作者の趣味いっぱいとかは言ってはいけない。
作者の趣味いっぱいとかは言ってはいけない。
「慧音。ちょっと聞きたい事があるんだけど...」
「むむっ?どうしたんだ、妹紅?」
心地よい陽気の春の昼程。突然自らの家に訪問した妹紅を慧音は快く迎えた。
何しろあまり人里の方には来ない妹紅が突然自らの家に来たのだ。妹紅にもっと人間と交流を持って欲しいと思っている慧音からすれば嬉しい事この上ない。
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だが、そんな慧音の喜びの心とは裏腹に、何とも言えない微妙な質問が妹紅の口から飛び出してきたのであった。
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農家で牛などから生まれるそうたが、その姿はただの子牛であるとも、人面の牛でもあるらしい。ここら辺ははっきりしないな....
件は生まれると、突然人語を話し、何かしらの予言をする。当然急に喋るので見ていた人々は驚くわけだな。そして、件は生まれて数日以内に死んでしまうから、人々は二度驚かされる訳だな。
それで、その件の予言と言うのが必ず当たるらしい.....ははっ!そう構えなくても良いぞ妹紅。予言はお前に関係することだったのか?.....なに?関係無い?しかし何か大きな予言だったなら.....なに?そんな事でも無い?なら良いんだが.....よし、なら話を続けよう。
その予言と言うのが、まあ...不吉な予言をする事が多いらしくてな...その際に件の写し絵をお守りとして持って居ると言いそうだ。他にも....
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「いや、もう良いよ。慧音。」
「へ?そうか?まだまだ色々あるんだが....」
「うん。良いの。知りたい事は分かったし。」
妹紅の顔が満足感からか、若干緩む。その可愛らしい年相応の(実際はちょっと違うのだが)様子から慧音の顔も少し緩む。
「ところで妹紅?」
「ん?どうしたの慧音?」
「いや、急になんで件の事なんて聞きに来たのかと....」
疑問に思った事素直に聞いた慧音。そうなのだ。何故急に妹紅が全然興味が無さそうなのに、妖怪の事を聞いてきたのか慧音は非常に気になったのだ。
「いやさ、さっき人里で歩いてたら。『件が霧雨の所の娘さんが帰ってくる。と言っていた。』なんて話を聞いたから、件ってなにかしら?って思って...」
「へえー......」
霧雨さんの所、娘さんと仲直り出来たんだな。それはとても良かった。と思う慧音であった。
「ところで九州とか四国ってどこなの?」
「外の世界の地名の事だよ妹紅。」
「へぇ〜.....やっぱり慧音は物知りねぇ~....」
「ははっ!褒めても何も出ないぞ。」
にこやかな笑みを浮かべる慧音。それにつられて、思わず微笑む妹紅。
幻想郷の少女たちの日常はもうちょっとだけ続くような気がする。
これを読んだ貴方はきっとこう思う!なぜ件?ちゅーか件ってなんだ?って....多分。
件の事は話の中で慧音が説明してる通りです。もっと知りたい方はグーグル先生に聞いてください。きっと慧音先生よりも面白い話を聞けます。
まあ、なぜ件という妖怪を選んだかと言うとお察しの方もいると思いますが、慧音と深い関わりのある妖怪。白沢との共通点から件という妖怪を選びました。
ここからは少しどころか物凄く私の趣味だ。良いだろう?って感じです。東方全然関係ありません。付いていけなそうなら読まなくても全然大丈夫です。
件は予言することぐらいにしか能が無いと思われがちですが、実際は悪い予言をしても自らの写し絵をお守りとしてもってゐきなさい。的な事をやっている伝承が残ったりしています。
またご存知の通り、白沢も(日本ではクタベとも)も災いを避けるためには自分の写し絵を(以下略的な事をやっているのである。似ている。
他にも、白沢は病等に効果のある神獣として崇められていたり、件も病に関する予言をして、私の(以下略をやっているのである。
後、牛の体に人面要素とか。
これら以外にも色々な共通点があります。実際にこいつら同じ妖怪なんじゃねーの?的な説もちょっとだけあります。まあ、確かに似てる所多いわな(笑)くらいに思っていいでしょう。
ちなみに僕の持ってる、水木しげる氏著の『決定版 日本妖怪大全 妖怪・あの世・神様』にはクタベ(日本での白沢の名称の一つ。二度目)の次に件の項があります。
ん?慧音が妹紅に丁寧語じゃ無い。だって.....言わせんなよ恥ずかしい....二人の仲はもうそこまで行ってるんだよ。多分。
読んで下さりありがとうございました。