「先程は、失礼致しました。」
っと先程、勢いよく扉を閉めた女性目の前で頭を下げていた。
「いえいえ、全然気にしてないんで大丈夫ですので、頭を上げてください。」
俺がそう言うと、目の前の女性は''すいません''と言いながら頭を上げた。
ブロンド色の髪が肩まで伸びていて、蒼色の瞳で外人の人だと思うが日本人に見えるほど違和感がなかった。
はっきり言って美少女だ。
しかし、この人は見覚えがある。確か森で助けてくれた人ッだったはず。
「それでは改めまして、私はエリーゼ・フラフトと申します。」
「はい、自分は黒羽 絢斗と申します。あの、エリーゼさん森では助けていただきありがとうございました。」
俺は、お礼を言って頭を下げた。この人と話しているとどうしてか緊張してしまう。
「いえ、あのウォルフが逃げてくれたお陰です。もし仲間を呼ばれていたら私も銃しか持っていなかったので危なかったですし。」
「ウォルフってあの自分を襲ってきた動物ですか?」
俺は聞きなれない名前を聞いて質問してみた。
そんな名前の動物なんて知らないし、しかも全身が紫の毛に覆われている上尻尾が2本もあるのは全く知らない。
「えっ、ウォルフを知らないんですか!あれはどこにでも生息しています。しかし、何故あなたは武器も持たずにルルスの森にいたんですか。あの森は凶暴な生物がたくさんいるのは常識です。」
ルルスの森って俺のいた森の事か。しかし何て言おう、いきなり森の中にいたなんて信じてくれなさそうだもんな。しかも、そんな非現実的なことを言ったら逆に怪しまれそう。
「ふふふっ、仕方ですよエリー。その人はこの世界の人間ではないですもの。」
俺が考えてると域なり声が聞こえた。誰だろうと見渡してみるとエリーゼさん以外誰もいない。
「えっ、リリどういう事?」
エリーゼさんもいきなりしゃべり始めた。
「この人の格好を見ておかしいと思わなかった?」
「確かに見たことのない格好して変だと思いましたが、いきなり倒れたんでそれどころじゃ無かったです。」
一体、誰と話してるんだ?
「ほらっ、彼がこっちを睨んでますよ。」
「へっ、あっすいません。」
どうやら忘れられていたようだ。
「いえ、大丈夫です。しかし、誰と話されていたのですか?」
俺が質問をしたらエリーゼさんはポカンとした。
「もしかして、精霊も知らないんですか?」
精霊?、今精霊って言ったのか?
「ええっ、知らないのですが。」
「本当ですか!今貴方の側にいますよ。」
っとエリーゼさんは俺の頭の上を指差した。
俺は恐る恐る顔を上げて見ると「こんにちは」と小さい光の中に羽がある少女がいた。
「うわぁ!」
俺はびっくりしてベットの縁に頭をぶつけた。
「痛てっ」
「すいません。」と言いながら少女が飛んできたと思うと、ぶつけたところが暖かくなり痛みが消えてった。
なんだと思ってると、「今のはリビトです。傷を癒す効果のある精術です。貴方の知ってそうな言葉で言うなら魔法ですね。」
魔法そんなものがあるはずっ、でも今目の前に妖精見たいのがいるし・・
「大丈夫ですか?」エリーゼさんも心配してくれた。
俺は「大丈夫です」と答えると、微笑んでくれた。
可愛いと素直に思ってしまう。
「彼女が、風の精霊のリーリスです。今の姿は分身の姿ですので本体は別の場所にいますも」
「驚かしてごめんなさい。風の精霊のリーリスです。皆さんからはリリと呼ばれていますので、リリと呼んでください。よろしくお願いします。」
丁寧にお辞儀をされたのでこちらも対応してしまう。
けど、どっかで見覚えがあるんだけど何処だっけな。
「エリー、
この人に直接話したいことがあるので私のところまで来てもらえませんか?」
「風の神殿にですか!しかし」
「大丈夫です」
「わかりました。リリがそういうのなら」
どうやらこれから風の神殿とかいうところに行くらしい。
俺の気持ちは無視ですか。
「それでは、クロバさん聞いての通り風の神殿に向かいますので、まだお身体の調子が悪いとは思いますが行きましょう。」
「ちょっと待ってください、行きなりすぎて何が何だか?
まず、ここはどこで、違う世界って言ってたけどどういう事ですか?」
俺はいろいろ聞きたかった。まず、今の時点であり得ないことだらけだ。訳がわからない。
「それは向かいながら説明致します。風の神殿の途中は危ないので武器を持っていきますので付いてきて下さい。」
武器ってなんかヤバそうな気しかしない。俺はどうなるんだ?