遊戯王 就活生の現実逃避録(物理)   作:〇坊主

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わかってはいたけど小説書くのがうまい人たちはすごい。

デュエル描写というものはここまで難しいものなんですね。

~修正~
モンスター効果を神の宣告で無効化するという意味不明なことをやらかしていたので修正しました。ご指摘ありがとうございました。
カード効果をしっかりと把握してないからこんなことをやらかしてしまうのや自分・・・

見返していたら確かにおかしな部分がありましたのでカウンター罠及び描写を修正しました。申し訳ありません。


8/26 追記
 ライフポイントの表示及びモンスターのステータス表記を統一しました。


1ターン目『嫁デッキ』

??? LP4000

 

   VS

 

モブ男 LP4000

 

 

「先行はいただいた!《闇魔界の戦士 ダークソード》を攻撃表示で召喚!」

 

 

 モブ男はデュエルが始まると同時にモンスターを召喚してきた。

 

 ふむ、先行ドローがないということはARC-Vの世界なのかな?

 

 

《闇魔界の戦士 ダークソード》

 ATK:1800

 DEF:1500

 

 

 ソリッドビジョンの力で実体化したダークソードは得物をこちらに向けて牽制する。

 正直かっこいい。遊戯王始めたてのころ、下級バニラで最強格だったからよくお世話になっていました。

「決まったぜ!」「これは勝ったな!」などと取り巻き達は言っているが正直そこまででもない。普通にある光景であるし、普通に返せるレベルだ。

 

 

「カードを1枚セット!ターンエンドだ!」

 

「俺のターン。ドロー!」

 

 

 手札を確認する。ふむ、悪くない。むしろ良い手札だ。

 だがまだ動くときではないな。

 

 

「魔法発動!《一時休戦》。互いに1枚カードをドローする。そして次の相手のターン終了時まで受けるダメージは互いに0だ。」

 

「フン!どうした?手札事故かよ、なさけねぇな。」

 

 

 挑発は無視し、カードを確認。

 うん。これなら次のターンで終わらせられそう。

 

 

「モンスターをセット!カードを1枚セットして、ターンエンドだ。」

 

「このターンでは仕留めきれねぇが、まぁいい。俺のターン!」

 

 

 モブ男はドローしたカードを確認すると笑みを浮かべた。

 このターンではアトランタルループレベルのことをされない限り負けはないが、何を引いたのか・・・。

 

 

「俺は手札からマジックカード 蛮族の饗宴LV5を発動!手札・墓地から戦士族レベル5モンスターを2体まで選んで特殊召喚するぜ!来い!バーバリアン1号!バーバリアン2号!」

 

 

《蛮族の狂宴LV5》

通常魔法

自分の手札・墓地から戦士族・レベル5モンスターを2体まで選んで特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、

このターンそのモンスターは攻撃できない。

 

 

 専用構築を組めばポンポンとランク5のエクシーズモンスターが出せる便利な魔法カードだ。

 氷結界で《FA-クリスタル・ゼロ・ランサー》を出すときによくお世話になっていました。

 

 

「この効果で特殊召喚したモンスターは効果が無効になり、さらに攻撃もできねぇがそんなことは関係ねぇ。俺は2体のモンスターをリリース!アドバンス召喚!」

 

 

 モブ男はエクシーズを使わないのか。どんなモンスターが出てくるのか・・・

 

 

「密林の奥地から巨木をなぎ倒し、現れるがいい。未開の王国に君臨する蛮族の王。《バーバリアン・キング》!」

 

《バーバリアン・キング》

 ATK:3000

 DEF:1100

 

 現れたのは先ほどのバーバリアン1号2号よりも遙かに大きく、威圧感がすごいモンスターだ。

 すげぇ、実体化するとこんなに迫力がでるのか。

 

 

「「「出た!兄貴のエースモンスター!!」」」

 

 

 自分達のボスがエースを召喚したことで取り巻き達は興奮しきっているようだ。

 少女はすごく不安そうにこちらを見ている。

 

 心配しなくてもいい。次のターンで返すさ。

 だけどさ、怯えないで今のうちに逃げていてもいいんだよ?

 

 

「このままてめぇのセットモンスターに攻撃!バーバリアン・プレス!」

 

「セットモンスターは《薔薇恋人》。このまま破壊される。」

 

 

 姿を現したのはドレスを纏ったかわいげな少女だ。

 しかしそのままバーバリアンの攻撃を受けて消えてしまった。

 

 なんだろう。某ゲームとかでありそうなシチュエーションだ。

 

 

「このまま攻撃してやりてぇが、ダメージを受けないならしかたねぇ。俺はカードをセットし、ターンエンド!」

 

「俺のターン。ドロー!」

 

 

 ドローしたカードを確認する。

 俺、カードに選ばれすぎぃ↑と言ってみたいが流石に空気を読む。

 

 

「俺はまず魔法カード《アームズ・ホール》を発動!このカードを発動するターンは通常召喚を行えない。デッキトップを墓地に送ることで俺のデッキ・墓地から装備魔法カード1枚を選んで手札に加える。」

 

「ハハハ!だがてめぇはもう召喚することができねぇじゃねぇか!俺のフィールド上モンスターの攻撃力の合計は4800!俺のターンでてめぇは終わりだ!」

 

「まぁ言ってな。効果処理を行うぞ。まずはデッキトップを墓地に送る。」

 

 

 送られたカードは《ローンファイア・ブロッサム》だった。

 ・・・すごく、強いです。

 

 

「そして手札に装備魔法《スーペルヴィス》を手札に加える。そして墓地の《薔薇恋人》の効果を発動!」

 

「何ィ!?墓地から効果を発動だとぉ!?」

 

 

《薔薇恋人》

「薔薇恋人」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):墓地のこのカードを除外して発動できる。

手札から植物族モンスター1体を特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン、

相手の罠カードの効果を受けない。

 

 

「《薔薇恋人》は墓地でこそ真価を発揮するモンスター!この効果で俺は手札からギガプラントを手札から特殊召喚する!」

 

 

《ギガプラント》

 ATK:2400

 DEF:1200

 

 

 そう宣言すると地面からうにょうにょと植物が生え、モンスターを形成した。

 見た目のせいでもあるが登場方法のせいで結構気持ち悪いな。クトゥルフとかに居そう。

 

 

「へ、なんだぁ?特殊召喚したと思ったら攻撃力たったの2400か?俺のダークソードは倒せても《バーバリアン・キング》は倒せねぇぜ!」

 

「落ち着け、まだ俺の行動は終わっていない。俺はさっき手札に加えた装備魔法《スーペルヴィス》をギガプラントに装備する。《スーペルヴィス》の効果により、《ギガプラント》は再度召喚扱いになる!」

 

 

 ギガプラントに目に見えるオーラのようなものが見えるようになった。

 おそらくこれが再度召喚として効果を発揮できるようになった合図なのだろう。

 

 

「再度召喚扱いだと?なんだそのモンスターは!?」

 

「知らないのか?まぁ珍しいものかもしれないな。こいつはデュアルモンスターと言ってフィールド・墓地にあるときは通常モンスターとして扱われるんだ。そして召喚権を使って再度召喚を行うか、今俺が使った《スーペルヴィス》を装備することで効果モンスターとして扱えるようになる。これである程度の準備は整ったな。おれは《ギガプラント》の効果を発動!手札・墓地の植物族または昆虫族モンスターを1体を選んで特殊召喚する。墓地より蘇れ!《ローンファイア・ブロッサム》!」

 

 

 俺がそう宣言するとギガプラントが呼応するかのように触手を地面に刺す。

 少ししてその触手を抜く。

 触手にローンファイア・ブロッサムが巻きつけられており、そのまま地面に置いた。

 

 ・・・・・・そういう方法で復活させるのか。

 もっとこう、植物っぽく生やすものかと思っていたよ。

 

 

「いつの間に墓地に・・・そうかさっきの《アームズ・ホール》で墓地に送りやがったな!」

 

 

 少し落胆しているとモブ男が叫んできた。

 まだデュエル中だ。続けなければ。

 

 

「・・・ご名答。そしてこれで準備が整った!」

 

「何?」

 

「俺のデッキのエース達をこのソリッドビジョンで生み出そうか!俺は《ローンファイア・ブロッサム》の効果を発動!このカードは自分フィールド上の植物モンスターをリリースして発動することが出来る。よって俺はローンファイアをリリース!そしてデッキからローンファイアを特殊召喚し、再び効果を発動!自身をリリースして三度来い!ローンファイア!」

 

 

 ローンファイア・ブロッサムが破裂して同じモンスターが現れ、また破裂を続ける。

 デッキからという範囲はあるが植物カテゴリーだけでなく、全体的なカードプールから見てもかなり強力な効果である。

 伊達に制限カードに入れられただけのことはある。

 

 

「そして3体目の《ローンファイア・ブロッサム》の効果を発動!」

 

 

 自分でも興奮しているのがわかる。突然起こったこととはいえ、モンスターの実体化だ。

 嫁デッキを回す楽しみが比例して倍になっていくのは当然だろう。

 

 ここはしっかりと口上言って召喚しよう。

 何故ならそのほうがテンションがあがるからだ。

 

 

「春を司る花姫よ、他の花々を守りて、災厄を祓わん!現れよ!《桜姫タレイア》!!」

 

 

《桜姫タレイア》

 ATK:2800

 DEF:1200

 

 

 ローンファイアが破裂すると同時に回りに桜吹雪が巻き起こる。

 その桜はまるで本物あるかのように辺りに舞い散り、綺麗な桜景色に変えた。

 興奮していた取り巻き達や怯えていた少女もこの景色に魅了されているようだ。

 

 

「・・・これがてめぇのエースモンスターか。」

 

 

 我に返ったモブ男がこちらを睨みながら聞いてくる。

 嘘を伝えるのもあれなので事実を教えようか。

 

 

「そのとおり。俺のデッキに存在するエースの一人。それが《桜姫タレイア》だ。」

 

「エースの一人・・・だと?」

 

「あぁ。だからまだまだいくぜ。俺は手札から《死者蘇生》を発動!墓地の《ローンファイア・ブロッサム》を特殊召喚!そして効果を発動!」

 

 

 手札も問題ない、タレイアを出しても何も無いところを見ると攻撃宣言時あたりに発動する防御札って所かな?そうとわかれば回してなんぼだ。

 

 

「夏を司る花姫よ、同胞を汚すものに裁きを下せ!《姫葵マリーナ》!!」

 

 

《姫葵マリーナ》

攻撃力2800

守備力1600

 

 マリーナが現れると向日葵が辺りに咲き始める。

 四季の移り代わりを表すかの如く桜が消え、向日葵畑が出来上がった。

 

 

「まだまだぁ!俺は手札から《増草剤》を2枚発動!このカードの効果を発動するターンは通常召喚を行えないがそれは関係ない!《増草剤》の効果で墓地に眠る《ローンファイア・ブロッサム》を2体特殊召喚する!」

 

 

 発動すると地面にスプレーをかけていく。

 すると地面からローンファイアが生えてきた。

 

 

「俺はそのまま2体の《ローンファイア・ブロッサム》をリリース!」

 

 

 宣言し、そのまま言葉を続ける。

 

 

「秋を司る花姫よ、弱者を守りて、強者を降せ!《紅姫チルビメ》!!」

 

《紅姫チルビメ》

 ATK:1800

 DEF:2800

 

 紅葉が舞う。召喚に合わせ、辺りの景色はすでに紅葉に変わっている。

 モンスターの召喚でここまで演出するとは凝ってるなぁ。

 だがまだ終わりではない。こいつで最後だ。

 

 

「冬を司る花姫よ、花々狙いし者に静粛なる鉄槌を!《椿姫ティタニアル》!!」

 

 

《椿姫ティタニアル》

 ATK:2800

 DEF:2600

 

 

 これで自分のフィールドには四季を司る姫とギガプラントがいることになる。

 満足したぜ・・・

 こんなに回したのは久しぶりだ。

 やっぱりええなぁ植物姫。このデッキ組んでよかった。

 相手を見るとすごく動揺しているようだ。

 

 

「い、一気に最上級のモンスターを4体も・・・だ、だが攻撃力は俺の《バーバリアン・キング》のほうが上だ!」

 

「残念だけどそれは違う。」

 

「何!?」

 

「《桜姫タレイア》は自分フィールドに存在する植物族モンスター1体につき100ポイント攻撃力をあげる永続効果がある。よって攻撃力は・・・」

 

 

《桜姫タレイア》

 ATK:2800→3300

 

 

「こ、攻撃力3300だとぉ!?」

 

「さて、バトルだ!まずは《ギガプラント》で《闇魔界の戦士 ダークソード》を攻撃!テイルウィップ!」

 

「ぐぉお!」

 

 

モブ男 LP4000→LP3400

 

 

「《桜姫タレイア》で《バーバリアン・キング》に攻撃!」

 

「させるかよぉ!トラップオープン!《バーバリアン・ハウリング》!このカードは自分フォールド上の戦士族モンスターが攻撃対象にされた時、または相手モンスターの効果の対象になった時に相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与え、そのモンスターを手札に戻す!俺は《桜姫タレイア》を選択する!2800のバーンダメージを食らいやがれ!」

 

 

 モブ男はトラップを展開する。

 だが、そのぐらいの罠は読めないとデュエルには勝てないよな。

 

 

「俺の姫を嘗めるなよ?《椿姫ティタニアル》の効果を発動!」

 

「何!?」

 

「《椿姫ティタニアル》はフィールド上のカードを対象にとる効果を発動したとき、自分フィールド上の植物族モンスターをリリースすることでその効果を無効にして破壊できる。俺は《ギガプラント》をリリースすることで、《バーバリアン・ハウリング》を無効にして破壊する!」

 

「やらせるかぁ!カウンタートラップ発動!《威風堂々》!その効果を無効にして破壊だぁ!」

 

 

《威風堂々》

バトルフェイズ中のみ発動する事ができる。

相手が発動した効果モンスターの効果を無効にし破壊する。

 

 

 ティタニアルの効果を止めさせるかのように暴風が襲い掛かる。

 がんばって防ごうと奮闘してるがそれ、カウンター罠だからどうがんばっても無理なんや・・・

 

 なので俺はこのカードを発動しておこうか。

 タレイアの効果で破壊されないとはいえ、無効化されると見栄えが悪いからね。仕方ないね。

 

 カードを発動するとあやしいおっさんが湧いて出てくる。

 状況を理解したのかおっさんはコインを相手に向かって投擲する。

 なんだろう、すごくシュールだ。

 

 

 バチィン!

 

 

 コインが暴風に当たるとそのまま消失した。

 

 

「な・・・に・・・?!」

 

 

 これには男も言葉が出ないのか。

 しっかりと説明しないとイカサマ扱いされるので説明しよう。

 

 

「悪いが俺もカードを発動した。カウンタートラップ《魔宮の賄賂》をね。これは相手が発動した魔法・トラップカードの発動を無効にして破壊する。ただし相手はカードを1枚ドローする。」

 

「な・・・な・・・」

 

「タレイアのバトルは継続だ!喰らいな!“桜花一閃”!」

 

 

 タレイアが片手を挙げ桜を集約させる。

 集約仕切った桜の塊を握り、そのまま振り下ろす。

 固まっていた桜が一気に放出され、辺り一帯に舞い散った。

 

 タレイアに握られているのは一振りの刀だ。

 その刀をバーバリアン・キングに向けるや否や――――

 

 

――――――――タレイアの姿が消える。

 

 

 実際に消えたわけではない。

 デュエルを中止しているわけでもなく、なによりもバトル中だ。

 ならばどこに消えたのか。

 その答えはすぐに訪れた。

 

 《バーバリアン・キング》が突如真っ二つに切り裂かれたのだ。

 その直後、自分フィールドにタレイアが現れたのだからしっかりとバトルを終わらせたのだろう。

 だけどね。演出の気合が入りすぎではないですかね?

 

 

「お、俺の・・・《バーバリアン・キング》が・・・ぐぁぁあ!」

 

 

モブ男 LP3400→LP3100

 

 

「これで終わりだ。残りの姫達でダイレクトアタック!」

 

「ぐぁあぁあああ!!」

 

 

モブ男 LP3100→1300→-1500→-4300

 

 

 相手のライフがしっかりと0以下になったことを確認する。

 

 

「うっし。俺の勝ちだな。」

 

 

 そうつぶやきつつ、俺は取り巻き達を追い払う。

 怯えていた少女は安心したようで腰が抜けたそうだ。

 いくらなんでも怯えすぎな気がしなくもないが、助けられてよかった。

 

 

「助けていただいて、ありがとうございます!」

 

 

「いいって。気にしなくていいよ。」

 

 

 そういって俺は元来た道へ戻ろうと振り返る。

 すばらしい緑が一面に広がっているのを確認した。おそらく公園だろう。

 明らかに自分が通ってきたはずの道が綺麗さっぱりになくなっていた。

 

 

 ・・・・・・あれぇ?道がないぞぉ?

 

 

「あ、あの!」

 

「・・・ん?」

 

「お名前を聞いてもいいですか?」

 

 少女が呼び止め、俺の名前を聞いてくる。

 普通だったら茶化すところだろうが、名前を言ってもいいだろう。

 

「九条 聡(くじょう さとる)だ。」

 

 顔を少し引きつらせながらそう名乗った。

 

 

 

 

  ◇◆◇◆

 

 

 

 

 彼がデュエルしている最中、とある場所で人が騒がしく動いていた。

 

 

「舞網東公園付近で非常に高い召喚エネルギーを複数感知しました!」

「監視カメラが近くにあるはずだ。監視カメラの映像はどうした?」

「突然カメラとの回線が繋がらなくなりました!応答しません!」

「なんだと!?どういうことだ!」

 

「落ち着け。」

 

 

「「「・・・ッ!社長!」」」

 

 

 一人の言葉で慌ただしかったのが嘘のように静かになった。

 

 

「召喚反応はどの系統だ?融合か?」

 

 赤いマフラーをした眼鏡をかけた男は冷静に今の現状を分析する。

 15歳という若さでプロ選定を受け、そのまま社長業をやり抜いている天才は最悪の事態を想定し、頭をフル回転させる。

 周囲にいる人を誘導し避難させつつ、いかに敵を撃退するか。その策を練るためにオペレーターに情報を求める。

 

 

「召喚反応は・・・融合でも、エクシーズでもありません!普通の・・・特殊召喚です!」

 

「何?・・・・・・わかった。すぐに向かわせろ。下手に刺激はするな。」

 

「了解しました!」

 

 

 指示を出した後、社長と呼ばれた男は椅子に座り思考を巡らした。

 

 

「これだけの高エネルギー反応・・・だが、他次元の召喚方法ではない・・・つまりスタンダード次元の者でそれほどの実力を持つ者が今まで身を潜めていた、ということか・・・。我々にとって、希望の刃となり得るか・・・選定を行わねばな。」

 

 

 自分が出した結論を確かめるべく、男はそのままカメラの映像が直るまで画面を凝視し続けた。

 




《九条 聡》(くじょう さとる)
21歳 気まま系男子 
今作の主人公です。気ままにいくポジティブがモットー。

植物姫を全員入れ込んだデッキをフェイバリットにしている。
勝敗ではなく、いかに姫を並べれるかに命を賭ける男。

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