議題『別世界に介入してみたい』は(力ずくで)可決されました。   作:今更なひと

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みねるば 「見つけました! えうろぱ先輩っ!!」

えうろぱ 「出たな!ふしだら果実め」

みねるば 「生々しい表現止めてくださいっ!! ふしだらでもないです!!!」

えうろぱ 「そっかごめんね、んじゃボク急ぐから」

みねるば 「あ、はい忙しい所どうもって違います! この前の件です! 私のスカート、どうして盗ったんですか?!」

えうろぱ 「そりゃ“ぶんどりハンド”で「手段じゃなくて理由です!!」えー」



守衛のお仕事

守衛(しゅえい)とは、主にその土地建物の管理者に直接雇用され、保安・警備業務を行う者である。

レオの業務内容は日中の学園の警備に加え、必要があれば掃除や雑務の手伝い、更には他の教師や一部の生徒の補佐として麻帆良への侵入者への対応・排除など、労働時間こそ限られているものの、旨いこと使われているなと感じるレオであった。

 

それでも、身元の信用ならない男を手元に置く事を考えれば破格の条件ではあるのだが。それを自覚しているだけに、強く出る事が出来ないしするつもりもないと、自らの状況を受け止めている。

 

守衛の業務と雑務は手間ではあるが、魔界に居たレオにとっては、まともに雇用されて働くという事そのものが新鮮に感じ、まだ就任二日目ではあるが、駆け出しは順調そのものであった。

 

ところで、午前の警備も気を抜けないが、夜半の“特別な”警備では特に注意が必要である。初日に相手にしたような式神を初めとした明確な敵意・殺意を抱いた輩を相手に麻帆良の守護を行う事になる為、命の危険すらも伴う。

そんな危険な任務故に、得体の知れない男にいきなり出て来られても、すんなり受け入れて肩を並べて戦うという訳にはいかない。

 

まずは顔合わせが必要だろうと話す近右衛門に続いて広場に赴くと、そこには老若男女さまざまな面々(近右衛門は魔法先生・魔法生徒と言っていた)の視線が一斉にレオに集まった。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

★01:??? 「君が、レオ君かい?」

 

??? 「僕はタカミチ・T・高畑だ。気軽にタカミチと呼んでくれ」

 

レオ 「おう。学園長の依頼で、先日定年で退職された守衛の穴埋めとして遣ってもらっている“亜久真(あくま)レオ”だ、よろしく頼む、タカミチ。…口調が雑なのには目を瞑って貰えると助かる」

 

 

 

★02:??? 「私にはどうも信用ならないな、口調から育ちの悪さが見て取れる」

 

レオ 「薮から棒に失礼な! いったい何ドルフィーニだ! 名を名乗れ!!」

 

ガンドルフィーニ 「ガンドルフィーニ、だ! 失礼なのはどちらだ!そもそも知っているではないか!」

 

レオ 「中華料理屋の屋台で会ったよね、覚えてる覚えてる。あの春巻きは美味かった」

 

ガンドルフィーニ 「私が注文した春巻きをかっ攫ってくれたからな、私も覚えているさ盗人め」

 

レオ 「なんだよ春巻き1つでケチケチと。だから唇が厚いんだよ」

 

ガンドルフィーニ 「関係ないだろうが唇は! 学園長、どうしてこの様な者を夜間の警備として採用したのですか! 安心して肩を並べるなど私には到底出来ません!!」

 

近右衛門 「うむ、口が悪いのは否定せんが、実力はワシも保証しておる。信用はならずとも、現在は一人でも多くの人手が必要なのも確かであろう?」

 

ガンドルフィーニ 「それは、確かにそうですが…」

 

近右衛門 「彼は斧を使った前衛タイプでの、今のところ桜咲くんと龍宮くんと共に3人で動いてもらう事になっておる」

 

 

 

★03:心配しなくとも、

 

 

近右衛門 「レオ君は龍宮くんには逆らえんでの、レオ君の管理は安心して一任出来る」

 

レオ 「…(真名ちゃんは俺のご主人様だからな!…ってボケるチャンスはいつ?…今でs[止めておいた方が身の為だよ]おぅふ念話だぁ)」

 

レオ 「だが言うね! 真名ちゃんはお「心臓(ハート)をブチ抜くぞ?」…おっぱ[よし眠れ]…お、おおいに優しい中学生だと思います!拳銃とかから優しさがみちみち伝わってくる気がするよ!ごめんね!」

 

 

 

★04:と言うか、

 

 

レオ 「そもそも、妖怪が責任者やってる様な土地なんだから不審な男の一人ぐらい大目に見てくれないのかよ」

 

近右衛門 「レオ君ワシ人間」

 

レオ 「えっ」

 

近右衛門 「えっ」

 

真名(念話) [まあ気持ちは分からんでもないけど、事実だ]

 

レオ(念話) [マジかよ]

 

 

 

★05:いまのところ、

 

 

レオ 「無理に今すぐ信用してくれとは言わないが、任された以上は責任を果たすつもりだ。それだけ覚えてくれれば充分だ」

 




★ スカートはアカン

えうろぱ 「おかげで反対派議員が少なかったでしょ?」

みねるば 「それはそうですけど」

えうろぱ 「飲んだくれの議員のおじさま方なんてLv700とか800とかザラでしょ?そんなん片付けるの面倒じゃん 」

みねるば 「確かにそうですが、」

えうろぱ 「それにほら、今だって気付いてないじゃん」

みねるば 「?!」 バッ

えうろぱ 「冗談だって。ほら、ちゃんとスカート履いてるでしょ。可愛いなーみねるばちゃんは」

みねるば 「…っ! からかわないでください! とにかく、もう二度とこんな事しないで下さいね!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

えうろぱ 「んー、スカートはやり過ぎたかなー」

えうろぱ 「けど、昨日の今日でこれだものなー」

えうろぱ 「みねるばちゃんマジちょろい」

~手に持った少し暖かい布切れを眺めながら~

えうろぱ 「どうしよう、流石に気付かないとは思わなかった」

えうろぱ 「ま、いっか♪」

………

……




えうろぱ 「見かけによらず大胆なって、わ、すご、顔くらい大きいよこれ」

えうろぱ 「…なんかイライラするなーなんでかなーどうしてかなー?」

えうろぱ 「…ん!閃いた!!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

議題『レオくんにステキな贈り物がしたいなー♪』

えうろぱ 「ふふ、ボクってば優しー♪ マジ天使、ってやつだね♪」
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