Smokin'Style!! ...Smokin'SickStyle!!!
真名 「おぉ、コンボ数が何だか凄い事に」
レオ 「んほぉぉぉおレッドオーブ出ちゃうのぉぉおぉ!!!」
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