不動産屋に入り適当に手続きをやった。
名前は適当に
俺は無事に一軒家を手に入れることが出来た。
だけど、それを払う金がなかったので近くにあった銀行からお金を貰ってきた。
もちろんそれは誰にもバレないようにだ。
少しの間だがこの世界を散策していてわかったことがいくつかある。
どうもこの世界では人と同じ形をした化物が出るようだ。
それは多分、俺がこの世界に来てから思っている通りに二種類の人間がいると思っていることに起因しているらしい。
この世界では何の力も持たない人間の方が統治しているらしく、もう片方の人間は日陰者でひっそりとバレないように暮らしているようだ。
けれど、その日陰者の方の人間は人間を食べるらしく危険視もしくは駆除の対象となっているようだ。
これだけの情報をチラシなどで理解することが出来た。
俺のマイホームは20区にあり、最近テレビとやらを買って業者の人に見れるようにしてもらったため、人間を喰らう人間のことを
良かったことに20区では
2週間ぐらいこの世界で過ごしているがこの世界のことは本当に新鮮なことばかりだった。
俺が観察対象にしていた世界はこの世界でいう中世ヨーロッパのような世界だった。
ただ少し違ったのは魔物や魔族と言ったものがいてそれを統べる魔王なるものがいて、それと同等の力を持った勇者が生まれるなど、この世界では小説の中だけの話、つまり作り話という扱いであった。
俺はこの世界がスッカリ気に入った。
最近のマイブームは20区にある『あんていく』という喫茶店で毎日コーヒーを飲むことだ。
ここにはグールと人間が混在してて実に面白い。
グールは人間を嫌ってて捕食の対象にしか見ていないのかと思っていたが共存したいと思っている者もいることに驚いた。
テレビで小倉とか言う人がグールは人間とは身体の器官の作りが違って味覚も違うと言っていた。
実際、ここでグールがコーヒー以外何かを口にしているのは見ていない。
ここは神界ではないため、人の行動を全て監視することが出来ないため何を行っているかわからないためもどかしく感じている。
かといって、グールに接触してしまったりすると何が起きるかわかったものじゃない。
そう考えて悶々としている俺は面白いことに気がついた。
最近よく来る大学生の若者二人の行動を観察している。
どうやら黒髪の青年は同じ黒の髪をし長髪の女性に好意を寄せているようだ。
二人は同じ作家の本を読んでいるようでそれをきっかけに近づけばいいのにと俺はずっと思っているが口を出すのは良くない。
観察は忍耐力が必要だと再自覚し来る日も来る日もその二人を観察をする。
あまりに進展がないため、俺は黒髪の青年をストーキングすることにした。
ここ日本では異性にストーキングすることに世間から寄せられる非難の声が特に強いらしいから女性の方にストーキングすることは諦めた。
俺は3日間ストーキングすることで青年の身元があらかたわかった。
名前は金木研、誕生日は12月20日生まれの射手座、上井大学文学部国文科の1年生で、好物はハンバーグらしい。
俺はどうやら探偵をやっているみたいだと思いつつも、私利私欲なため結局はストーカーだと自身の行動に笑いつつも我ながら頑張ったと内心自身を褒めていた。
しかし、肝心な黒髪の女性とは接触がなくて残念だ。
俺はこの間バラエティ番組で恋愛に奥手な奴は話しかけるのに半年かかると見て知ったのでどうかそんなことありませんようにと願っていた。
それから幾日も経たないうちに青年に運命の岐路が訪れた。
次話の前書きにこれまでの登場人物のプロフィールを書きます