そういえば、モンハンクロスに対して賛否両論があるみたいですね? 私は新しいモンスターと戦ってみたいので、楽しみにしてるんですが。
この話では、ラウラに対する真の意見がかなり辛辣です(多分)。ですが、ラウラアンチではありませんのでご了承ください!
相棒との再会から数日後。俺や一夏はアリーナで訓練をしていた。今日は土曜日で、午前中は普通に授業をして、午後からは完全な自由時間となっている。
今一夏は、シャルルから射撃の特徴を教えてもらっている。
「ええっと、一夏がオルコットさんや凰さんに勝てないのは、射撃の特製を把握しきれていないからなんだと思うな」
「そ、そうなのか? 真との模擬戦のときは、目線を見たりして避けてたりしてたんだが・・・」
「一夏。俺のはあくまで単発で発射してるから避ける事ができるんだ。セシリアはスナイパーライフルだからともかく、鈴の衝撃砲は連射も可能な武器だから、目線を探って避けてるうちに2発目をくらってしまうぜ?」
一夏のはブレードしかないからなぁ・・・。瞬時加速で詰め寄る事は可能だが、一直線になってしまうから避けられやすい。一夏は、ほとんど瞬時加速に頼って早く終わらせようとしてしまうのが欠点だな。
「せめて射撃武器が搭載できれば良いんだが、白式って拡張領域が空いてないんだっけ?」
「そうなんだよ。だから、追加武器・・・ええっと、
「多分、それは
シャルルが、また何か重要な事を言った。確か教科書に書いてあった気がする。確か・・・
「超必殺技!ってやつか?」
「う、うーん・・・。正確には、ISと操縦者との相性が最高になった時に発生する能力なんだけどね。でも、白式の零落白夜が唯一仕様なら、必殺技ってイメージがピンと来るかも」
「なるほど・・・。でも、確かその唯一仕様って第二形態になってから発動するんだろ? 俺の機体って・・・」
お、ちゃんと一夏も教科書の内容を覚えてた。そう。普通は第二形態からなんだが、どうやら一夏の白式は最初から使えているようだ。だとすると、この白式という存在はイレギュラーということになる。
さらに、シャルルによると、第二形態になっても発動しない事がほとんどらしい。それを補うかのように、各国特有の武器があるわけだ。セシリアのBIT兵器や、鈴の衝撃砲とかもそれなんだとか。うーむ・・・。ますます白式はイレギュラーっぽくなってるな。
『な、何故シャルルだと納得しているのだ・・・』
『やっぱり性別? 男同士だからこそ分かり合える何かがあるの?』
『私の説明のどこに不満が・・・』
あ、一夏の嫁二人とセシリアが項垂れている。そういえば3人は、一夏によく説明をしていたんだっけ。でもよぉ・・・。箒は擬音が多いし、鈴は大雑把すぎる。セシリアにいたっては細かすぎるんだよな。そんなんじゃ、理解できないと思うんだ。
いつか言ってやらなきゃいけないかねぇ・・・。そんなことを考えていると、向こうがやけに騒がしいのに気がついた。
『ウソでしょ? あれって・・・』
『ドイツの第三世代型だ』
『トライアル段階にあるはずだよ?』
見えたのは、巨大なレールカノンが特徴の黒い機体が居た。乗っているのは・・・ボーデヴィッヒだ。
「織斑一夏。私と戦え」
「嫌だよ。戦う理由が無い」
「(よく言ったぜ、一夏)」
「私にはある。貴様がいなければ、教官が大会二連覇を成し遂げる事ができたというのに、貴様のせいで・・・! だから私は、貴様の存在を認めない」
大会二連覇? そういえば、織斑先生は第二回IS世界大会・・・確か『モンド・グロッソ』の決勝戦を棄権したって束さんが言っていた。一夏が何者かに誘拐されて、それを助けたのが織斑先生なんだとか。コイツが一夏を恨んでいるのは、そのせいか。
だが・・・・・非っ常にくだらねぇ。そもそも、コイツが言っている事は、織斑先生の家族愛を否定する事と同じだ。言っている事が矛盾している。
「・・・・確かに、あの時俺に力があれば千冬姉が大会を棄権する事は無かった。だけど、それが俺とお前が戦う理由にはならない。ここには他の人たちもいるんだ。戦うなんてご免だ」
「そうか・・・ならば、戦わざるを得ないようにしてやる!」
そう言って、ボーデヴィッヒはレールカノンを・・・馬鹿かアイツ!? よりによって訓練生に向けやがった!
俺はすぐに瞬時加速を発動させて、訓練生を庇う。
「『グラビド・ヘッド』!」
「え!?」
刹那、機体に衝撃が走る。本当に撃ちやがったよ、コイツは・・・。ヘッドを展開してなかったら危なかったぜ。
すると、ボーデヴィッヒが俺を睨む。
「くっ! 東風谷! 邪魔をするな!」
「テメェ、頭脳が間抜けか? よりによって、無関係の訓練生を撃ちやがって!」
「これは私と織斑一夏の問題だ。部外者は関係ない」
・・・・やべぇ。そろそろ俺も我慢の限界だ。コイツは回りのことも考えない、とんだクソガキだ。
俺がぶち切れそうになったと思いきや、ボーデヴィッヒのレールカノンが、何者かによって撃たれた。そこには、61口径アサルトライフル・・・だっけ? それを手にしているシャルルの姿があった。
「ドイツの人間は、沸点が低いんだね。ビールだけじゃなくて頭もホットなのかな?」
「東風谷といい貴様といい、そんな旧型の機体で私の前に立ちふさがるとはな」
「未だに量産化の目処が立っていない新型よりはマシじゃない?」
何というか、この光景を見たことがある。どこだっけなぁ? ・・・あぁ、そうだ。小さい頃の、相棒と俺が喧嘩を始めるときと似てるんだった。
『そこの生徒、何をしている! 学年と所属クラス、名前を言え!』
げっ、担当の教師が放送をかけて来やがった。すると、ボーデヴィッヒは興が冷めたかのように、すぐさま立ち去っていった。やれやれ、本当に面倒くさいぜ・・・。
俺が自室に戻ると、ルームメイトの本音が迎えてくれた。あぁ、この笑顔は本当に癒されるぜ・・・。
「訓練はどうだった~?」
「最初は良かったんだけど、ボーデヴィッヒが乱入してきてなぁ・・・。危うく大喧嘩になるところだった」
「それはご愁傷様です~。よしよし~」
本音が、背伸びして俺の頭を撫でてきた。・・・結構恥ずかしいけど、なんか安心する。この子の動作一つ一つが、癒し効果を与えてるんじゃないだろうか?
苦笑いしながらお礼を言って、俺はベッドに横になる。そして枕元に置いてあった本を手に取る。本の名前は、「モンスター図鑑(仮)」。父さんと同じく幻想郷の英雄と呼ばれている、ナナシさんが書いた物だ。今まで出会ってきたモンスターの特徴や絵が書いてある。何で(仮)なんて付いているかと言うと、ナナシさん曰く、
『生物は、無限の可能性を秘めている。ちょこっと調べた程度で満足しているようじゃ、完全に大自然をなめているよ~』
・・・とのことだ。俺は、父さんたちが戦ってきた相手、モンスターに非常に興味がある。だから、この本を持ってきたわけだ。まぁ他人が見ても、何かのゲームの本だと思うかもしれないから、見られても大丈夫だろう。
「・・・・・ん?」
ふと、ある生き物のページで手が止まった。モンスターの名前は「アルセルタス」。俺と相棒で共闘する機会を与えた、結構デカい虫だ。
そいつの特徴は・・・緑色の甲殻に、橙色の鎌のような爪。これの特徴は本当に良く覚えている。何故なら、この間アリーナに突っ込んできた無人機の特徴が、それだったのだから。
「東風やん? どうしたの、そんなに難しい顔をして?」
「あ、いや。何でもないぜ。腹減ったな~ってな。アハハハ・・・」
「そういえば、もう5時くらいになるもんね~。今日は何を食べようかな~?」
何てこった! 特徴といい動きといい、あの無人機はアルセルタスと酷似してるじゃねえか。何で気付かなかったんだ、俺は!
だが、すぐに疑問が浮かび上がる。ISコアを作れるのは、束さんだけだという。無人機戦後、束さんが慌てて俺に電話してきたから、束さんが作った可能性は低い。じゃあ、一体誰が? そもそもアレは、本当にISコアで動いていたのか?
・・・駄目だ。あまりにも情報が少な過ぎる。俺が溜め息をついていると、ふとドアがノックされた。
「真! いるか!?」
「はいは~い、今出ますよ~っと。一夏、そんなに慌ててどうした?」
「実は、かなりヤバイ問題が起きたんだ。すぐに俺の部屋に来てくれ!」
「お、おう・・・」
あまりの勢いに、俺は一夏にズルズルと引きずられて行った。本音がハンカチを振っていたのが、俺への哀愁感を漂わせてしまった。
そして、そのまま部屋の中に入る。どうやら、一夏と箒は部屋をチェンジしたらしい。主に織斑先生によって。だから今はシャルルと同室らしいんだが・・・・
「嘘だろオイ・・・・・」
目の前には、シャルルが居た。しかし、おかしい点がある。それは、女性特有のふくらみを胸部に持っていること。
すなわち・・・・・・シャルルは女だったってことだ。
シャルルもといシャルロットの男装がバレました。また、真は無人機の正体に近づきつつあります。
次回は、シャルロットを男装させた理由が、原作とは少し異なります。真たちの敵が絡む予定です。
それでは、次回もどうかお楽しみに!