インフィニット・ストラトス~竜の血を継ぐ者~   作:G大佐

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投稿が遅れて申し訳ありませんでした。
そろそろテストが近くなってきたので、更新速度が遅れるかもしれません。

戦闘シーン、少し不安です・・・。では、どうぞ!


10話 vs無人機

 突然乱入してきた謎のIS。しかし、様子がおかしい。ただのテロリストなら、すぐに一夏達に攻撃を仕掛けるはずだ。それなのに、動く気配が無い。まるで何かを探しているような・・・。

 

「みんな、大丈夫か!?」

「織斑先生から避難命令が出されましたわ!早く避難を!」

 

 ピットにいたはずの箒とセシリアが、みんなに避難を呼びかける。確かに、あのISは何をするか分からない。他の女子達が素早く避難を始める。

 

 すると、乱入者は俺を見つけた瞬間、バズーカ砲を展開して撃ってきた。

 

「ヤベっ!」

「「「キャァァァァァァ!」」」」

 

 幸い、観客を守るためのシールドで防がれたが・・・・シールドが飴細工のように溶けはじめている。もしかしてアイツ、観客席を狙ってるのか!?

 だとしたらヤバイ!シールドが完全に溶けてここまで侵入して来たら、避難している皆が大怪我・・・いや、死ぬ事だってありえる!

 俺は急いで、開放回線(オープンチャンネル)を開いて織斑先生へ繋ぐ。

 

〔私だ〕

「織斑先生。乱入者のやつ・・・観客席を狙ってるかもしれない!」

〔・・・そうか。現在、警備に当たっている先生達に協力を呼びかけている。増援が着くまでの間、織斑たちと時間を稼げ!ISの使用も許可する!〕

「了解!セシリア、行けるか?」

「当然ですわ。恐らく火力は向こうが上。畳み掛けましょう」

「真。私は・・・私は、どうすれば良い?」

「箒は、パニックになっている女子達を落ち着かせてやってくれ。あまりの展開に、呆然としてるやつもいるからな」

「分かった。・・・みんな、無事でいてくれよ」

 

 箒は、他の女子達にも声をかけて避難を進ませる。俺が一夏たちのもとへ行こうとすると、袖を引っ張られる感じがした。見ると本音が・・・不安そうな顔でこっちを見ていた。

 

「東風やん・・・怖いよぉ。行かないでよ、東風やん・・・」

「・・・本音」

 

 不安がる本音の頭を優しく撫でてあげる。これは俺が小さかった頃、夜が怖くて眠れない時に、母さんがよくやってくれた。これで心が落ち着いてくれると良いんだが・・・。

 

「・・・ふわわぁ~!?」

「落ち着いてくれたか?」

「う、うん」

「それじゃあ行ってくる。箒、本音を頼む」

「あっ・・・・」

 

 やれやれ・・・。幻想郷ではモンスターを相手によく戦ってたが、IS戦・・・それもこういう事態は初めてだ。

 だが、絶対に生きて帰ってやる。こんな所で死んだら、映姫さんにも怒られるしな。俺は溶かされたシールドの穴から入ると同時に、グラビオスを身に纏った。

 

 

 

 

 

 

 俺を察知した敵は、爪を伸ばして俺に襲い掛かってきた。橙色の鎌のような爪が、俺を真っ二つにしようと振り下ろされる。だが・・・

 

「効かねえよ!!」

 

 両腕をクロスして防御の体勢をとる。さすが、鎧竜グラビモスをモデルにしてるだけある。その防御力は半端ない。すると、一夏が後ろから、雪片弐型で敵を斬りつける。超グッジョブ。助かったわ。

 

「真!」

「俺は大丈夫だぜ、一夏。鎧竜を舐めんなよ?」

「一夏!それに東風谷!あいつ、何なのよ!?」

「分からん。今、セシリアが狙撃しつつ相手を確認している。俺達に出来る事は・・・時間稼ぎだ」

「分かった。ところで、鈴と真。俺・・・さっきアイツを斬って不思議に思ったんだ」

「何だ?言ってみろ」

「さっき雪片で斬ったんだけど・・・少しは痛がってもおかしくないのに、何も言わなかった」

「・・・ほう」

「恐らく、無人機だと思う」

「ありえないわよ!ISは、人が乗らないと動かせないのよ!?」

 

 その時、無人機(仮)がバズーカ砲を撃つ。俺達は急いで散開する。

 

「とにかく、敵であることは確かだ!観客席を狙わせるな!」

 

 さあて、どうしますかねぇ・・・。武装は恐らく、鎌のような爪と、バズーカ砲。

 あのバズーカ砲は要注意だな。あれをくらったら、恐らく装甲も溶かされるだろう。俺達がさっきまでいた所が硫酸をかけられたかのように煙を出しているのが、何よりの証拠だ。

 攻撃の隙を与えないために、凰がブレードの連結を解除して双剣のように振り回す。俺はカブレライトキャノンを展開し、貫通弾を装填する。

 こいつを使うのは、一か八かの賭けだ。これで相手の身体をぶち抜いて、もしも血が出なかったら無人機確定だ。しかし人が乗っていたら・・・俺は人を殺した事になる。

 

「凰!避けろ!」

「っ!」

 

 貫通弾が、相手の身体を貫いた。溢れてくるのは・・・オイルのようなもの。決まった。こいつは無人機だ。

 

「一夏!お前の勘は当たったぜ!」

「やっぱりな。だったら、手加減必要なしってことだな!」

「どうするの?無人機でも、あいつ相当硬いわよ。長期戦になるかもしれないわ」

「いや・・・零落白夜がある」

「一夏?」

「俺の零落白夜は、シールドエネルギーを消費する代わりに、相手のエネルギーを大きく削れるんだ。上手く当てられれば・・・倒せるかもしれない」

「・・・よし。俺がうまい具合に奴の動きを止める。その隙に二人で叩き込め!」

 

 普通に喋ってるように見えるが、相手の攻撃を避けながら話している。おかげで、アリーナは所々溶けている部分がある。これはヤバイかもな・・・。

 

 

 未だに増援部隊が来ない中、俺は攻撃を掻い潜りながら様子を伺っていた。凰は衝撃砲を放ち、一夏も少しは相手のエネルギーを減らそうと、雪片で斬りつけている。

 こっちはカブレライトキャノンに通常弾を装填する。相手の装甲はかなり硬いから貫通弾が有効かもしれないが、装填数やリロード時間を考えると、通常弾が良いかもしれない。

 ・・・よし、装填完了。くらいやがれ!

 

「・・・・ショット!」

《・・・・・・・・》

 

 あ、こっちに狙いをつけてきた。そしてこっちに向かって・・・って、かなり速くね!?なんで俺の時だけ勢いが強くなるんだよ!

 ヤバイヤバイ!振り下ろされた爪を砲身で受け止めようとするが、受け止めたと同時に横から斬られる。

 

「ガッ・・・!衝撃が半端ないな」

 

 ISには、絶対防御というのがある。操縦者の命を守るための機能らしいが、全てのダメージから守ることは出来ない。今の場合は、身体が真っ二つに斬られるのを防いでくれたが、衝撃は打ち消せなかった。

 しかも、今の攻撃でシールドエネルギーがかなり減った。これが底を尽いたら、ISは強制的に解除されてしまう。そしたら俺は危険な状況に置かれてしまう。

 

「武器が使えないなら、手足がある!」

 

 敵が接近し過ぎているせいで、キャノンを構えることが出来ない。だが、それなら蹴り倒すまでだ。

 今のはさすがに予想してなかったのか、無人機は蹴り飛ばされる。そこへ凰が、ブレードを構えつつ衝撃砲を連射する。砲撃で怯んでる隙に、俺と一夏で接近する。加速しながらファイアテンペストを展開、一気に攻撃だ!

 

「畳み掛けるぞ、一夏!」

「おう!」

「アタシも忘れてもらっちゃ困るわよ!」

 

 全員が近接武器で攻撃を仕掛ける。しかし、それがいけなかった。

 

《・・・・・ッ!》

「なにっ!?」

「ぐあっ!」

「キャアァァ!」

 

 無人機は突然立ち上がり、身体を軸にして爪を振り回した。刃が届く寸前だったから、避ける事ができない。俺達は吹き飛ばされる。

 そして、そんな俺達を嘲笑うかのように空を飛び、そのままタックルを仕掛けてくる無人機。

 

「全員・・・散開しろぉ!」

 

 俺達は、急いでその場から離れる。すると、凄まじい音と共に壁にめり込む無人機の姿が。

 ・・・あれ?今思うと、あんな感じのモンスターと戦ったことがあるような?

 

「一夏、今よ!」

「よっしゃ!うおおおぉぉぉぉ!」

 

 壁にめり込んだ隙を狙って、一夏が猛スピードで突っ込む。すると、徐々に雪片から光が発せられていく。おそらく、零落白夜が発動しているのだろう。壁から抜け出して体勢を立て直す無人機だが、時既に遅し。

 

《ッ!?》

「終わりだぁぁぁ!」

 

 零落白夜が命中すると、無人機が一気に弱々しくなった。脚がガクガクと震え、最後まで抵抗しようと爪を振り上げる。しかし、それは当たる事も無く、無人機はそのまま前のめりに倒れた。




実は、今回の無人機にはモデルがあるんです。何がモデルなのかは、後々明かすつもりですw

無人機戦を乗り越えたので、今度は・・・例の二人ですね。
では、次回もお楽しみに!
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