議題『別世界に介入してみたい』は(力ずくで)可決されました。   作:今更なひと

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みねるば 「えうろぱ先輩は?! あのペタンコ猫娘はどこですか?!」

銀いろ(重戦士) 「つい先ほど、「もちもちの実から逃げるんだいっ」と歌いながら、あちらへ」

みねるば 「わかりましたありがとうございます!!」

みねるば 「丸焦げどころじゃ済ませませんっ!!!」 ダッ

銀いろ 「…だそうですよ、えうろぱ嬢」

えうろぱ 「コワいなー。 あ、協力ありがとね♪」

銀いろ 「いえいえ。こちらこそショートケーキ有難うございます」




結局どうするか、の話

レオの処遇についての話し合いが続く中、万が一を考えて、彼の行動を制限するべく誰かしらの従者として契約を結ぶ事が手っ取り早いのでは、との意見が有力となっていた。

生殺与奪の権利を完全に掌握出来る訳ではないものの、ある程度の相手の行動を把握・制限が出来る。

 

得体の知れない存在を手元に置くのであれば、可能な限り行動を把握し、必要とあれば即座に制圧出来る体制は整えておく必要がある。

気は進まぬが現状で考えられる落とし処としてはこれだろう、と頷く近右衛門の眉間に深く皺が刻まれた皺が、彼の心境を何より如実に物語っていた。

 

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★01:本気と書いて

 

 

刹那 「本気で犬小屋暮らしするつもりですか」

 

レオ 「おう、毎朝起き抜けに「せっちゃんのくれた犬小屋で迎える朝わっしょい!」って叫ぶとこまでイメージしてるから」

 

刹那 「犬小屋は却下でお願「俺は別に気にしないのに」黙れ」

 

 

 

★02:現実的に考えて、

 

 

近右衛門 「部屋なら宿直室があるのじゃが、の」

 

近右衛門 「学園の守衛として使う、というのであれば許可するがのう」

 

 

 

★03:肝心の契約相手は

 

 

レオ 「守衛の件は引き受けるけど、まだ誰とその仮契約?とやらをするか未定だよな」

 

レオ 「都合のいいパシリが出来るチャンスだってのになんでそんなに拒むのかと」

 

近右衛門 「お主の仮契約へのイメージは後で問い質すとして、」

近右衛門 「方法が方法じゃから抵抗があるのも仕方が無い事じゃよ」

 

レオ 「?」

 

近右衛門 「キス、じゃよ」

 

レオ 「あー、それはまぁ拒むわな」

 

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★04:~レオを映した水晶を覗きながら~

 

近右衛門 『キス、じゃよ』

 

みねるば 「!!!?、」 ガタッ

 

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★05:公正にいくならアミダくじ

 

 

茶々丸 「では皆様、こちらのクジに名前をご記入ください」

 

真名 「付いてこなければ良かった」

 

刹那 「その場合は満場一致で逃走兵に従者を与える事になるでしょうね」

 

エヴァ 「茶々丸、わかっているだろうな?」

 

茶々丸 「申し訳ございませんが今回のクジは公正に執り行います。ご了承を」

 

エヴァ 「ちっ」

 

……

 

 

 

 

★06:近衛門 「全員、書き終えたかの?」

 

 

茶々丸 「いえ、まだです」

 

近右衛門 「ほ?」

 

茶々丸 「学園長の名前がまだ書き込まれておりません」

 

レオ 「?!?!」

 

 

 

★07:マジで

 

 

近右衛門 「何じゃと?!」

 

茶々丸 「この部屋に居る全員で、公平に行います」

 

茶々丸 「お早く、どうぞ」

 

レオ 「茶々丸ちゃん、タチ悪い冗談はちょっと…あ、目が本気だ、表情変わってないけどマジだ、そんな気がする」

 

 

 

★08:茶々丸 「では、始めさせていただきます」

 

 

レオ 「…(やめろヤメロやめろマジで来るな当たるなお願いだから」

 

茶々丸 「これは、」

 

茶々丸 「貴方の主はこの私、絡繰茶々丸…」

 

 

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★09:茶々丸『貴方の主はこの私、絡繰茶々丸…』

 

えうろぱ 「…、」

 

えうろぱ 「へー。キス、しちゃうんだ。ふーん」

 

えうろぱ 「…」

 

 

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★09:茶々丸「…の、影に隠れていた猫になります」

 

レオ 「待てやコラ」

 

茶々丸 「ちなみに名前はどぶろくです。どぶろく、レオさんに挨拶を」

 

どぶろく 「なー」

 

レオ 「聞いてねぇよ!」

 

茶々丸 「私も学園長も、“全員に”名前の記入を、と発言しています」

茶々丸 「よって、どぶろくの代筆は私が行いました」

 

刹那 「見事に当たりを引かれましたね」

 

真名 「ネコの使い魔とは斬新だね、悪魔さん」

 

レオ 「笑いを堪えようともせず言いたい放題か」

 

レオ 「そもそも相手が動物でも出来るのか…って聞けよ、着々と準備を進めるな待て、ちょっと」

 

 

 

★10:した。

 

 

レオ 「マジで出来るのかよ…」

 

エヴァ 「お前が悪魔だからかも知れんな」

 

近右衛門 「ダメ元じゃったが、試してみるものじゃの」

 

レオ 「確かに俺らは、スライムや魔狼とでもパスを繋いで師弟関係になれるからな」

 

レオ 「あと、このカードって何だ? 俺の名前とか姿が描かれてんだけど」

 

エヴァ 「仮契約の証であるカードだな。見せてみろ」

 

エヴァ 「ん? これは、」

 

レオ 「エヴァちゃんにカード渡したらエヴァちゃんにもパスが開いたな」

 

エヴァ 「茶々丸、これ持ってみろ」

 

レオ 「今度は茶々丸ちゃんに移った」

 

学園長 「どうやらそのカードそのものがアーティファクトのようじゃの」

 

真名 「手にした人物にもマスター権が発生する能力、か」

 

近右衛門 「レオ君の行動の管理は楽になるのう」

 

刹那 「ではカードを誰かが持っていれば良いわけですね」

 

レオ 「当事者達の置いてかれてる感な」

 

どぶろく 「…(うたた寝中)」

 

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★11:力づくで可決後、更に後

 

居眠り議員 「では、こちらにお届けしたい武器をどうぞ」

 

みねるば 「先輩の愛用していた斧は火力が高すぎますね…余波で地形変えられたら洒落になりません」

 

みねるば 「…これで、お願いします」

 





★ 茶々丸『…の、影に隠れていた猫になります』


レオ『着々と準備を進めるな、ちょっと』


えうろぱ 「~~っ! ~~~っ!!」 ゴロゴロ

えうろぱ 「ひー」 笑い転げ

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