インフィニット・ストラトス~竜の血を継ぐ者~   作:G大佐

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三ヶ月間も空けてしまい、申し訳ありませんでしたぁぁぁ!

私も、もう受験に向けて活動しなければならなくなりました・・・。この話を投稿できる時間を見つけることが出来たのは、幸運です。これからもよろしくお願いします。


今回は、一夏の過去です。あくまで私の勝手な設定です。ご了承ください。では、どうぞ。


28話 一夏の目標って?

「ふぅ・・・。いい湯だ」

「今日一日の疲れが吹き飛びそうですねぇ」

 

 すっかり日が沈み、波の音が神秘的に聞こえる中、俺と相棒は温泉に浸かりながら星空を眺めていた。めちゃくちゃ美味い夕飯を食って、温泉に入れて・・・。顔はすっかり緩んじまってる。

 

「二人とも、美味そうに刺身を食べてたよな。おかげで俺も食いすぎちゃったよ」

「いやあ、生の魚なんて食べても大丈夫なのかって思ってたけどよ。いざ食ってみると美味いから、箸が止まらなくなっちまった」

「私達は加熱したものしか食べたことがありませんからね。とても新鮮な体験をさせていただきました」

「・・・・・あれ?」

「おぉ? 相棒が珍しくギャグを言ったぜ」

「え? 一夏さん? 真さん?」

 

 あ、相棒の奴・・・「新鮮な刺身」と「新鮮な体験」を掛けやがった。

 ククク・・・・駄目だ、口角が上がってしまう。普段はクールな相棒が天然ボケをかますなんてよぉ!

 

「あっはははははは!」

「ミ、ミツル・・・。お前・・・・あははは!」

「ちょっ!? 何を笑ってるんですか、二人とも!」

 

 こうして、相棒からお湯を思いっきりかけられるまで笑い声が響いた。

 

 

 

 

「なぁ、一夏は何か目標ってあんの?」

「え?」

 

 しばらくしてから、少しだけ気になったことを一夏に問いかける。最近、アリーナで一夏が凄い真剣な顔つきで、雪片で素振りをしているのを見かけることが多くなった。確かに、俺たち男子はISを動かす経験が少ないから、少しでもスムーズに動かせるようにしようと練習している。

 だけど、この間、箒から相談を受けた。一夏が凄い疲れた様子で帰ってきて、倒れこむように眠ることが多いってな。相棒から聞いた話では、鈴が一夏のために、元気になれるような料理を研究しているらしい。そういえば、シャルロットはアロマのカタログを眺めていたな・・・。

 

「お前が強くなろうとすることに、俺は反対はしねぇ。けどな、無茶しすぎてぶっ倒れたらどうする? 箒に鈴、シャルロット達はお前のことを心配してんだぞ」

「箒たちが?」

「えぇ。アリーナで練習する時、彼女たちは時々あなたの様子を伺ってるんですよ。どうして、そこまでムキになるのですか?」

 

 一夏は、俺たちの言葉を聞いて俯いてしまった。幼馴染やクラスメイトに心配をかけたことを、申し訳なく思ってるんだろうな。

 しばらく、静寂が続いた。髪を洗ってる間も、一夏は何も言おうとしない。もう一度湯船に入っても、黙ったままだ。・・・・いい加減にしないと、のぼせちまう。

 

「・・・俺たちはそろそろ上がるわ。悪い。いきなり変なこと聞いて」

「私も、言い過ぎました。申し訳ありません。ですが・・・私たちは仲間です。何か悩みがあったら、言ってくださいね」

「・・・・ごめん」

「気にすんなって。お前なりの理由があるんだろうよ。それじゃ、のぼせんなよ~」

 

 俺たちは、浴衣に着替えて、部屋へと戻った。

 

 

 

 

 

 

 

~一夏視点~

 

「マドカ・・・・・・。俺は・・・・・・・」

 

 二人が出て行った後、俺は「妹」の名前を呟いた。

 強くなりたい目標・・・。俺にはある。千冬姉を支えられるくらい強くなること。そのために、真やミツル、セシリアやラウラなどのライバルに勝つ。そして強くなって・・・マドカを取り戻す。

 

 第二回モンド・グロッソで、確かに誘拐された。でも、それは俺だけじゃない。俺よりも一つ下で、顔付きだけじゃなくて気が強いところが似ている妹。それがマドカだ。彼女も、俺と同じように誘拐されたんだ。

 当然抵抗しようとした。でも大人たちの力に負けてしまいそうだった。その時だ。マドカが誘拐犯の手を噛んで抜けだし、俺を掴んでいる手を引き離そうとしたんだ。

 でも、すぐに他の男たちに捕まってしまい、ハンカチみたいなので口と鼻を覆われて・・・。目が覚めたときは廃工場にいたけれど、マドかは見つからなかった。千冬姉が駆けつけたときも、そして、帰国の飛行機に乗るときも・・・

 

 あの時・・・あの時俺がもっと強かったら! 大人を振りほどけるほどの力があれば、マドカが攫われずに済んだのに! 千冬姉が泣くこともなかった!

 あいつ等に攫われてから、彼女がどうなったかは分からない。普通に銃を持つような連中だったから、おそらく・・・・。

 でも、もしも・・・。もしも彼女が生きているのならば、俺は絶対に取り戻す。いや、死んだとしていても、この日本へ連れて帰る。

 

「神様がいるとしたら・・・・。こんな弱っちい俺の願いも、聞いてくれるかな・・・」




一応、次回はどんな話にするかは決めています。ですが、前書きにもあったように、投稿するのが遅くなる可能性が高いです。
こんな駄目作者ですが、これからも、この作品をよろしくおねがいします。


では・・・次回もお楽しみに!
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