東京喰種『蜘蛛』   作:BEBE

2 / 14
この話の前半に主人公の設定書いておきました。

それでは2話です。


工藤智樹

主人公設定

 

名前 工藤智樹

 

通称:『蜘蛛』

 

赫子:甲赫型

虫の脚のような細い形をしている黒い赫子を八本生やす。この姿から『蜘蛛』と呼ばれるようになり、マスクはそれに合わせて作った。この赫子には三つの関節があり、一定の方向にしか曲がらず、さらに殆ど伸ばすことが出来ないため少々扱いづらいが、その細さからは想像できないほどに硬く力強い。

また、甲赫型でありながら非常に素早く、赫子を刺すことにより、壁面も走れる。

 

特徴:快楽的に人間を殺す喰種、もしくは人間の犯罪者のみを狙って補食しており、人間に迷惑をかけないことを信条にしている。

喰種にしては嗅覚が利かず、人間のそれより少しマシといった程度。

霧島董香とはクラスメイトであるが、互いに喰種であることは知らない。

 

 

 

では、本編です。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

 

 

「トーカ様、課題を見せて下さい。」

「殺されたいの?」

 

 

工藤智樹は唯一と言っても過言ではない女友達(工藤がそう思っているだけかもしれないが)である霧島董香に瞬殺されていた。

 

 

「頼む!晩飯奢るから!」

 

 

だが、この男はその程度ではへこたれない。

 

 

「大体、アンタ男子の知り合いがいるでしょ。そいつらに頼めば?」

 

「俺の周り真面目に課題してくるやつなんているはずねえだろ。」

 

 

『類は友を呼ぶ』というのはこのことかもしれない。

 

 

「はあ、仕方ないわね、ほら。」

 

 

そう言って荒っぽく一枚のプリントを智樹に渡す。

 

 

「ああ、晩飯の話は別にいらないから。」

 

「マジで!サンキューさすがツンデレ「ぶっ殺すぞ」嘘ですごめんなさい。」

 

 

そう言って智樹は少し離れた自分の席へと逃げ帰った。

 

 

「何だかんだ言っても結局助けてあげるんだね。」

 

 

智樹と入れ替わりで董香に話しかけてきたのは董香の唯一の友達(やはり智樹は入っていなかった)である小坂依子だった。

 

 

「渡したのは前回の課題よ。今回のはこっち。」

 

 

そう言って董香は別のプリントを依子に見せた。

 

 

「うわー、ちょっとひどくないかな?」

 

「課題サボるほうが悪いのよ。」

 

 

こうして授業開始のチャイムが鳴った。

 

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

 

 

 

 

「チクショウ、トーカの野郎嵌めやがったな。」

 

 

勿論おもいっきり先生に怒られた。

文句を言おうとしたが、董香はすでに帰っていた。

智樹の完全敗北である。

だが、智樹は人間として過ごせるこの時間が気に入っていた。

 

先程のように、先生に叱られたり、男子で集まり下らない話で盛り上がったり、董香に辛辣な言葉をぶつけられたりする、そんな日常が好きだった。

 

だから、彼は人間を守る。

 

 

「さてと、もう少し暗くなったら殺るかな。」

 

 

ここからは喰種の時間だ。

 

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

 

 

 

 

ところ変わって、ここは20区にある喫茶店『あんていく』。

 

 

ここは喰種達の情報の交換場所でもある。

 

人間の客も来ることがあるが、今居る客は二人の喰種だけである。

 

 

「なあ、また『蜘蛛』が出たらしいな。」

 

 

一人の喰種が仲間に言った。

 

 

「らしいな。しかも今度殺られたのはあの『蟷螂』らしいぜ。」

 

「マジかよ!Sレートの喰種だぜ。」

 

「聞いた話じゃ『蜘蛛』の野郎はSSレートにあげられたらしい。」

 

「白鳩だけじゃなくて蜘蛛にも気を付けなきゃならねえのかよ。最悪だな。」

 

 

そう言ってその二人は店を出ていった。

 

 

「・・・・大分暴れてるみたいですね。」

 

 

董香はマスターである芳村に話しかけた。

 

 

「そうだね、だが蜘蛛は本当にただ暴れているだけなのかな?」

 

「どういうことですか?」

 

 

董香の質問に芳村は答える。

 

 

「蜘蛛が殺してきた喰種は皆かなり残虐な者たちだったらしい。おまけに、蜘蛛が食べる人間は犯罪者ばかりだ。」

 

「つまり、正義の味方気取りってことですか?」

 

「『蜘蛛』が何を考えているのかは、私達にはわからないがね。」

 

 

董香達がそんな話していると、別の客がやって来た。

 

 

「いらっしゃいませ。」

 

 

とりあえず、今すべきことは仕事である。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

 

 

 

真夜中の路地裏、神代利世は食事をしていた。

 

彼女は喰種である

 

今回も獲物は若い男性だ。

 

(うーん、ちょっと期待ハズレね。やっぱりそろそろあの子を食べようかしら。)

 

 

喰い殺された上に期待ハズレと言われては、この男性も散々なものだ。

 

すると、背後から自分に近づいて来る気配に気づいた。

 

 

「どちら様かしら?私、食事中なんだけど。」

 

 

リゼが振り向くと、そこには蜘蛛のマスクをした少年がいた。

 

 

「『大喰い』だな。あんたを殺しに来た!」

 

 

そう言い、少年は背中から八本の赫子を出す。

 

これより『大喰い』対『蜘蛛』、の大一番が始まる。

 

 

 

 

 

 




次回、『大喰い』戦開始です。

このSS初めてのちゃんとした戦闘シーンなので頑張ります。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。