議題『別世界に介入してみたい』は(力ずくで)可決されました。 作:今更なひと
賛成40 反対4960
判決: 否 決
人間界では、物には魂が宿る、という考え方があるらしい。ツクモガミ?とか言うらしいが、イノセントのようなものなのだろうか、などとぼんやり考えつつレオは歩を進めていた。
どうやら考えていた事が無意識に口に出ていたらしく、道中でイノセントについて質問されたものの、実のところレオ自身も詳しくは理解していなかった。
張り倒して屈服させればそのアイテムを強化してくれる妖精さん的な存在、と雑な回答しか出来なかったが、とりあえず一応の納得は得る事が出来たようだった。
刹那からは、自分の愛刀・夕凪にもそのイノセントが宿っているのか・見えるのかと聞かれたレオは、魔界のアイテムでは無いものの、最低でも一体くらいは居るんじゃね?と応えながら目を凝らして夕凪を見つめてみるのだった
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★01:鑑定中
刹那 「…」
レオ 「“ATK屋”、攻撃力を上げるイノセントな、と“DEF屋”。こっちは頑丈さや守備力を高めるイノセントが」
エヴァ 「ほう」
レオ 「あとは…お? 刹那ちゃんさ、この夕凪って刀、わりと長く使ってるだろ」
刹那 「ええ、確かに長いですが、何かありましたか」
レオ 「ん、“せっちゃん大好き屋”が「何ですかそれ?!」いやホントだって」
真名 「なかなかユニークなのが憑いてるじゃないか、よかったな」
レオ 「ちなみにその銃には“たつみー大好き屋”が居るっぽいよ」
★02:大好き屋
レオ 「説明が難しいな。なんかこう、長く身につけたアイテムに宿るんだけど、そのアイテムの性能をより大きく引き出せるようになるというか」
刹那 「手に馴染む、と「それだせっちゃん!」せっちゃん言うな」
★03:「エヴァちゃんてさ、」
エヴァ 「エヴァちゃん言うn「数百年生きてるんだよな」まあその通りだが」
レオ 「そのマント、少し見せてくれ…これは、っ!!」
エヴァ 「なんだどうした」
レオ 「ペタンコ屋とロリっ子屋が憑いてる」
エヴァ 「何…だと…?!」
レオ 「まあ冗談だけど」
エヴァ 「なかなかいい度胸だなぁ貴様、氷るか?ん?」
★04:キティちゃん大好き屋なら居た
エヴァ 「(疑いの目)」
レオ 「これはホント」
茶々丸 「マスター、レオさんからの情報を元にイメージを構成・視覚化が可能ですが」
エヴァ 「しなくていい」
茶々丸 「そうですか…」
レオ 「あーあ、可愛い従者の、折角の申し出をそんなに無下にするのかー。気の毒だなー、可哀想に。元気出してな茶々丸ちゃん」
茶々丸 「お気遣いありがとうございますレオさん」
エヴァ 「何だこの私が悪いみたいな流れは」
★05:出来ようものならやってるさ
真名 「因みに、イノセントを他のアイテムに移動させる事は出来るのかい?」
レオ 「お!いい質問だけど、俺は出来ないんだよなー」
レオ 「その技術は専門的でさ、出来る奴が限られてるからそういう奴に頼んでやってもらうわけ」
茶々丸 「それは、アイテムを問わずに、ですか」
レオ 「屈服させればイケる。例えばその夕凪に居るATK屋を真名ちゃんのハンドガンに移せば、そのハンドガンにATK屋の恩恵が現れる」
レオ 「で、夕凪からはATK屋が出てった訳だからすこし切れ味が落ちたように感じるだろうな。実際は “夕凪+α” が “夕凪” に戻るだけで、上乗せ分が無くなるだけだ」
★06:駄菓子菓子
レオ 「あ、でも“たつみー大好き屋”を刹那ちゃんの夕凪に入れても刹那ちゃんは恩恵を得られないから」
レオ 「なぜなら、たつみー大好き屋が大好きなのは真名ちゃんだから! せっちゃんじゃないからね! どんまい!!」 ポン
刹那 「…(イラッ)」
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★06:否決でしたが
みねるば 「えうろぱ先輩!」
えうろぱ 「何かなムチプリ、ボク忙しいんだけど」
みねるば 「ムチ…っ?! 失礼ですね!じゃなくて!レオ先輩に武器を、って議題が圧倒的大多数の反対で捩じ伏せられたんですが!!」
みねるば 「道具屋の売り子さんから、昨日夜えうろぱ先輩が使い捨て携帯電話を大量に買い込んでたって聞きました!議員に『根回し』しましたね?!」
えうろぱ 「顧客の情報をさらっと漏洩しちゃうとか…悪魔か!いや皆悪魔だったよテへぺろ~☆」
みねるば 「誤魔化さないでください!売店の携帯電話は私が買い占めましたからもう邪魔はさせませんからね!!」
えうろぱ 「リベンジ頑張れー」
えうろぱ 「わ、もう見えなくなっちゃった…さてと」
★議題『今度こそレオ先輩に武器を!!』
えうろぱ 「スゴいなーあの子、ホントに全部買い占めたんだ…1、2、3……17台もある! 根回し放題だね!」
えうろぱ 「睡眠薬に爆弾、山吹色のお菓子までこんなに用意して…本気だねー愛だねー♪ あ、エクレア見っけ!」
えうろぱ 「一途で可愛いみねるばちゃんに、何度言ったかよく覚えてないけどさ、」
えうろぱ 「ボクは盗賊で、キミの師匠の同期なんだよ?」
~みねるばの道具袋を玩びつつ~
えうろぱ 「背中を見せなければ、視線を外さなければ、距離を保っていれば大丈夫だなんて、本気で思ってたんだろうな~♪」
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みねるば 「え…? あれ?! うそ、私の道具袋、なんで無いの?!なんでなんでどうして?!」
ザコ議員 「賄賂はよ」 バン
ゆうれい議員 「はよはよ」 バンバン
赤ちょうちん議員 「酒、酒渡さんかい!話はそれからや!!」
ペガサス議員 「さぁ、早く望みを声高に叫ぶのです」
みねるば 「賄賂もいっぱい用意しておいたのに…(泣」
ドラゴン議員 「我らドラゴン党議員一同は某人物との取決め故に、何があっても賛成は出来ん」
みねるば 「…っ!!、先輩たすけてーーーーー!!!!」
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えうろぱ 「あ、僧侶ちゃんエクレア食べるー?」