インフィニット・ストラトス~竜の血を継ぐ者~   作:G大佐

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東方竜人帳のリメイクばかりやっていて、こっちの投稿が遅れました。本当に申し訳ございません・・・。

新たなオリキャラ登場です。苗字で誰の子供か分かると思いますよw


14話 仲間との出会い

 ISの実習を終えて、俺は食堂で飯を食おうと思っていた。すると一夏が「皆で飯でも食わないか?」って誘ってきやがった。一夏よ、お前には乙女の勝負の審判という役目があるんだぜ?なんで俺まで誘うんだよ・・・。

 まあ、どんな勝負か見てみたい気持ちもあったし、断ることが出来なかった。仕方なく、俺は購買でパンを買って屋上へと向かった。そこにはすでに箒、鈴、セシリア、シャルル、一夏がいた。全員が輪になるように座って、それぞれの弁当を広げる。

 俺がジャムパンの封を開けようとすると、隣からゴゴゴゴという音が聞こえてきた。

 

「私の弁当は自信作だぞ、鈴。お前はタッパーだけだが良いのか?」

「ふっふっふ。確かに並大抵の料理だったら、あんたの方が有利かもね。でも、アタシはこれ一つで勝つ自信があるわ!」

「え、いや、二人とも・・・普通に仲良く・・・」

「「一夏は黙ってて(ろ)!」」

「あ、ハイ」

「東風谷くん。これって・・・」

「恋する乙女の戦いってやつだぜ、シャルル」

 

 弁当対決で燃えているからか、二人から般若と竜のオーラが見える。あまりの迫力に、セシリアやシャルルはドン引きだ。

 俺はオロオロしている一夏を眺めながら、もごもごとパンを頬張る。

 

「はい一夏、アンタの分」

「おぉ!酢豚だ!」

「今朝、早起きして作ったのよ。前に食べたいって言ってたでしょ?」

「い、一夏。私のも見てくれ」

「どれどれ・・・おぉ!これは凄いな!」

「ふっふっふ。食べ過ぎを控える為にも揚げ物は量を少なく、野菜類を少々多めにしたぞ」

「それじゃあ箒の弁当から・・・」

「はい、一夏」

「え?」

「あーん」

 

 ほう、鈴による「あーん」攻撃か。母さんもよく父さんにやってたな~。今もやってるんだろうな~。・・・うっ、ジャムパンが甘ったるく感じる。

 父さんやその知り合いの人たちは、「幻想郷の英雄」と呼ばれている。俺もその強さは知ってるし、何より勝ったためしがない。でも疑問に思うことがある。そんなに強いのに、どうして母さんにはデレデレなんだ!幻想郷にいた頃は、よく渋いお茶が甘くなっていた。そう感じるほどに仲が良いんだ。

 

「なっ!?り、鈴!」

「あら、早い者勝ちよ箒?はい、一夏」

「え・・・いや、皆が見てるし」

「い・い・か・ら!(むしろ見せ付けたいのよ、バーカ)」

「わ、分かったから押し付けるな!モグモグ・・・」

 

 鈴は期待に満ちた目で、一夏の返事を待つ。さぁ、果たして結果は!?

 

「・・・・うん。美味い。ほのかな酸味が、疲れを取ってくれそうだ」

「そう。それにしても、随分普通な感想ね?」

「いや、いきなり口に押し込まれても、なんて言ったら良いか分かんねえって」

「(ぐっ!ちょっと強引過ぎたかしら・・・)」

「さぁ一夏!次は私だ!自信作の唐揚げだ!さぁ、さぁ!」

「だから押し付けんなって!」

 

 お預けをくらって唸っていた箒が、ここぞとばかりに「私の料理を食べてアピール」をする。いやぁモテるって良いですねぇ。

 恋する乙女の戦いを眺めていると、屋上のドアが開いた。

 

「おや、先客がいました・・・か」

 

 入ってきたのは男。それも、このIS学園の制服を着ている。皆はいきなり聞こえた男子の声に振り返る。

 だが俺はこの声を知っている。俺はソイツに声をかける。

 

「転校生が誰かと思ったが・・・お前とは思わなかったぜ!相棒!」

「やはり・・・。お久しぶりです!真さん!」

 

 前髪で右目が隠れていて、少し細い体型。それでありながらどこか力を感じさせるこの男は・・・俺の幼馴染だ。

 

 

 

 

「紹介するぜ。コイツは俺の幼馴染の・・・」

「十六夜ミツルと申します。どうぞよろしく」

 

 全員が、相棒の存在に驚いている。しかし一番驚いているのは鈴の方だった。俺だってビックリしたよ。もう二度と会えないかと思ったんだからな。

 

「まさか、あんた達が知り合いだったなんてね~」

「いやはや、全くです」

「そういえば、十六夜って・・・」

「ミツルで構いませんよ。私はそのほうが慣れてますので」

「じゃあミツル。ミツルは、何がきっかけで動かせるようになったんだ?」

 

 一夏の質問に、全員が「そういえば」という視線で相棒を見る。俺も含めた6人の視線があるにもかかわらず、相棒は微笑んだままでその質問に答える。

 

「一夏さんや真さんの件以来、束さんも、男性もISを動かせるようにする研究を開始したんです。それでたまたま目をつけられたのが私でして・・・」

「なるほどな。いや~、また相棒と居られるなんて嬉しいぜ!」

「真さん、先ほどから相棒と呼んでいますが、何故相棒なのですか?」

「あ、それ僕も気になる」

 

 セシリアの質問に、シャルルも頷く。そういえば言ってなかったな。俺と相棒の関係を。

 

「俺と相棒は、父さん達の宴会に連れて行かれたときに知り合ったんだ。最初はギクシャクした感じだったんだが、小さい頃に二人でいじめっ子と喧嘩して以来、仲が良くなったのさ」

「それで真さんは、私のことを相棒と呼ぶようになったんです」

 

 この話は、半分が嘘だ。俺と相棒が初めて共闘したのは、寺子屋からの帰りにモンスターに襲われた時だ。しかも、ギクシャクどころか顔を合わせるたびに喧嘩をするほど仲が悪かった。

 喧嘩の理由はまぁ、そのぉ・・・。俺の父さんと相棒の父さん、どっちが強いかというくだらない物だったんだが。

 

「喧嘩ゆえに芽生えた友情、でしょうか」

「良いなぁ、そういう友達が居て。僕はほら・・・」

「あぁ、デュノアって確かラファールを開発してる会社だっけ?」

「そう。その事もあって、みんな遠慮した感じで話してくるんだ」

「だったら、ここで新しい友達を作れば良いじゃないですか」

「十六夜さんの言うとおりですわ。こうやって皆でお弁当を食べるのも何かの縁。よろしくお願い致しますわ」

 

 全員がシャルルに握手を求める。友情の証って奴だ。

 

「みんな・・・ありがとう!」

 

 シャルルは涙を浮かべている。良いねぇ、友情ってやつは・・・。すると、昼休み終了のチャイムが鳴った。教室へ戻らないとな。

 

「じゃあ戻るか?」

「ぐっ・・・。食いすぎて腹が・・・」

「早歩きで行けば問題ないと思うぞ」

「急ぐぜ、相棒!」

「はい!」

「セシリア、僕達も」

「お先に失礼!」

 

 全員が立ち上がって教室へ目指す。箒と鈴は一夏を介抱しながら、な?

 ちなみに二人の弁当対決は引き分けだそうだ。一夏の判断に、二人は渋々頷いていた。これは、二人の戦いは続きそうだな。

 

 だけど俺や相棒、一夏は知らなかったんだ。まさかアイツが・・・・。




リメイクの方に集中する為、こちらの投稿はかなり遅くなります。
どうか、ご了承ください。
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