至らないところがあると思いますが楽しめて頂けたら幸いです
それはまるで一方的な殺戮だった。
地面には数多くの死体、空中に浮いているのは僅かに5人で4人が1人を囲んでいる。
しかし、笑みを浮かべ余裕そうな表情の無傷な男は1人の方だった。
それに対し男女2人ずつの4人は苦しそうにそして全身がボロボロだった。
「どうした?そっちから来ないなら俺から行くぞ?」
無傷な男の言葉に4人はぴくりと反応するが身体が動かないのかハァハァと荒い呼吸をするだけだった。
「そうか、なら仲良く逝け」
その瞬間、4人の身体にどこからか現れたのか武器が無数に刺さっていた。
一瞬で滅多刺しになった4人は驚愕の表情を浮かべ息絶えた。
「つまらんな、神ってのはこれだから困るな」
やれやれと肩をすくめため息をつく男には殺しに何も感情を抱いていないようだった。
男は空中から下の死体を眺めると何か光る物があるのを発見した。
近づきそれを手に取ると眩い閃光が男の視界を奪った。
男は無言で理解し呟いた。
「ちっ、最後の最後で面倒なことしやがって。次はお前たちだぞ、ヌエト」
そう言い残して男は光と共に消えた。
気づいた時に男は下界、つまり人間界に降りていた。
それはあまりに唐突なことで男は現状をあまり受け入れていられないようだが、しばらくつっ立っていると次第に可笑しくなってきたのか笑い出した。
回りを歩く人からチラ見をされ目を合わせようとすると逸らされてしまう。
男はこれからのことを考えようとぶらぶらと歩きながら街を見て回ることにした。
あれほどまで観察して来た人間の世界の中に降り立ったことは男にとっては新鮮でそれでいて嬉しかった。
「これなら、とても間近で観察できる上に運命をそれほどまでねじ曲げなければ調査という意味で接触もしても良さそうだな」
男は笑みを浮かべながら独り言を呟いた。
男の足取りは軽く周りを歩く人間を凝視していると何か違和感を感じた。
男にとっては人間とは単一種であると認識しているがここの世界の人間はどうやら二種類に別れていることがわかった。
片方は男の知っている通りのただの人間だ。
頭を使い物事を考えて行動する高等な動物と認識しているが、もう一方はその高等な動物までは一緒だがどうも匂いが違う。
違和感の招待をどうやって調べようかと考えるが長年人間を観察し続けて来た男はこういう時まずすることを知っていた。
「働き口と家が必要だなぁ」
割と人間色に染まっている神であった。
男は金はないなら自分が持っている何かを売ればいいだろうと思いまず家を探しに不動産屋に入って行った。
矛盾点とかなくすように頑張りますが質問、意見などがありましたらどんどん送ってください。
豆腐メンタルですが頑張りますので