「ここが武器庫です。お好きな武器を選んで下さい。」
エリーゼさんに案内されて俺は今武器庫にいる。
槍やら剣やら銃など様々な武器がある。
「これ全部本物ですか!?」
「ええっ、最近は魔物が活発に活動いていますから、武器を持っていないと危ないですから。」
「魔物って、森で襲ってきた動物ですか?」
「そうです。元は大人しい動物だったのですが、最近になって闇の力が強力になり魔物化する動物が増えているんです。」
「闇の力?」
ここまで来て、さすがに驚かないが疑問に思うことが多い。
「それについては装備を整えながら説明致します。」
エリーゼさんは、そう言うと武器などを整え始めた。
俺も、武器を選ぼうとしたが自分が使えそうなのが刀かそれに似ている剣しかないのでそんなに時間がかからないと思ったが以外に種類がある。
「クロバさんも会いました、リリのような精霊がこの世界を作っています。」
選ぶのに迷ってるとエリーゼさんが説明し始めた。
「火水風光闇無の大精霊がいて、彼らは六大精霊といわれています。しかし、今から約千年前、闇の精霊が世界を自分の物にしようと力を使い心に潜む闇を増幅させ、操っていきました。それに対し他の大精霊は私たちに力を貸し協力して戦い闇の精霊を封印しました。」
「封印したんですか?倒したんじゃなくて?」
俺は疑問に思った。封印するより倒した方がこの先危険もないし安心して過ごせるのに。
「倒してしまうとこの世界のバランスが崩れてしまうので封印したそうです。敵とはいえ、この世界を作っているので倒すわけにいかなかったそうです。」
世界を作っている精霊か。
「けれど、最近になって封印が弱まっているのか闇の力が増幅しているようなんです。なので気をつけなければいけません。さて、準備は出来ましたか?」
俺は聞くのに集中していて何も選んでいなかった。
「はい、大丈夫です。」そういい、目に留まった刀を選んだ。
「刀ですか。珍しいですね。ほとんどの人が剣を選んでいるので。では行きましょうか。」
へーっと思いながら俺はエリーゼさんの後を着いてった。
「あっクロバさん、私の事はエリーと呼んでください。これから一緒に風の神殿に行きますし、堅苦しいのは苦手なので。」
エリーゼさんが笑顔でそう言うと、俺は焦った。今まであんまり異性と接していなかったし、会ったばかりの人を愛称で呼ぶのは少し抵抗があった。
けれどエリーゼさんは、まだ笑顔でこちらを見ている。
「では、エっエリー!」
俺は身体中が熱くなるのを感じていた。
そして「はい♪」とエリーが返事をしてくれると、俺は一層身体中が熱くなった。
「エっエリーも自分の事も呼びやすい呼び方で呼んでください。」
「うふふ♪そんなに堅くならなくていいですよ。友人と話す感覚でいいですよ。では、私もこれからは絢斗とお呼びしてもいいですか?」
「はい、全然大丈夫 ・・いいよ」
ぷ 少し時間が空いてお互いが笑った。
「では、行きましょうか。道中魔物が出るかもしれないので気をつけて下さい。」
気がつくともう玄関なのか大きな扉の前にいた。
魔物が出るかもと聞いたときは少し怖かったがそれより今はこの人といたいと何故か思った。
目の前の扉が開くと外は街の商店街見たいなところだった。